教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

好きになるという感性

2009-02-06 | 雑感(教育関連)
小さい頃に何かに夢中になった経験はありますか?

何かをつくるのにとても一生懸命な時期だったり、とにかく徹底的に収集しないと気がすまないとか、○○博士と友達に言われるくらいにある分野のことが詳しかったり・・・

こうした「好きになる」感性というものが、学びに与える影響は実は大きいのではないか そんな気がしています。 例えば、勉強がそつなくできる児童・生徒はいますが、その学問に惚れ込み、テストとは関係なくこだわりを持って追求する・・・ そんな子供達は昔より減ったように思います。それは生育する環境などの影響も大きいのではないか。そしてこうした感性というのは、幼少期に最も育つものなのではないでしょうか。

日々、追われることが多かったり、メディアなどに接する機会が多ければ、自分がこだわりを持ち追求したり、疑問を持ってそれを解決したりという時間的・物理的余裕がなくなります。すると、追求して獲得していくという探求型の学問モードには入りにくいかなと思うのです。

前にもブログで述べましたが、
 (1) 「なぜだろう?」 という疑問を持つ 
    ⇒そして仮説でもいいから考えをまとめてみる
    ⇒仮説を検証すべく自分で調べたりしてみる  ⇒わかる ⇒面白くなる
 (2) 「それは本当か」というクリティカルな態度を持つ
    ⇒鵜呑みにせずに自分自身の解釈をしてみる。真実を追求する。
    ⇒より真実に近づいた喜びが感じられる。 物事の洞察力がつく

 こうした 「なぜ、どうして?」「本当?」というキーワードをかませながら、世の中のさまざまなことを見ていくと人生のちょっとした体験にもさまざまな発見があり、楽しくなるのではないか。そんな気がしています。

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