みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

英国王のスピーチ/吃音の治し方

2011-05-04 | コラム

「英国王のスピーチ」

    -----いい映画でした。

ジョージ6世の最後のスピーチの場面では、友人ともども泣いてしまいました。

物語はイギリスのエリザベス女王の父、ジョージ6世の実話。吃音障害があるためスピーチが苦手なジョージ6世が、言語療法士の助けを借りて障害を克服する話でした。ドイツナチスへの宣戦布告では、どもりを抑えた重厚なスピーチが、かえって英国民の心を打ったのです。

 

吃音には二つの要因があって、

一つは、心理的な要因。

もう一つは、顎関節周りの、骨格的な要因。


映画では、心理的な要因の克服が主なテーマでしたが、

骨格改善のための運動療法もチラリと見せてくれました。

------顔を左右に震わせて、下顎をゆるめる運動だとか、

-----床の上をごろごろ転がる運動だとか・・。


「うん、なるほど、なるほど・・。

でも、私だったら、もっと効果的に治せるんだけどなぁ」

って思いながら見てましたよ。

~~私だったら~~、

1首周りの頚椎の角度を治す。

2顎関節の不具合、特に下顎の角度や萎縮部をゆるめる。

3咬み合わせを修正する。

4舌の硬縮を修正する。

~~が、修正ポイントか、な。

(ジョージ6世が吃音に気づいたのは、4~5歳頃とか・・。とすると、吃音は出産時の問題と関わっていることが予想されます。また、国王は直立不動型の姿勢をとる方らしいので、骨格全体が硬くアソビが少ない体型と考えられます。・・治療には時間がかかることでしょう、ね・・・)


ジョージ6世の吃音障害の心理的な要因には、

王室内の奥深い事情も絡んでいて、

この映画では、王室という特殊性との葛藤もよく描かれていましたよ。




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