E46 のち ぎんびー時々ナナエフ

腰痛おやぢのつれづれ日記

裸の大将

2024-04-11 12:43:17 | アート・文化
日曜日、佐賀県立美術館へ行ってきました。
 

 
生誕100年 山下清展 百年目の大回想 をみてきました。
 

 
 

 
小さい頃の鉛筆画や貼り絵から晩年(とは言え40代後半まで)の作品を順を追って展示してあります。
なので、だんだん上手になっていく過程がわかります。
貼り絵やペン画が有名です。

パンフレットにもある長岡の花火は、昔何処かで(デパートでの個展のようなもので)見たような気がするんですが、定かではありません。(^^;

裸の大将放浪記は、芦屋雁之助のドラマが記憶に強いですが、最初は映画「裸の大将」で小林桂樹が主演したそうです。
画を描いているときに、誰かが見にやって来たので誰かと聞くと小林桂樹という人で、映画であなたの役をする人です。と紹介されたそうです。
なので、吃音もマネするのか?と聞いたら、「まねをする。でも撮影の時しかマネしない。いつもやってると癖になるから。」と言われたそう。(^^;

ドラマでは、放浪先で画を描く描写がありましたが、実際は八幡学園(知的障害者施設)へ帰ってから製作したそうです。

芦屋雁之助は、ハーフパンツにランニングシャツという出で立ちでしたが、本当は主に浴衣にリュック。
浴衣もリュックも現物が展示してありました。
リュックの中身は、2つの碗(ごはんと汁物用)と箸、下着に・・・犬に追いかけられた時に使う小石5個・・・・だったそうです。(^^;
思わず笑っちゃいます。

解説には、山下は記憶力がすごくて、同じ画を何度も同じように描けたとありました。
なので、八幡学園に帰ってから製作出来たわけですね。

自画像はゴッホの作風に似た感じで、ゴッホに対する山下の感想も書いてありました。
油絵にも挑戦していますが、性に合わなかったみたいで数点のみです。
新たな挑戦として東海道五十三次の版画に挑戦しています。(面白いことにペン画も版画も見分けがつかない。(^^;)
しかし残念な事に高血圧で脳出血のため1971年49歳で亡くなっています。

山下清は、本当に素直なそして素朴な人だったんだろうと、羨ましく思いました。
展示会もたくさんの人出で、見て廻るのに1時間半位かかりました。
やはりその人柄が人を寄せるんでしょうね。


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五木寛之

2024-03-11 12:32:34 | アート・文化
五木ひろし ぢゃありませんよ!(^^;
 
八女市立花町生まれの作家、五木寛之氏の1970年代をたどる企画展が八女市立花町の八女市田崎廣助美術館で開催されていましたので、少し前に行ってきました。
 

 
田崎廣助氏は、立花町生まれの画家で、主に山を(阿蘇とか富士山とか)を好んで描かれた画家さんです。
 

 
「五木寛之 年代記(クロニクル)70'S」
 

 
70年代の活動を主に、生い立ちから現在に至る作品、写真等のパネルで五木寛之氏を解説してありました。
 
若い頃の写真を見ると、本当にいい男。(^^;
 
丁度、八女に居る頃を知る老人が観に来られていて、当時の事を学芸員さんと話されていました。
 
ちょっと盗み聞きではありませんが、話の輪に加わって聴いていました。
 
「こっち(八女)に居た頃の話は、したがらないでしょ?」
 
「引き上げの時にお母さんが死んで、その後の継母とは(相性が)合わず、(暮らしが)荒れていたから、話をしたがらないんです。」
 
などと具体的に話されるものだから、学芸員さんも感心されていました。
 
五木寛之と言うと「青春の門」が頭に浮かびましたけど、この企画展、「戒厳令の夜」を中心に構成されていたものですから・・・・・
 
早速、ポチりました。
 

 
今読んでる本が終わってから読み始めようと思います。
 
あぁ、楽しみ。
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美術鑑賞

2024-03-06 12:40:29 | アート・文化
先日、九州芸文館へ「筑後市美術協会会員展」へ行ってきました。
 

 

 
九州芸文館は、新幹線筑後船小屋駅の前にあります。
 

 

 

 
筑後市近隣の中学校、高校とかの先生とか習字の先生とか趣味でやられている美術協会員の方が出品されてます。
 
絵画や彫刻、写真、書道etc
 
知り合いの方が出品なさってて・・・・。
 
観にいらしてって・・・・。(^^;
 

 

 

ま、観てもわからないんですけどね。
 
でも、先日読んだ「海辺のカフカ」に出てくるホシノ青年のように、一度読んでみるなり観てみるなり、聴いてみないと何もわからない。
 
わからなくても、その会場の雰囲気とか、そういうものを感じるのもいいかな と。
 
ただそれだけでも何か自分が豊になったような気になります。(気のせいですけど。)
 
中には、これだったらオレの方が・・・・ってものもあったりして。(^^;
 
しかし、出品者のみなさん、力作です。
 
特に等身大のブロンズ像?なんかは大変そうです。
 



お金もかかるんだろうなぁ・・・・・って、そこ?(^^;
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美術館、博物館・・・からの

2024-02-05 12:40:03 | アート・文化
柳川市にある柳川古文書館へ行きました。
 

 

 
企画展「有明海と柳川の缶詰史」を観てきました。
 

 
かつて(本当は過去形で言いたくはありません)宝の海と呼ばれた有明海。
 
柳川には、その有明海の魚介類を原材料とする缶詰製造が盛んに行われた・・・・って話なんです。
 

 
明治末期に創業し、柳川周辺に15社ほど製造会社があり、全国でも有数の魚介類缶詰製造地域となったそうです。
 
大正にはいると、製缶大手、東洋製罐の高碕達之助(当時社長)のすすめもあり、北米へ輸出もし成功を収めます。
 
しかし、日米関係の悪化から輸出は難しくなり、第二次世界大戦が始まると軍需向けに切り替わり、終戦後は昭和30年頃までは盛んに製造されたという事です。
 
今では、海産物から他の産物、筍とかミカンとかに軸足を換えたり、異業種へ業種転換しているのではないでしょうか。
 
しかし、柳川で缶詰製造が行われていたことを全く知りませんでした。
 
柳川でとれるアサリや赤貝などは、魚屋へ行けば売ってるもので、缶詰など買ったこともありませんでしたから。
 
今では、アサリや赤貝なども捕れなくなり、タイラギは全く捕れません。
 
小さい頃は、船に乗って有明海へ潮干狩りに行ったり、あげまき貝をとりに行ったりしたものです。
 
ビアガーデンで食べるあげまき貝はサイコー!・・・だったんですが、今では、なかなかありつけません。(^^;
 
あの「ギロチン」(諫早干拓の潮受け堤防)がなかったら・・・・
 
国は、因果関係はないと言ってますが、絶対ありますね。(^^;
 
温暖化などの影響もあるので一概には言えませんが。
 
写真が撮れなくて、画がありませんが、缶詰のラベルが展示してあって、そのラベルがレトロでいい感じでした。
 

 
解説には、今ではコンプライアンス的には絶対アウトでしょ!(アサリって表示しているのに、アサリと一緒に他の貝も混ぜる(^^;)っていうのもあり、あぁ、大らかな時代だなって思ったり。
 
しかし、この企画展も・・・無料。
 
我々観覧者には助かりますけど・・・・
 
100円でも取って、もっと色んな企画展をやってもらいたいな・・・・って思うのは私だけでしょうか。
 
ちなみに、缶詰ラベルの缶バッヂも頂きました。(^^;
 

 
ただ・・・・この古文書館・・・・位置がわかりづらく道路が狭いし、駐車スペースも数台分しかありません。
 
公共交通機関を使ったほうがいいかもしれません。
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せっかくなので

2024-01-31 12:50:10 | アート・文化
佐賀県立美術館でおほしんたろう展を観たあと、隣の県立博物館で「親の心、子知らず」佐賀先人たちの手紙展を観て来ました。
 

 

 
佐賀は良いですねぇ。(^^;
 
何がいいって、駐車料金が無料!
 
ほんと助かる。(^^;
 
確か空港も駐車料金無料じゃなかったかな?
 
という訳で、時間を気にせず観てまわれます。
 
このテーマ展は、佐賀に縁のある先人の、親子に限らず、友達や奥さんに宛てた手紙を展示されていました。
 
佐賀のお殿様から娘への手紙。
 

 
佐賀藩10代藩主、鍋島直正が川越の松平家へ嫁いだ娘へ190通を超える手紙を出していたそう。
 
これが、なかなかの親バカぶりで・・・・・(^^;
 
江藤新平が友人へ送った手紙は、外国に息子を一緒に連れて行くので、祖母と(江藤の)嫁の面倒を見てもらえないか。というような内容。
 

 
豊臣秀吉は、肥前名護屋城から北政所へ手紙を書いています。
 

 
子供をつくらなかった「おね」(北政所)へ優しい心遣いをしています。
 
他にも、鍋島直正の側近として使えた古川松根の妻へ宛てた遺書等。
 
全て、達筆で読めませんが、解説と訳文でフムフム、なるほど・・・と。
 
しかし、鍋島のお殿様の手紙は、キレイですよ。
 
まず紙が違います。(^^;
 
紅葉や松葉の画だったり、魚が泳ぐ画だったりがプリント・・・・なわけないですね。
 
描いてあって、すごくステキです。
 
さすがお殿様。(^^;
 
で、何となく書状の規格みたいなものがあったみたいですね。
 
高さ5寸、6寸位のものがほとんどでした。
 
しかし、すごいですね、160年位前の書状が残っているって。
 
そして、そういうものが無料で観ることができるって。
 
佐賀、サイコー!(^^;
コメント (4)
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