みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

独語症のTさんの舌の話、再話

2012-09-07 | 独語症 , 舌

昨年の11月に、「独語症のTさんの舌」の話を書きました。

独語症のTさんの舌に触れたとき、Miz の指が遭遇したこと、

それは、Tさんの舌が鳥が羽ばたくように激しく上下するという、

異様な動きとの遭遇でした。

その激しい舌の動きは、強烈な印象として残りました。

独語症の人の舌は、自分の意志とは関係なく動くのだろうか、と、

そのとき感じたのでした。

 

2ヶ月前の7月に、Tさんのご主人から、

「独語症が再発している」と報告がありました。

数年前の独語症の時は、整体中にも大声で怒鳴ったり独り言を言ったりしていましたが、

今回はまだ初期段階なのか、独り言は聞かれませんでした。

しかし、もしかしたら今回も、

Tさんの舌に異様な動きが出ているかもしれない~~・・・、

それは、関心のあるところでした。

 

Tさんの舌に、人差し指を当ててみました。

予想に反して、Tさんの舌は異様な動きは見せませんでした。

・・・・前回とはちがう。おとなしい。

しかし、普通とは異なる様相がありました。

舌の根本が、浮いているのです。

・・・上あげの奥の方に、舌が浮き上がっていました。

 

もしや、この舌の変位と独語症には、

何らかの因果関係があるだろうか?・・と疑問に思いつつ。

 

Tさんは、その後、2回ほどMiz 整体室に来室しました。

私は、主に首の角度や下顎や歯ぐきの整体を行いました。


Tさんは、8月に急に食欲が無くなり、1ヶ月、入院しました。

そして一昨日、

Tさんが再び、Miz 整体室に顔を見せました。

 入院のお陰でしょうか、

「独語症は出なくなった」とご主人は言います。


「入院中は、どういう治療を受けたのですか?」

「食事療法で、あとは寝ていました。お薬は変わりません」

 

ちなみに、Tさんの舌を確かめさせてもらいました。

2ヶ月前は、Tさんの舌の根本が、浮いていました。~~上あげの奥の方で。

・・その時、Tさんは独語症で独り言を発していました。

しかし今は、Tさんの舌は浮いてなく、ふつうの位置にありました。

・・今は、Tさんの独語症は出ていません。

 

もしかしたら、

独語症と舌の間には、何らかの因果関係があるんじゃないかなぁ、

と考えていた、、、、丁度そのとき、

舌と独語症を関連付けるような、興味深い事例に出会いました。

 

              次回に つづきます

 



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