教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

行政に生徒を参加させる

2009-01-17 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
宮城県石巻工業高校建築科の生徒は、石巻市からの依頼を受け、津波災害なども考慮した新築する保育園の基本設計をしているという記事(朝日新聞11月23日付)がありました。

行政全般に関して、生徒を参加させるという試みはとても大切な試みだと思います。
もちろん、設計などの場合、教室面積や安全性、建物の構造計算などは専門家のチェックを受ける必要がありますが、こうした概念設計に携わることで、生きた学習になるのではないかと思います。

フィンランドでも公園緑地の設計や遊び道具などを子供達に考えさせたり、実際の工事の中で軽微な作業などはわざと手伝ってもらうような行政システムになっているようでした。

「学んだことが何の役に立つのか?」という疑問が、学ぶ意欲の後退につながっています。
そのような中で、どうしたら行政などに生徒が関わり、自分も社会を変えられるのだという自信や楽しみを増やすことができるか・・・・  この問題についても、私自身も考えたり提案していきたいと思います。
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