「親の会社を継いで」と、よく聞きます。完全に会社を私物化してますよね。株式会社の場合、役員が最低3人以上必要で 親父が社長で 奥さん専務 息子が「出来の悪い取締役」なんて構図をよく見かけます。日本の大半の企業が、このような「同族会社(世襲会社)」で、 海外では、このような会社を「ファミリービジネス」といいます。カンダムで言うところのザビ家でしょうか。
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大手企業では、ファーストリテイリングや大塚家具などは同族企業で有名です。そのような会社の場合、社長が信用できるのは家族だけということです。また、同族会社はファミリー内での交通費や通信費(携帯電話)などを私物化し税金逃れをしている場合も多くあります。ファミリーの飲食代も接待費用として計上できます。決定権がファミリーにあるので、そういった公私混同は可能なわけです。
一方、同族会社に雇われる側は ファミリーに気に入られる必要があり、尚且ファミリー以上の出世することはありません。その同族会社の専務にまで出世することができるのは、ファミリーだけです。会社で上を目指したい意識の高い人は、同族会社に行かないことをおすすめします。
同族会社の多くは、法律とは無関係な自分たち独自のルールがあります。しかし、この独自ルールは法律とは無関係のために、訴訟など法廷に立てばまったく効力がありません。ファミリーは、社内を同族の都合の良い小さな国家を作っていると言っていいでしょう。まさに、ザビ家や北朝鮮みたいなものです。
自分たちで勝手に作成した独自ルールにも関わらず、それが一般的なルールだとファミリーは勘違いしがちです。実は、社会のルールから外れていることに気がついていないのです。従って、社員であれ外注であれ、ファミリーのルールを守らないものは許せないのです。
そういった同族(世襲)企業が多い理由は、やはり日本人の大半は他人をまったく信用できてないことと、会社の利益はすべてファミリー(自分)モノだと言う考えが根底にあるのです。同族経営者は、自分が死んだ場合 資産はあの世では使えないことを知っています。従って、せめてファミリーに儲けを別けたい、その儲けは血の繋がりの無い奴には渡したくないのです。
ヤクザの方が余程ましで、ヤクザの場合赤の他人であってもファミリーになるので、出世の可能性はあります。同族会社は、「儲けを自分たちのモノにする」ことに関して、ヤクザよりずっとずる賢いということです。