毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

荒川水管橋

2009年09月21日 23時29分32秒 | らくがき


 足が攣る夢を見た翌朝、本当に足が攣っていた。ふくらはぎが痛くて、歩くのもいっぱいいっぱい。でも、自転車には乗れるだろう。
 こないだBBを掃除したら、ものすごく快適になった。なんでこんなとこにこんなにいろんなものが? ゴミやホコリ、落ち武者の腕とか、さまざまなものを吐き出し、グリス塗ったら新品みたい。ああ、初めてこの自転車に乗ったときはこんな感じだったんだ、と改めて実感する。
 気が付くと熊谷まで70km走ってる。どうしよう? 別に熊谷に用事はない。とりあえず近くにあったサティのフードコートでラーメンを食べる。ふと見上げると目の前が化粧品売り場。一度でも化粧品売り場に足を運んだ方ならご存じ、あそこにはね、ばっちり化粧したさまざまな女性が目を見張った顔の結構なアップ写真がたくさん飾られてる。
 ラーメンを食べ、顔を上げると目を見張った何人もの美人たちがこちらを見つめてる。
 落ち着かない。なるとを食べ、目を上げても状況は変わらない。メンマを食べ、顔を上げてもやはり彼女たちは目を見張ったまま、こちらを見つめている。刮目してぼくがラーメンを食べているところをにらんでる。こわいよ。
 なにか対抗しなくては、と考え、そうだ、こんな時こそゴルゴだ、と思う。思い切り眉間に皺を寄せた(これを股間に皺を寄せと言った女性をぼくは知っている)状態で、同じように目を見張ってみる。おお、ゴルゴだ。よくいらしてくれました、などと言ってみる。ゴルゴ対化粧品美女軍団。
 いい戦いだ。
 まあ、ほぼ100%無駄な戦いであることはわかってはいるんだけどね。
 ラーメンを食べ終わり、彼女たちとの冷たい戦争に終止符を打って、ぼくはまた自転車にまたがって家に帰るのであった。ときおり、ゴルゴの顔マネを取り入れながら。
 足は攣ったままだ。
コメント
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