ゆたか

2006-05-12 21:55:08 | ひとりごと

僕の好きな尾崎豊


 


その詞が大好きなんです


 



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ひどーい話

2006-05-12 21:54:22 | ひとりごと

 


これは事実に基づいたノンフィクションのお話です。


 


12年前の私、大学の4回生で水泳部の主務として毎日を過ごしていた頃。


水泳部はみんな寮生活。


寮といっても建物はしっかりしていたが、大部屋を自分達でベニヤ板やタンスなどを使って区切っただけの2人部屋。


 


ある日の夜中。


1回生のY倉が「火事です!燃えてます!!!うわ~大変や大変や!」


と消火器を片手に騒ぎ出したのだ。


今でもY倉の様子を鮮明に覚えているが、『そんなに取り乱さんかてええやんか』っていうくらい取り乱していた。(笑)


 


「どこが火事やねん!」


「車が燃えてます!」


「どこの車や!駐車場か!」


Y倉:「分かりません!」


「分からんやと!あほか~!」


すると状況が分かり始めた他の後輩達が「いや、外っすよ。外!」「自分達の駐車場じゃないです」「でもすげ~ことになってます!」と水泳部全員で外へ見に行った。


「すげ~・・・」


「映画や・・・」


「爆発してる・・・」


 


物凄い光景でした。


消防車両十台以上!警察車両多数!


寮の外に路上駐車してあった車が爆発炎上している。


しかも、1台じゃないんです!全部で9台!9台ですよ!


そんな光景見たことありますか?ないでしょう!


 


「すげ~な」なんてみんなで話していたら「ぼ、ぼくの車燃えてる・・・」と2回生の子がポツリと呟いた。


「え~!お前の車、燃えてるの?・・・」


 


しばらく一同絶句した後


「(笑)あほや~、そんなとこ置いとくからや」


「(笑)そやそや、あほやなお前」


今考える、猛烈にひどい!ひどすぎる、僕たちみんな。


別にこいつが悪いわけではないのに、“あほや”なんです。


鎮火までにかなりの時間を要したが、その様子をずっと見ていた。


鎮火した後、そいつの車に近づくと「(笑)うわ、ホンマに燃えてしもたやん!」真っ黒こげ。


「(笑)うわ、ハンドルがひもくらいの太さになってるやん!」真っ黒こげ。


「(笑)うわ、シートが鉄だけになってるで~!」真っ黒こげ。


「今日ガソリン入れたばっかりだったのに・・・」


「(笑)そりゃ~、よ~燃えるで~!」


みんな腹を抱えるくらい笑い転げた。多分、今日までで“最も笑い転げた瞬間”である。ものすごくひどい奴らだったかも僕たちみんな。


当の本人は当然ながら


『超~超~超~ブル~』


その後もそいつは現場検証に立会い、しかも自分の車の周りは自分で掃除したらしい。


その日は朝練だったので、みんな5時起き!


廊下に出ると黒~い足跡が“ペタペタペタ”


そうです、彼が現場で掃除していたので足の裏にたくさん“すす”をつけて帰ってきたのです。


それを見て


「(笑)はっはっは!泥棒や、泥棒!」


さらにひどくイジメられてしまった彼。


「今日の練習、休んでいいですか?」


「いいよ、ゆっくり休んでくれ!」


 


他の者は朝練へ!


そこでさらにきつ~い一言が・・・。


練習場に行き、監督(60超えたじいちゃん)に「H(被害者)の車燃やされたんですよ」と夜中の出来事を話すと監督(広島出身)が「そりゃ~ちょうど良かったの~。あいつ、運転下手やからそれで良かったんじゃ~!」


『うっ、この人俺たちよりひどいかも・・・』


 


翌日の新聞にも載ったこの事件。


どうも、寮住まいのラグビー部員がヤクザの女に手を出しての腹いせだったとか...。


ちなみに被害者Hは、ちゃんと車両保険に入っていたようで、元の車より良い車を手に入れたことでみんなに更にイビられてしまったのである。


世の中そんな奴もいるんですよ!みなさん!すごい奴でしょう!


 



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