度重なる通信障害が単なる偶然ではなく、外国のサイバー攻撃によるものだったら?写真は都内で撮影。 (Photo by PHILIP FONG/AFP via Getty Images)
現代戦争では最前線で銃弾が飛び交う前に、まず「銃後」の国民生活に打撃を加えようとする戦略が実行されている。中国共産党がその最たる例であり、サイバー攻撃や世論戦、心理戦を繰り広げて相手国の内部を掻き乱す。
12月11日にKDDIでまたしても大規模な通信障害が発生した。「またしても」と書いたのは他でもない、昨年7月にもKDDIで大規模な通信障害が発生したからだ。昨年は、60時間以上という過去最長だったが、今回は3時間で復旧した。
60時間が3時間に短縮されたからといって、喜んでいる場合ではない。というのも昨年、通信障害が起きた後、「今後、繰り返されることのないよう徹底的な対策」がなされたはずなのに、再び同じような事象が起きた。起こるはずのない事象が起きたことは、事態の深刻さを物語る。
昨年も今回もサイバー攻撃によって引き起こされた証拠は見つかっていない。しかし、対策が十分なされていながら、同じ事象が引き起こされているのは、この事象が単なる事故ではなく人為的に引き起こされた事件なのではないかとの疑念を生じさせよう。
もとより日本のサイバー防衛は、極めて脆弱であり、優秀なサイバー戦士の手に掛れば、攻撃の痕跡すら見つけられない。従ってサイバー攻撃の証拠が見つからないからと言ってサイバー攻撃でないとは断定できない。また優秀なサイバー戦士は事故と見せかける技術にも長けており、事故と断定されても安心はできないのである。
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