妊婦さんのNさんが、
切迫流産のため、お母さんに伴われての来室しました。
「ちょっと黒っぽいおりものがあって、お腹が張るので、産婦人科に行ったら、切迫流産という診断で・・」
「入院はしなくてもいいんですか」
「入院施設がないので、家で安静にするようにと言われて・・」
「今、妊娠何ヶ月ですか?」
「2ヶ月です。妊娠したのは10月・・。
不妊症だったので、体外受精で妊娠しました」とNさん。
切迫流産については、Miz は過去に数回の事例があって、
短時間の手技施術で、切迫流産の回避に成功しています。
「こんな簡単な方法で、切迫流産に対処できるのなら、
妊婦さんや、産婦人科の関係者に教えて上げたい!」と思ったのですが、、、
「自分の専門分野ではないし・・臨床例が数回では少なすぎるし・・」
という思いもあって、今日に至っています・・・。
これまで扱った妊婦さんは、妊娠6ヶ月以上で、
お腹も大きく膨らみ「胎児さんが落っこちそう」な感じでした。
しかし、今回のNさんは、妊娠2ヶ月。しかも体外受精。
Nさんの切迫流産には、これまでとは別の原因があるかもしれません。
(注:妊娠2ヶ月の切迫流産は、胎児に問題があるケースもあるとのこと)
「今まで通りの方法で、切迫流産に対処できるかしら・・・」
と、ちょっと疑問に思いながら・・・、
Nさんの体とお腹を触診してみると、
今までの妊婦さんの切迫流産と、同じ原因が認められました。
胎児の位置が、お腹の前下方(前方+下方)に下がっていたのです。
前下方に膨らんだお腹(胎児)を、妊婦さんの腹筋が支えきれず、
お腹が張って辛い状況、胎児が落ちそうな状況になっていたのでした。
しかも、Nさんの胎児の位置に問題があって、
胎児は、お腹の中央ではなく、やや左に位置しているようです。
これは、Nさんのお腹に捻れが生じている状況でしょう。
Nさんに胎児の位置をお尋ねすると、
「ええ、超音波で見たところでは、左の方でした」と。
「どうして分かるんですか?」とNさん。
「お腹を触ると『あ、ここに赤ちゃんが居る』って分かることがあるんですよ。ちょっと不思議なんだけど『あ、逆子だ』って分かって、治したことがあったわ」とMiz 。
「・・・・・・」
多分、こんなこと、信じられないよね。・・Miz だって自分の触感を信じていいのかなって思うもの。
Nさんの切迫流産のお腹には、
これまでの妊婦さんとは異なる異常が沢山あったので、
それを修整するのに、たっぷり40分はかかりました。
~~今回は、今までのように簡単ではなかった!~~
でも、最後にNさんのお腹を触診したところでは、
胎児の位置は、お腹のやや奥の方に引っ込んでいましたよ。・・よかったね。
整体が終わり、服を着替えたNさんは、
小さな待合室で待っていたお母さんに、
「お腹がね、楽になった。・・すごーく張ってて辛かったんだけど」
と言ってました。
~~その顔には、なんともホッとしたような表情があって・・、
きっと、自分の体の辛さへの思いは、胎児の命への思いでもあったのでしょうね。
それを見たら、Miz は、「この仕事、もう少し続けよう」って思いました。
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次回は、切迫流産についてのMiz の考えや、
切迫流産を回避するにはどうしたら良いか、などについて、
説明図を描いて、説明したいと思います。
~~説明図、うまく描けるといいけど・・・。
説明図って、作るのに時間がかかるんです。待ってて下さい~~~
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