2024年4月11日、中国東北部の遼寧省沈陽市において、市民が市場で野菜を選んでいる (Photo by STR/AFP via Getty Images)
4月11日に中国国家統計局が公表した最新の経済データによれば、3月の中国の消費者物価指数(CPI)は僅かながらも増加したが、生産者物価指数(PPI)の下落が続き、デフレ圧力が再び強まる兆しを見せている。
中国国家統計局が4月11日に公表した報告書によれば、3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比でわずか0.1%の増加にとどまり、2月の0.7%増加から大幅に減速し、市場予測の0.4%にも届かなかったことが明らかになった。
さらに、生産者物価指数(PPI)は前年比で2.8%減少し、前月の2.7%減少からさらに下落が進み、2016年以降で最も長い低下傾向が続いており、18か月連続の下落となっている。
市場セグメントごとのデータ分析によれば、3月には衣料品、旅行、教育関連のコストが上昇した一方で、卵、青果、肉類は値下がりした。食品全体と酒・タバコの価格は前年と比べて1.4%の減少を見せ、消費者物価指数(CPI)の上昇を相殺する影響があったことが分かる。輸送関連の費用も前年比4.6%の減少を示し、デフレの圧力が増していることが伺える。
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