昨年の11月に、「独語症のTさんの舌」の話を書きました。
独語症のTさんの舌に触れたとき、Miz の指が遭遇したこと、
それは、Tさんの舌が鳥が羽ばたくように激しく上下するという、
異様な動きとの遭遇でした。
その激しい舌の動きは、強烈な印象として残りました。
独語症の人の舌は、自分の意志とは関係なく動くのだろうか、と、
そのとき感じたのでした。
2ヶ月前の7月に、Tさんのご主人から、
「独語症が再発している」と報告がありました。
数年前の独語症の時は、整体中にも大声で怒鳴ったり独り言を言ったりしていましたが、
今回はまだ初期段階なのか、独り言は聞かれませんでした。
しかし、もしかしたら今回も、
Tさんの舌に異様な動きが出ているかもしれない~~・・・、
それは、関心のあるところでした。
Tさんの舌に、人差し指を当ててみました。
予想に反して、Tさんの舌は異様な動きは見せませんでした。
・・・・前回とはちがう。おとなしい。
しかし、普通とは異なる様相がありました。
舌の根本が、浮いているのです。
・・・上あげの奥の方に、舌が浮き上がっていました。
もしや、この舌の変位と独語症には、
何らかの因果関係があるだろうか?・・と疑問に思いつつ。
Tさんは、その後、2回ほどMiz 整体室に来室しました。
私は、主に首の角度や下顎や歯ぐきの整体を行いました。
Tさんは、8月に急に食欲が無くなり、1ヶ月、入院しました。
そして一昨日、
Tさんが再び、Miz 整体室に顔を見せました。
入院のお陰でしょうか、
「独語症は出なくなった」とご主人は言います。
「入院中は、どういう治療を受けたのですか?」
「食事療法で、あとは寝ていました。お薬は変わりません」
ちなみに、Tさんの舌を確かめさせてもらいました。
2ヶ月前は、Tさんの舌の根本が、浮いていました。~~上あげの奥の方で。
・・その時、Tさんは独語症で独り言を発していました。
しかし今は、Tさんの舌は浮いてなく、ふつうの位置にありました。
・・今は、Tさんの独語症は出ていません。
もしかしたら、
独語症と舌の間には、何らかの因果関係があるんじゃないかなぁ、
と考えていた、、、、丁度そのとき、
舌と独語症を関連付けるような、興味深い事例に出会いました。
次回に つづきます
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