秋葉原にあった交通博物館。子どもの頃からよく行ったものだった。そんな頃からあったのだから建物は老朽化、一昨年交通博物館の機能は停止され、大宮に新たな博物館が建設された。
それが去年開館した鉄道博物館。なんと「鉄道博物館駅」まで存在する。JR東日本の力こぶを感じる。
オープン当初はものすごい混雑が報道されていたけれど、そろそろほとぼりも冷めた頃だし、平日の昼間だし、などとたかをくくっていたら、あにはからんや、博物館の駐車場にはたくさんの車、観光バスがひしめいている。ツアー客も多いし、外国からのお客さんも多い。
ジオラマを見るためには30分以上も並ばなければならない。どこに行っても長蛇の列。
見渡す限り、テツにテツ子、テツ爺、テツ婆、テツ坊、テツ嬢、すごい人出だ。
貴重なSLなどの展示もあるが、ぼくにはピンと来ない。世代的にSLと物語を共有していないからだ。なにしろ今までSLに乗ったのは(乗った、と言えるかどうか)、京都の梅小路公園での1度きり(往復1km)。
その代わり、大きく反応したのがこれ。
だって、この形の電車、乗ったもん。こういう前がとがった特急が徐々に姿を消していく時代がぼくの小学校時代だった。テツの友達と一緒に上野に見に行ったりしたものだ。
懐かしい。上の世代がSLを見て思う感覚がこれなのかな、とも思う。
今では電光掲示板に取って代わられたけれど、上野に行くと、こういうのがずらーっとぶら下がってたんだ。懐かしいぞ、猛烈に。
ここで駅弁を売っている。
後ろには鉄道車両が。そう、あの車両の中で駅弁を食べて旅気分を味わえる。エア旅(飛行機での旅みたいだな、それじゃ)満喫。