試乗車種:
カワサキ: ZX-4R SE
車両型式:
8BL-ZX400P
エンジン型式:
ZX400PE
[エンジン諸元]:
水冷4スト並列4気筒
DOHC4バルブ[@1気筒]
総排気量:
399㏄
ボア×ストローク:
57.1㎜×39.1㎜
使用ガソリン:
ハイオク
圧縮比:
12.3:1
最高出力/最大トルク:
57㎾(77㎰)/14,500rpm
59㎾(80㎰)/14,500rpm[ラムエア加圧時]
39N·m(4.0㎏-m)/13,000rpm
[その他諸元]:
燃料タンク容量:
15㍑
全長×全幅×全高:
1,990㎜×765㎜×1,110㎜
ホイールベース/最低地上高:
1,380㎜/135㎜
シート高:
800㎜
装備重量:
190㎏
乾燥重量:
-㎏
最小回転半径:
2.6m
フレーム型式:
トレリス
キャスター角/トレール:
23°30'/97㎜
変速比:
①2.928-②2.055-③1.619-④1.333-⑤1.153-⑥1.037-
1次減速比/2次減速比:
2.029-/3.428-
タイヤサイズ:
前:120/70ZR17 M/C(58W)
後:160/70ZR17 M/C(69W)
メーカー希望小売価格(税込)/カラー:
¥1,122,000-
[Candy Plasma Blue×Matallic Flat Spark Black]
[Metallic Flat Spark Black×Metallic Matt Graphen Steel Grey]
続いで2台目の試乗は"ZX-4R SE"。2023年7月に"RR"ど同時デビューした。ベース車の"ZX-25R"用どご仕様変更した車体さ、新作4気筒のエンジンどご搭載。前ブレーキはダブルディスク化。フレームスライダー/スモークスクリーン/USB電源ポートは、"SE"ばり標準装備どなってらったりする。
このバイクの特徴は、何つったってその馬力さ有る。"中型"ども呼ばれるこのクラスは1980年代に一大ブームどご巻ぎ起ごして、その当時の最高出力だば"59㎰(400㏄)/45㎰(250㏄)"のスペックだがった。それがこのバイクだば"80㎰(ラムエア加圧時)"どご発揮するなだがら、興どご惹がれるっておんだ。
せば乗ってみるべが。ライディングポジションは前傾姿勢だども、シート高はそった高ぐねぐ、跨がり易がった。シート⇔ステップ間の高さだば、「SSモデルよかビャッコ高くなってらがや?」って思った位、膝の曲がりアンベは比較的楽だがった。
シート自体の座りアンベは若干固めだがったども、ミラーは視易ぐ視界も広ふて、取り付け位置も絶妙だがった。
エンジン始動。低めだアイドリングどご奏ででらサウンドどご聴ぎながら、先導役のスタッフさんど再度隊列どご組む。ギアどご1速さ入れで、3,000rpmでクラッチどご繋げでスタート。国道1号どご藤沢方面さ向がってすぐ[戸塚警察署交差点]どご左折、更に下り坂どご抜げて[戸塚警察署下交差点]どご左折して、国道1号(旧東海道)どご横浜方面さ向がう。
レスポンス鋭でなは当然だども、思ってらよかパワーの出方がキメ細けがった印象だがった。400㏄の排気量ばりあってトルクは比較的細っしぇがったども、思ってらよか粘ってら部分も在って「流石カワサキ」ど感心した。
回したエンジンの排気音も良い音ッコしてらなは勿論、クイックシフター含めだシフトペダルのチョシアンベも良ふて、400㏄の排気量どご忘れでしまう。個人的には早めだシフトアップで走っても良がべども、4,000rpm~5,000rpmでシフトアップして走った方が、元気良ぐ走ってけるべども思う。
[戸塚バスセンター前交差点]どご直進して県道22号線どの重複区間どご爆走、更にこの先で直進する[舞岡入口交差点]がらは、国道1号(旧東海道)さ戻る。
ハンドリングだば軽めでスッと切れでけるんたアンベだがった。それでも高速域の安定感もピタッとしてらんたふて、この二律背反どご上手ぐバランスさせでらんたぐも感じらえだ。
[不動坂交差点]どご左折して、国道1号(戸塚道路)どご藤沢方面さ向がう。
6速4,250rpmで75㎞/hの加速は、高回転型どトルク型のユニットの良アベだどご取りで仕上げらえでらんたぐ見えだ。これだばビャッコ、高速道路で走らせでみでぐなる。多分、印象はかなり変わってくるべども。
個人的には「トルクどごガッツリ太らせだ、2スト型の4ストエンジン」みでぐ思った。エンジンどごブン回してでっけ上り右コーナーどごクリアして、ストレートどごラストスパートで爆走、無事お店さゴールした。
このバイクは、既存の400㏄モデルどご更新させだ、パンチ力有る一台だど思う。ギターさ例えれば[ヘヴィメタの分厚い音ッコどご出せる"フェンダー: ストラトキャスター"]って言うエレキギターみでんた印象だがった。
この"ストラトキャスター"、本来の音色は"シャリッ"とした音ッコで、どっちがつったらアコースティックギターのそれさ近けがったりする。[ギブソン: レスポール]ど並んで、ロックギターどご習う際の基本的モデル·初心者さお薦めのギターどしても知られでら一本でもあったりする。「大型さステップアップする為のバイクだ」ど言われでら中型クラスだども、このバイクはそった意味で大型クラスの引き立て役どご払拭、且つ下克上した初の400㏄モデルだど。
オラだばこのバイクで[新作エレキギター/エレキベースの展示発表会]さ行ってみでぐ思う。楽器弾げる訳でねども、何た音色どご聴がせでけるがさは興味有ったりする。
楽曲だば"FURY/by Yngwie Malmsteen"が合ってらんたぐ思う。「ごしゃげだ(秋田弁訳:怒った)気持ぢさ身どご任せるな」って内容の歌詞ど、どす黒いごしゃげだ感情どご思わせる速やテンポのメロディーラインが絡まった楽曲さ、中型モデル顔負げのパワー感·トルク感どご武器にして走ってぐ、このバイクのキャラさ合ってらんたぐ思えだがらだ。
もしオメ方[逆襲のシャア]ならぬ[逆襲の400㏄]どご読みでなだば、はだまだ「パンチの効いだ中型モデルさ乗ってみで」ど思ってらなだば、して何より、「400㏄は大型モデルの引き立て役でしかねなだ」どが考えでらなだごったば、是非ともこのバイクさ乗ってみでけれ。
2ストどご思わせるパンチ力ど鋭でレスポンスどご持ったこのバイクさ関して言うなだば、下手だ大型モデルな食って仕舞うべど思う。その時はフランス·"devil"社製のフルエキゾーストシステムどごブッ込んでみでなども。
今回の試乗さ当たりまして、予約/受付/車輌貸出/コース先導して戴きました"カワサキプラザ横浜戸塚"店様、大変楽しませて戴きました事、この場を借りて御礼申し上げます。
有り難うございましたm(_ _)m