東京大学理学部の研究チームが、リチウム電池を凌ぐと期待されるナトリウム電池とカリウム電池の改良に大きな突破口を見つけ出しました (tibagorou / PIXTA)
リチウム電池は、ナトリウム電池やカリウム電池とほぼ同時期に開発されました。ナトリウム電池とカリウム電池は、エネルギー密度が低いため、その開発はあまり期待されていませんでした。 今回、日本の研究者たちが、負極材としてハードカーボン(HC)と酸化亜鉛を使用し、電池のエネルギー密度の面で優れた性能を実現しました。
リチウムイオン電池に使われるリチウムは、希少金属で、採掘につれ埋蔵量がますます減っています。また、リチウムの採掘、精製、電池に加工する過程は、環境汚染を引き起こし、大量の淡水とエネルギーを消費します。これに対し、ナトリウムやカリウムは、リチウムよりも備蓄量が多く、入手しやすいため、次世代電池の主流として有望視されています。
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