神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

神様の世界史 ユダヤ系預言者エジプトへ。

2024-11-08 03:20:18 | 中近東
こんにちは、ファーティマ松本です。

前回は、ユーセフさん(平安あれ)がとても安い値段で売られてしまったことについて
ダラダラーっと書いてみました。
今回は、そのユーセフさんが売られた先について考えていこうと思います。

ユーセフさんが、お父さんのヤーコーブさんと一緒に暮らしていたのは、今のパレスチナ、ヨルダン、シリア方面です。
そして、井戸から救い出され売られた先が、現在のエジプトになります。

エジプトですよ、エジプト!
ユダヤ人であるユーセフさんが、エジプトに移った、、、、。
ユダヤ人とエジプトと言って思い出すのは、あのファラオ王によるユダヤ人の奴隷化政策。
ユーセフさんがエジプトに連れて来られたというのは、
ユダヤ人がエジプトで、奴隷化される最初の一歩の始まり、ということです。
興味深くなってきましたねえ!

そして、もう一つ興味深いのは、
エジプトに連れて来られたユーセフさんは、その後監獄に入れられたり、大変辛い思いをされるのですが、なんと!
結局、最後はエジプトで大きな権力を手に入れるのです。
その権力とは、エジプトの財政を担う役職。
財政、つまり、お金、ですよ!
ユダヤ人とお金がなんかくっついた感じがして、個人的にはとても興味深い物を感じます。

しかし、どうして神様は、ユーセフさんというか、ユダヤ人をエジプトに連れて来られたのでしょうか。
奴隷にされるのが分かっていながら。
これまた、興味深いですよねえ。

私個人の考えではありますが、(本当の理由は、全く分かりません。)
やはり、、、、(前回も同じ様なことを書きましたが)
この世ってそういう所なんですよね。
どういう所かって、つまり
100%、ハッピー、ルンルンの場所では決してないということです。
神様はこの世を、その様にお創りにはならなかったということです。

では、どういう所かと言うと(前回とは少し違った目線)
天国に入るための予備期間、といった感じでしょうか。

天国というのは、きれいな所です。
ゴミ一つ無くきれいであるのはもちろん、そこに住む人達もきれいでなくてはならないのです。
身も心もであります。
しかし、人間というのは、悲しいことに、何だかんだと間違いを犯してしまいます。
また、過去の失敗から大した学びをせず、同じ過ちを繰り返したり、、、しちゃうんですよね。
そんな懲りない人間、または悪いことがやめられない人間をどうやってきれいにすれば良いのでしょう?
きれいにする方法の一つが、困難を与える事、なんですよね。(汗)

金や銀の様な鉱物をきれいにする方法ってご存知でしょうか。
あれって、貴金属を高温で溶かすんですよね。
で、不純物って軽いから金属の上に浮かび上がるそうです。
または下に沈むので、取り除きやすくなるそうです。

私達の悪事というのも、こんな感じで、困難という熱さを用いて溶かしてくれているのです。
ただ神様はお優しいので、私達が立ち上がれなくなるほどの困難は、お与えにはなりません。
個人の強さによって、困難の強さを変えてくださっています。
困難は私達を叩きのめすためにあるのではなく、あくまでも罪を消すため、つまり、私達のためにある物なんです。

神様は好きな人間には、テスト(困難)を与える、とおっしゃっている位です。

では、それがユダヤ人と何の関係があるんだ?と言うと
これからユダヤ人達は、エジプトでものすごい困難に会うわけです。
がしかし、奴隷生活という困難をお与えになることにより、
彼らの罪を消し、なおかつ天国での彼らの位置を高められる事になります。

「まあ、それって来世での問題でしょ、来世がなかったらどうするんだ。」
と、来世を信じない人には分かりづらい救済でしょう。
しかし、神様は現世においても、ちゃんと救済の処置をとってくれました。
それが、ムーサ(モーゼス)さんですね。
ムーサさんのお話は、また後日になりますが、ユダヤ人達は、
ムーサさんと共にエジプトを紅海を渡って脱出しました。
後ろから来るファラオの軍隊に追いつかれそうになりながらも、なんとか逃げ切ることができたのです。

逃げたユダヤ人達に対し、神様はこの様におっしゃいました。
「もし、感謝をするなら、われは必ず貴方がたに対する恩恵を増すであろう。
 だがもし、恩恵を忘れるならば、我が懲罰は本当に厳しい物になる。」
(イブラヒーム章ー7)

ユダヤの民にしてみれば、奴隷にはされるし、死にもの狂いでエジプトから海を渡って逃げてきたし、逃げてきた先では、食べ物もないし、
「もう!なんでこんなに大変な思いをせにゃならん。」
と思っている最中であったかもしれません。
しかし、神様は彼らに忍耐しろではなく、「感謝しろ」とおっしゃるわけです。
興味深いですよねえ。

辛い思いをしている時、感謝の気持ちを持つのは難しい事です。
ついつい辛いことに目が行ってしまい、文句は絶え間なく口から出てくる割に、感謝の言葉なんてなかなか出てきません。
しかし大抵の場合、辛い事、大変なことがある一方、たくさんの恵まれていることってあるはずなんですよね。
健康面に問題が合っても、家族は仲良くやっている、とか。
お金がなくても、健康には恵まれている、とか。
そうやって、恵まれている事、上手く行っている事に目を向けると、
「あ~、こんなにも私の人生って素晴らしい事でいっぱいなんだ」
と、心が満たされるのではないでしょうか。

ですから、辛い時こそ、感謝なのです。
人生の困難という一大事に直面した時こそ、感謝です。

感謝をすれば、神様が恩恵を増すと約束されています。
神様は約束を破りません。
ですから、辛い時、大変な時こそ、感謝をしましょう!

次回、また詳しくユダヤ人問題について考えて生きたいとオミジャます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!


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