台湾の蔡英文総統は2月6日、新竹で旧正月前の軍隊の訓練を視察した(Photo by SAM YEH/AFP via Getty Images)
英国のシンクタンク、国際戦略研究所(IISS)は最新の報告書で、中国共産党は最近、ロシアとウクライナの戦争から教訓を得て、未来のインド太平洋地域での戦争が長引く消耗戦になることを予測し、「持久戦」への準備を進めていると指摘した。
ロシアとウクライナの戦争が2年目に突入しようというなか、IISSは13日に年次報告書『ミリタリー・バランス2024』を発表。世界170以上の国の軍事力を評価している。
報告書は、現在の世界の軍事・安全保障の特徴として、ロシアや中国など一部の国が「力こそ正義なり(Might is right)」と主張し、軍事力を積極的に利用して権力を拡大していると指摘。民主主義国家間の防衛協力のさらなる強化が求められていると主張した。
報告書の編集者、ロバート・ウォール研究員は発表会で、専制的な国家による軍事能力の近代化がロシアから中国へと移行していること、新型兵器の開発やミサイルサイロの建設が西側諸国の注目を集めていることを明らかにした。
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