みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

脳脊髄減少症に想う(10)----ドミノ倒し現象

2011-11-07 | 脳脊髄液減少症に想う

今、ギリシャの経済破綻が、

ヨーロッパ(→世界)を巻き込む台風の目になっています。

タイの大洪水が、タイに留まらず、世界企業に影響を及ぼそうとしています。

福島の原発事故も、その影響が日本全土におよんでいます。

 

このグローバル現象を目や耳にするたびに、私は、

「ああ、人の体も、同じだなぁ」と想うのです。

部分的な故障が、連鎖しつつ体全体に広がっていく現象に似ていると。

 

一つの体の故障が発端で、次々に症状が発生する現象を、

私は「ドミノ倒し現象」と言っています。

 

ドミノ碑を立て並べて、完成を目前にして

不意に一個のドミノ碑が倒れてしまう・・。すると、

次々に隣のドミノ碑が倒れ、連鎖的に多くのドミノ碑が倒れていく現象。

たった一個のドミノ碑が原因なのに、

それを元通りにするには、倒れた全てのドミノ碑を、

一つ一つ立て並べ直さなければならない・・。

 

脳脊髄減少症も、このドミノ倒し現象に似ているように思います。

K.A.さんの場合は、小学校の授業参観中に、生徒が振り回していた縦笛が頭に当たったという事故が原因で、その後数々の苦痛が始まりました。

「同じ空の下で」の著者は、中学の体育の授業中に、飛んできたボールが頭に当たり、それが原因で脳脊髄減少症に苦しみました。

また、顔のマッサージを受けたことが原因で、脳脊髄減少症に似た症状に苦悩んでおられる方、

一瞬の交通事故でむち打ち症になり、脳脊髄減少症の症状に苦しんでいる方もおられます。

 

ほんの些細な事故で、脳脊髄減少症になってしまう人もいる一方で、

格闘技などでは、ガンガン殴られたり、床にたたきつけられても、

サッカーで、相手と激しくぶつかったり、転倒したりしても、

間もなく回復して、いつもと変わらぬ日々を送っている人もいて・・。

~~この差は、いったい、どこにあるのでしょうか。

「筋肉を鍛えていれば、ならない」

「気を抜いている時の事故はなりやすい」

「ストッパーを体全体に張り巡らせることが大事」

~~それだけでは済まない問題のような気がします・・。

 

脳脊髄減少症に限らず、

病態を一発で治せるという、夢のような医療法があったらいいのに、ねっ!

・・・私が整体の仕事を始めた頃は、

その夢のような整体師になることが目標でした。

でも多くの経験を踏まえた今は、

ドミノ倒しで倒れた碑を、一つ一つ立て直していく術しかない、

~~全体像を見失うことなく・・、

と、想うようになっています。

 



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