伝説の英雄たちは、特殊な力を備えた武器を持っています。ギリシャ神話のゼウスは雷霆(らいてい)、アーサー王は魔法の剣、トールはハンマー、そして孫悟空は如意棒。さて、孫悟空はどのように如意棒を手にしたのでしょうか。
『西遊記』によると、昔々、天地の精華を吸い取る花果山の頂に、一塊の仙石がありました。ある日この石が割れて、一匹の猿が出てきます。頭が良く、勇敢な猿でした。谷川の水源を見つけたら王様にすると言われ、この猿は滝壺に飛び込み水簾洞という住処を見つけたので美猴王(びこうおう)として崇められるようになりました。毎日ご馳走を食べ、楽しい日々を過ごしていました。
しかし、どんなに今が楽しくても生老病死から免れることはないと、美猴王はある時、人生のはかなさに襲われ、不老不死の技を求めて旅に出ます。
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