教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

生徒のモチベーションアップについて(デジタルハリウッドアカデミーに参加)

2012-08-21 | 研修・セミナー・講演など
昨日(8/20)の午後、デジタルハリウッドアカデミーの「教職員向けサマープログラム2012~生徒のモチベーションをあげる!」に参加してきました。

2時間の講座ですが、前半はこんな話でした。
生徒のモチベーションアップのために、デジハリのとあるスタッフさんは、以下が功を奏したそうです。
1.発表させる
とにかく学習したことをアウトプットさせるプレゼン機会をもっていく。そのときは、できればその道のプロも読んでみてもらったり、セミナー登壇なども混ぜたものにする。こうすることで、生徒はプロとの技術差を感じることができる。
2.実践する
産学共同プロジェクトなどを積極的に仕掛け、学生に役職を持たせて全員に取り組ませる。チームに任せたら、リーダー中心にクライアントとの打ち合わせなども任せていく。リーダーは持ち回り。この実践で大きく生徒は成長していく。
3.人に教える機会をつくる
2年目の学生が1年目の学生のサポートをするなどの体制づくり。

※つまりアウトプットの機会を多くしたり、本物にふれる機会、学び合いですね。

後半はこんな話でした。
デジハリや船橋情報ビジネス専門学校では、レクチャー型の講義は動画にしてしまい、基本、生徒が進度に合わせて動画教材をみる方式に。こうすると進度が違う生徒にも対応でき、生徒はわかるところは飛ばしたりわからないところは繰り返して視聴するなど、理解が深まる。
また、LMS(ラーニングマネジメントシステム)を導入し、「受講完了」などのマーク表示が励みになる。
与えられた課題をお互い見せ合って教え合ったり、LMS内にあるBBS利用によりディスカッションなども盛んになるとのこと。加えて、電子書籍クラスを開催し、iPadに教科書機能(デジタル教科書、電子書籍)、LMSと連動し、学習効果を高めているということでした。

動画利用による学習成果としては、東進ハイスクールなどが行っているVOD(ビデオオンデマンド)に似ているなと思ったり、電子書籍とLMSや動画を連携することで、新しい学びスタイルの可能性などを観ることができ、大変貴重でした。
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