E46 のち ぎんびー時々ナナエフ

腰痛おやぢのつれづれ日記

8月9月に読んだ本

2024-10-01 12:29:41 | book
はやいですねぇ、もう10月ですよ。
あと3ヶ月もすると今年も終わります。(^^;
あぁ、ヤダヤダ。


さて、7月ぶり8月9月に読んだ本の紹介です。

8月、今年34、35冊目は、ドストエフスキー「白痴」の上巻下巻です。

 
 
これも上巻を未来屋書店で100円で買って・・・・・下巻が見つからず・・・・・
 
下巻は500円位出して買った本です。

8月頭から読みだしたんですけど・・・・・・
 
難しいんですよ!(いきなり言い訳(^^;)
 
一つ目、人名。
 
「罪と罰」の時も一緒でしたけど、同じ人でも2~3種類呼び方がありますからね。
 
苗字に名前、ニックネーム。
 
それに似たような名前。(^^;
 
二つ目に文字が小さい!
 
 
そして、ビッチリ。

100円玉の和暦の文字と同じ位の大きさです。

途中、何処読んでるかわからなくなります。

三つ目は、やはり考え方、書かれた年代が違うので、何を言ってるのかよくわからない。(^^;

なんでしょうね、ロシアの街並みとかを実際見たことがないし、街並みとかの描写が少ないのもありましょうけど、全く風景のイメージがわかない。

作者は、「無条件に美しい人間」を現代において創造するということで書かれたようですけど、1869年ってありますから、私が生まれる100年位前の話ですからね。

わからないのも当然かも。

兎に角、みんな悩んでる。(^^;

結局のところ、純朴な若者の三角関係、いや四角関係?

でも、描かれた人たちは、私たちが中学生や高校生の時と同じで、自分がこう言ったら彼女はどう考えるだろうか?とか、本当に私は彼女の事を好きなんだろうか?
愛しているんだろうか?もっと他にいい人がいるんじゃないだろうか?とかそういう事を延々と悩むんですね。
 
そりゃそうですよね。

今みたいに一人一台車を持ってるとか、皆携帯電話やスマホを持ってるって訳じゃないので、すぐ会いに行くとかすぐ相手の顔をみて話せるとか言う事が出来ない時代ですから。
(作中では馬車がでてきます。)

なので、何に悩んでるか、ちょっと意味がわからない。(笑)

読み終えるまで45日位かかりました。
 
ちょうど、るぱんじい さんが遊びにいらっしゃってた時期ですね。(^^;



36、37冊目は、池上永一「シャングリ・ラ」上下巻
 
 
これは日本の近未来を描いたSF作品。
 
東京が地球温暖化により熱帯化、関東大震災に遭い地上に住めなくなりつつあり、日本政府は東京の上空に人工地盤を建設し、人々をランキングし住む階層を分けていく。
 
私的には、ちょっと??って感じ。
 
でも、アニメにするなら面白いかも・・・・って思ってたら、コミックにはなってるみたいです。
 
登場するのが平安貴族のようなものだったり、設備名がゼウスとかギリシャ神話に出てくるものとかだったり出雲大社が出てきたりして何かちぐはぐ。
 
SFって、「猿の惑星」とか「プロジェクト・ヘイルメアリー」、「スレーテッド」みたいにサイエンスや史実に照らし、その延長線上、ちょっと想像すると「あり得るかも」って思わせてくれるものが面白い。
 
この作品は、私的には突飛過ぎて・・・・
 


38冊目は、テス・ジェリッツェン「僕の心臓を盗まないで」浅羽英子訳

 
 
心臓移植をめぐる医療ミステリー作品。
 
作者は元医者というだけあって、医療関係の表現は生々しい。
 
28歳の研修医が主人公なんですが、私的には「エッ?!あの人が?!!」「オォ!!そんなことする?!」みたいな(^^;
 
まぁ、若干オーバーに表現してますが、興味のある方は読んでみて下さい。
 
ちょっとロマンスの方も気になりましたが、勝手に想像して!って感じで終わっています。
 
デビュー作って事でしたが、よく出来ててホント楽しかったです。
 


と言う事で、8月9月は、3作品5冊って感じでした。
 
ちょっと「白痴」に時間がかかり過ぎました。(^^;
 
でもこのタイトル・・・・今だったらアウト!でしょうね。(笑)

さ、10月は数冊準備してるものもあるので・・・・読みますよ!(^^;

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7月に読んだ本

2024-08-02 14:42:32 | book
早いですね、もう盆が来ますよ!
どうします?!(^^;


さて、7月に読んだ本です。
今年31、32、33冊目は、テリ・テリー「スレーテッド」3部作です。竹内美紀訳
 
 
近未来の英国の話。
スレーテッドは、造語でスレート屋根とかそういうスレートで、記憶を消すとかそういう意味で使われています。
スレーテッド術(頭にチップを埋め込まれる)を施され、記憶をなくした少女が、徐々に記憶を取り戻していくストーリー。
いいですねぇ、面白かったですよ!

この本は、イオン系ショッピングセンターに出店している未来屋書店の古本コーナーに税込み100円で置かれているのを発見。
平置きされた状態でこの少女が目に飛び込んできました。
2冊、1巻と2巻があって、とりあえず、1巻を読んだら面白くて、すぐ2巻を買いに。
そうしたら、なんと3巻まであることを知って・・・・・1巻2巻は各100円で買ったんですけど、3巻がなくて・・・・。
Book offの通販で買うことに。
でも、安いものです。

しかし、この装丁いいですよね。
エッ?誰がただの好色ですって?見境がないですって?
ハイ、私です。(^^;


と言うことで、7月は1作品、3冊という感じでした。
楽しめますよ。


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6月に読んだ本

2024-07-05 12:48:35 | book
もう7月。
今年も半分・・・・終わりましたね。
そして、暑い!
嫌になる。(^^;
さて、先月読んだ本です。


今年27冊目は、松本清張「黒地の絵」
 
 
アメリカ軍小倉キャンプで実際にあった黒人兵集団脱走事件を取り上げた作品。
新聞の書評でみて、速攻購入。
評論家の方々が、清張作品の中でも最も優れていると言ったような評論をされています。
読むとなるほど、本当に怖い。(表現力がないので(^^;)
短編集なのですが、他の作品も「これ、ノンフィクションじゃない?」と思わせるものばかり。
何か、サスガです。


続いて28、29冊目は、パトリシア・コーンウェル「審問」上下巻
 
 
これは、5月に読んだ「警告」の続き・・・・。
面白いです。
でもって、犯人は逃亡しているので、まだまだ続編があるはずです。
また探してみましょう。(^^;


そして30冊目は、俵万智「トリアングル」
 
 
"「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日"
の作者 俵万智さんの小説です。
そう言えば明日はサラダ記念日なのですね。(^^;
30代女性(主人公)の既婚男性、若い男性との恋愛、その二人との揺れる恋愛感情を短歌を交えて小説にされています。
しかし、才能のある人は何やっても出来るのですね。
羨ましい。(^^;




という事で、6月は3作品、4冊というところでした。
しかし、暑いですね。
あーヤダヤダ。
エアコンの効いた図書館か何処かで、ゆっくり本読みたいです。


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5月に読んだ本

2024-06-05 12:41:49 | book
早いものでもう6月ですね。
今年は梅雨入が平年と比べてちょっと遅いようで・・・・・
でも、来週辺り梅雨入かな?
ま、気分だけでも晴れ晴れと行きましょう!(^^;


さて、今年23冊目、5月最初に読んだ本は・・・・
伊藤計劃「ハーモニー」
 
 
ハーモニー・・・・世界同調計画ってとこかな?チガウ?
しかし、この人の想像力には感服します。
また、グローバル感がすごい。
劇場版アニメだけじゃなく、実写化してもらいたい感じがします。

世界のパンデミックや放射能汚染を克服する為に人々はハーモニーをインストールして健康を維持して生きていきます。
ストレスを感じる事柄など全てハーモニーが取り除き、ストレスを感じず生きて行くこととなります。
 
いやぁ、そういう世界になったらどうしよう。
っていうか、現在その入口まできてますね。
アップルウォッチを代表とする活動量計です。
睡眠時間を管理、運動量を管理、時間を管理・・・・・ほんと、管理されすぎ。(^^;


でも、本当に残念。
伊藤計劃には、あと1冊でも2冊でも作品を残して欲しかった。


24冊目は、窪美澄「トリニティ」
 
 
1960年代、女性の価値観が多様化する時代に生きた3人の女性に焦点を当てた作品。
苦難の末に仕事を掴み取ったイラストレーター。
三代続く女性随筆家。
それに出版社に努めていた専業主婦。
三名は同じ出版社に縁があり、同じ時代を過ごします。
専業主婦の孫が、出版社に憧れて出版社に就職するも挫折。
イラストレーターの葬儀に出た事から、三名の過去に興味をもち、取材し作家を目指す。


25冊目は、パトリシア・コーンウェル「警告」相原真理子訳
 
 
アメリカ版「科捜研の女」
シリーズもので、警告は10作目なのだそう。
世界累計1億部突破の超絶ベストセラー・・・・ってことで・・・・
確かに面白いです。
600ページを超えてて、でも面白いので一気に読めました。
シリーズものと言うことで・・・また探してみましょう。


26冊目は、アルベール・カミュ「異邦人」窪田啓作訳
 
 
主人公を自分自身と重ねてしまいました。
全てに深く考えず、何となく流れに任せてしまう。
その中で正直に思うことは、世間の考え方と違っていたり、素直になれなかったり。
まさに自分にそっくりじゃないか?と考えてしまいました。(^^;
薄いペーパーバックですけど、考えさせられる1冊です。


という事で、先月は4冊でした。
マイペースに戻ってきました。(^^;
梅雨に入れば、外に出掛ける事も減るでしょう。
本読むには最適かも。

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4月に読んだ本

2024-05-01 08:28:21 | book
今日は何だか肌寒いです。
暑かったり寒かったり・・・・忙しい(^^;


さて、4月に読んだ本です。
今年21冊目は、トマス・キニーリー 幾野宏 訳「シンドラーのリスト」
 


第二次世界大戦下のポーランドでの話。
ナチスのユダヤ人虐殺の中で、ドイツ人のオスカー・シンドラーが強制収容の名の下に、千数百人のユダヤ人を保護したと言われるノンフィクション。
人間って愚かで、怖ろしいな・・・・と。
興味が無ければ、日本人はなかなか触れることのないユダヤ人虐殺。
読み始めますが、テーマが重たい事もあってなかなか進みません。
地名(何処にあるのか)や単語がわからなくて、逐一ネットで調べながら読みます。
教科書に載っているような地名でさえ何処にあるのかわかりません。
「アウシュビッツ」はポーランド南部にある都市名で、ドイツ語名がアウシュビッツ。
ポーランド名はオシフィエンチム。
「ゲットー」は、ユダヤ人を強制的に住まわせた居住地区。
全く知りませんでした。
今イスラエルで行われている戦争。
そのパレスチナの中のガザ地区と言われるところがそう言った処だと思います。
イスラエル人は自分たちがされたから、やり返しているのか。
そうしないと、また自分たちがやられると考えているのか・・・・。
先日の新聞にアルジェリア人作家のイスラエルとパレスチナの問題についての寄稿が載ってました。
なるほど・・・・と思いました。
ちょっと、「シンドラーズ・リスト」からは逸れましたが、あぁ実際こういう悲惨な事が行われていたんだ・・・・と考えさせられた1冊でした。


22冊目は、原尞「それまでの明日」
 


この本は、もう随分前に買っていたんです。
ただ最後の長編って事もあって、(読んでしまう事が)何かもったいないような・・・そんな感じでとってありました。(^^;
読んで無くても、本棚にあるだけで、読んだような気になってました。(笑)
原さんが第4作「愚か者死すべし」から14年掛けて書いた第5作「それまでの明日」
私もそういう訳で(どういう訳?)ちょっと間をあけて読んでみたんですね。(^^;
何か・・・・・それまでの4作とはちょっと違う感じがしました。
沢崎のブルーバードは、部品取りになったみたいだし、ヤクザの相良は・・・・何かいい人になってるし。
原さんの中でも何か変化があったのかな?と。
しかし、できればあと1、2作長編を書いてもらいたかったなぁ・・・・。
って気がします。


という訳で、4月は2冊でした。(^^;
ちょっとシンドラーズリストが重かっただけに、なかなか読み進めませんでした。
グーグルマップでポーランドのクラクフの街に降り立つと、そこにはオスカー・シンドラーが営んだホーロー工場を見る事ができます。
そこは、透けるような青空が広がり、昔あった悲惨な光景は跡形もありません。
パレスチナ自治区ガザも後年こういった感じでマップに載ることはあるのでしょうか・・・・。
何か、センチだぞ!オレ!(^^;


さて、今月は連休もあるし・・・・数冊読めたらいいな。

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