人口統計学者やエコノミストによると、欧州各国が出生率を引き上げようとする試みは何年たっても成果を出していない。写真は人口統計に関する会議に出席するイタリアのメローニ首相(左)とローマ教皇フランシスコ。ローマで2023年5月撮影。提供写真(2024年 ロイター/Vatican Media)
Mark John Anne Kauranen Gergely Szakacs
[14日 ロイター] – フランスのマクロン大統領にとって、国家の活力を維持するにはより多くの子どもが生まれることが重要だ。イタリアのメローニ首相も、もっと多くの女性に出産を奨励することを政権の最優先課題に挙げている。
しかし、人口統計学者やエコノミストによると、欧州各国が出生率を引き上げようとする試みは何年たっても成果を出していない。そこで彼らが促すのは、少子高齢化が進む社会経済の現実を受け入れて、適切に対応するという発想の転換だ。
ワルシャワ大学で労働市場と家族の動きを研究してきたアンナ・マティシアク准教授は、中欧各国で「産めよ、増やせよ」の出産奨励政策がいつまでも目標を達成できていない状況を目にしており「出生率の向上は非常に難しい」と語る。
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