みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

「足の爪が食い込んで、痛い」という訴え

2014-09-14 | 体は不思議

=お知らせ=

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「足の爪が食い込んで痛い」の話題に入ります

 

話がやや脇道にそれますが・・、

錦織 圭さんが右足の親指に痛みを感じたのは、今年の2月頃からだそうで、

右足の拇指球に膿疱というのが溜まっていて、

8月4日に、膿疱を取り除く手術をしたとのこと。

----その3週間後に、、、、全米オープンテニスであの快挙。

~~ジョコビッチ選手とのラリー。大迫力でした ねー。

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錦織圭さんの場合は、右足の拇指球にできた膿疱の痛みでしたが、

Mさんの場合は、右足の爪の痛み、の訴えです。

今回のMさんの痛みは、今年3月のアクシデントに始まります。

 

① Mさんは、机を持ち上げようとした時、

机の上の天板が落ちて、右足の親指を直撃。

親指の小さな骨を骨折しました。

(この話は「足の親指を骨折しました」(3/16) ブログに書きました)

   


② その後、骨折した親指の爪に異変が現れ、

爪の中央から先が、剥がれて落ちてしまいました。

  

爪の甲は剥がれ落ちましたが、爪と皮膚の間にある 爪床(そうしょう)という組織は残っていて、

Mizが爪床に触れてみると、やわらかい硬さ(弾力性)がありましたね。

 

③ 今のMさんの症状はと言うと・・、

伸びてきた爪が、指の皮膚に食い込んできて、

「歩くと痛い。~~ 親指に体重がかかると、痛い」という訴えでした。

ずっと親指を浮かして歩いているので、「腰も痛くなった」そうです。

~~爪の下の皮膚から、血が滲んでいました。

 


「さあて、どうしたものか・・」

爪が食い込んで傷んだ皮膚を治療する仕事は、Miz のテリトリー外です。

Miz のテリトリーは、爪が皮膚に食い込むまないようにすること。

Mさんの親指をよく見ると、

血が滲んでいるのは、親指の内側です。(写真を拡大すると分かります)

これは、Mさんが歩いたり立ったりしている時、

親指の内側、下方向に爪の力がかかっている証拠と思われます

~~そのモデル図を、描いてみました。


では、親指の爪が食い込まないようにする方策ですが、

1重心(体の重み)が、親指の爪先にかからないようにする。

 =重心の位置を、かかとの方に移動する。

2親指の変形を修整する

=親指の内側に強くかかる力を、指の中央にかかるように施術する。

という1,2の方策が有効でしょう。


Mさんの場合、1の「かかと方へ重心を移動する」については、半伏臥運動という運動法で改善しました。

しかし問題は、2の変形した親指の改善です。

親指の傾きは、他の4本の指との相互問題があり、かかとや足首との関節の問題があるので、これらも含めて施術しなければなりません。

また、調べてみると、爪そのものの方向性が歪んでいるのです。

  (爪に関心のある方は、『新・美爪通信」をご参照下さい)

硬い爪の方向性を変えるのはタイヘンで、途中でギブアップしました。


施術時間が切れたので、

「パーフェクトには行きませんで、申し訳ありません」

と言いながら、Mizは作業を終了しましたが、、

Mさん、立ち上がって、歩いてみたりして、

「あ、でも、親指に食い込む感じがなくなりましたよ」

とフォローして下さいました。

ありがとうございます。

~~次の整体予約日まで、今の歩き方が続くといいけれど・・。

 


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