神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

慈悲深いとは?

2019-08-30 00:04:46 | イスラム教
やらねばならないことに
熱意を持って取り組むべき。
人間として、まずやるべきことは
「神を崇拝すること」である。
ということを先週は書いてみました。



神様がどんなお方であるのか。
それを一番よく表してくれるのがこの言葉!
「ラハマ(慈悲)」です。
この言葉を語幹とし、色々な言葉に派生させながら
神様がいかに慈悲深いお方であるのか、
それをクルアーンは教えてくれています。
その数 ナント500箇所以上だそうです。
びっくりですよね。

ところで
「慈悲」と日本語で言った時
誰を、または何をイメージしますか。
正直、あまりぴーんとこない感じ、、ありませんか?
「慈悲」っていう言葉、あんまり使いませんよね〜。
(私だけかしら、ぴーんとこないのって!?)


では
私のように「慈悲」とか「慈悲深い」という言葉にどうも
ぴーんと反応できない人のために
「ラハマ(慈悲)」とは一体どんな意味であるのか
という事を考えてみたいと思います。

ラハマとは、
「相手に何の見返りも求めず
 ただ純粋に相手のためを思って与える事。」
また
「相手を心から思い、その人のために色々としてあげること。
 世話をすること。」

らしいです。

この定義を前提に考えると
ラハマとは、まさしく「お母さんと赤ちゃんの関係!」
のようではありませんか。


赤ちゃんって、見た目とっても可愛いんですけど
あれがなかなか厄介な存在でありまして、、、
産後弱っているお母さんを、
「そんなこと知らんがな」とばかり、
ものすごくこき使うんです。
夜中に何度も起こすのなんて、フツー、フツー。
(まあ、すぐに寝てくれれば、起きてくれちゃってもいいんですけど、、)
一度起きたら絶対に寝ない、という赤ちゃんだってたくさんいます。
まあ、起きてても泣かなければいいんです、静かにしていてくれれば。
でもずーっと泣きづつける赤ちゃんてのもいるんです。

我が家は、7人も赤ちゃんがいましたからね。
いろんなのがいました。
ずーっと泣いている、夜中絶対に寝ないというのが一番大変だったかな。
こっちは眠くて眠くてしょうがないんですけど、まあ、仕方ないですね。
抱っこしたり、おっぱいあげたり、オムツを替えたり、お風呂に入れてみたり、と
いろいろやるわけであります。
そして、
そんなことをしている間ずっと、
「どうしたのかなあ、どっか悪いのかなあ」とものすごく心配するわけですよ。

「これこそ慈悲の行為!!」

なーんてことを書くと
いかに私が慈悲深い人間かと思われそうですが、
実は、、、決してそうではなく(汗)
主人の弟の子を3ヶ月くらい預かったことがありまして、、、
いやー、あの頃にものすごく感じました。
自分の子供を世話している時と他人の子供を世話している時の心の温度差。
本当にびっくりするぐらい、違うんですよ。(ヤバかったー)

本当の慈悲の人であったら、自分の子供だろうと、他人の子供だろうと
心から慈しんで、その子のためにいろいろな世話をすることができるはずですからね。

神様は人間に対し、この「慈悲の心」で接してくれています。

面白いことに
「ラハマ」とはアラビア語で「子宮」を意味する言葉なんです。

確かに子宮というのは、胎児にとって安楽の場所。
お母さんがどれだけつわりで辛い思いをしていようと、自分に必要な栄養はしっかりととって
大きくなっていきます。
お腹が大きくなって、お母さんはもう腰は痛い、苦しい、夜は寝られないなど大変な思いをしていても
やはり、そんなのお構いなしにドンドン大きくなっていく。
子宮は、まさしく
相手のため、胎児のために存在している慈悲そのものなのです。

神様もこうおっしゃっています。

「私はアルラハマーン(神様の御名前の一つ)である。私はラハマ(子宮)を創り、自分の名前の元とした。
 故に、それ(家族の繋がり)を大切にする者は、私もその者を大切にしよう。
 そして、それを断ち切る者を私も断ち切るであろう。」

家族の繋がりを保持することの大切さを教えてくれていますが、
このことについては、またいつか。

来週は、
いかに神様が慈悲深いか
について、考えていきたいと思います。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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