教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

会議の参加者全員が傾聴できる場で、会議の際におきたこと

2014-09-28 | プライベート下書
かつて、「自分の未来を創る学校」というのの運営スタッフをやっていたことがあります。

自分の未来って人に作ってもらうわけじゃなくて、自分で切り開いていくものだよねという感じで、ワークショップも、それぞれメインの当番スタッフが交代でコンテンツを提供するというもの・・・

ただ、その内容については、スタッフ全員で協議します。


このときの進行がすごかったのをいまでも鮮明に覚えています。


ここのスタッフは、対話の場づくりなどを専門にしている人が多く、基本的に観察や傾聴スキルがあるメンバーです。

そうすると、会議はどうなるか?

驚くことがおこるのです。


1.とにかく、決まるべくことがスピーディに決まる。
 基本的に相手の立場や意見を尊重し受容する態度だから、違いをみつけたとしても、そこを自分の信条や主張と違うからといって攻撃することはない。
 そして、穏やかな問いの形式で発言者のニーズを深ぼっていく。
 誰が司会進行ということもなく、つぎつぎと・・・
 必要なことは必要に応じて、各自メモしたりするので議事録もいらない。
 おそらく、通常の職場などでの会議時間の1/3~1/5の所要時間でした。

2.ベクトルは参加者の成長ということでぶれない
 参加者(スタッフ含め)の成長というぶれない軸があって、ワークショップの段取りが決められていく。
 だから、落ち着くところに落ち着く。もちろん、「だったらそれもいいね」というアイデアの積み重ねがあったり、「うん、でも自分はこう思うんだよね。どうかな?」⇒「なるほど、それもわかるなぁ。じゃあこうしたらどう?」というポジティブな提案

3.疲れない。むしろ会議後に元気をもらう
 職場の会議とかは疲れることもありますが、ここの会議は別格。
 なぜか会議後は、会議前より元気に活き活きしちゃっています。しかも全員に笑顔。


こういう会議が未来形だよね と みんながうっとりするような会議だったのです。

こう書くと、仲良しグループの仲良し会議と誤解されそうですが、そうではなくて、オーケストラのさまざまな響きが、コンダクター不在でも奏でられている。そんな状況でした。



この状況は、おそらく、この講座終了時には実現されているのではないかと思います。
そして、それを久々に体感してみたいですね。

ファシリテーションスキル入門

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