純白の釣鐘型の花をつける「イワシャジン 白花」。青い花よりも作りが大き目でしっかりとしているようにみえる。山野草というにはあまりに風雅な花ではある。
(2020年秋 箱根)
■ キキョウ科 宿根草(耐寒性多年草)冬季落葉種
■ 学 名 : Adenophora takedae
■ 別 名 : アデノフォラ タケダエ(学名)、イワツリガネソウ など
■ 花 期 : 秋
■ 草 丈 : 20~30cm前後(生育後・花丈も含む)
■ 株張り : 15~25cm前後(生育後・環境差がある)
■ 耐寒性 : 強い(-15℃~-25℃ ※環境差がある)
■ 耐暑性 : 普通(暖地では夏に風とおし、水はけよく)
■ 日 照 : やや半日陰
■ 原産地 : 日本(主な自生地)
キキョウ科で最も美しい日本山野草とも評される銘花で、すばらしい風情がある美花です。
以前は青よりこちらの白花が珍重されて、高価に流通していました。
高山のやや湿った岩場に自生し、水分を好む花ではありますが、高温多湿を苦手とします。鉢仕立ての場合は軽石や火山礫、硬質鹿沼土など排水良い用土で植えて、水やりの回数を多めに行います。これで古い水が土中に溜まらず、根が清潔な状態を保つことができますし、暑い時期の多湿も避けられます。(乾きやすくなりますので、水やりは忘れずに)