今なら「汚いことも思い切ってやってごらん。あとでいい気分になれるよ」って言えたのにと思いました。(bluet / PIXTA)
先日、別々の用件で来社した出版社のH部長さんと、某ホテルの総支配人だったKさんが再会を喜んでいたので、どこで接点があったのかと聞いてみると、鍵山秀三郎さんのお勉強会で一緒だったとのこと。
カー用品チェーン店「イエローハット」の創業者にして、『掃除の神様』と異名をとる鍵山秀三郎さんの「凡事徹底」はあまりにも有名です。1人でコツコツと社内外を掃除して、最初は見向きもしなかった社員も少しずつ参加するようになり、それに伴って業績を伸ばしていった人です。
はじめは、従業員のためにと、社内のトイレを自ら徹底的にきれいすることから始めたのです。そしてその鍵山さんに多くの人が賛同し、トイレ掃除研修のために、全国から教師や経営者が集まってきたのです。圧巻は、経営者を連れて中国に行き、現地の汚いトイレを素手で洗った時のことです。
大きなことなす前に、身の回りから整えよということです。一番簡単なようで、一番忘れがちなことである気がします。近年は、鍵山さんは「請求書の人生より、領収書の人生を」と提唱しているとH部長が教えてくれました。求めるばかりでなく、受けていることに感謝をするという意味の深い言葉です。そんな鍵山さんのことに触れて、ふとまた思い出したことがありました。
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