中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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照葉峡・榛名山散策(2)

2007年11月06日 04時12分58秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

                        照葉峡・榛名山散策(2)
                     (山旅スクール第5期同窓会)
               2007年10月28日(日)~29日(月)


第1日目 10月28日(日)(つづき)

<照葉峡>

■照葉峡を歩く

 13時34分,照葉峡入口(標高1,420m)でバスを降りた私達は,川沿いの道を散策しながら下り続ける。周辺の紅葉は丁度見頃である。沢山の観光客が訪れている。2車線の狭い道路を自動車が絶え間なく走るので,どうも落ち着かない。
 私達は,各自気儘に谷間の道を下る。 パンフレットによると,上流から,ひぐらしの滝,木の実の滝,時雨の滝,不断の滝,つづみの滝,木精の滝,翡翠の滝,山彦の滝,白龍の滝,岩魚の滝,潜龍の滝と続いているようである。
 事前に良く調べていなかった私には,一体どの辺りを歩いているのか良く分からないが,川の右岸に沿って下り続ける。川の両岸の紅葉は丁度見頃である。その間を川がサクサクと流れている。岩の間を白く泡立ちながら川が蛇行している。
 途中で数名の観光客が屯している場所を通過する。側に「つづみの滝」および「照葉峡」と書いた杭が2本並んで建っている。木の間から滝が流下しているのが見える。
 13時45分に滝をバックに歩行している全員の写真を撮る。

                 <照葉峡での集合写真>

■綺麗な滝
 次第に川は断崖の間を流下するようになる。川の左岸から何本もの滝が川に落ち込んでいる。素晴らしい風景である。岩の間を白く泡立った水が激しく流下している。美しい川の情景を眺めながら下り続ける。
 14時37分に「岩魚の滝」,14時38分に「潜龍の滝」を通過する。紅葉した木立の間から見事な滝が見えている。
 14時47分に湯ノ小屋取水堰に到着する。堰近くの広場に,私達のバスが待っている。バスに乗り込む。後から来る仲間を待って,15時10分に私達を乗せたバスは,取水堰を出発する。
 
 
 
                  <見事な滝と川の流れ>

<洞之荘>

■たぬきが沢山「洞之荘」
 谷筋に沿って,私達を乗せたバスは自動車道を下り続けて,15時10分に今夜の宿泊地,「洞之荘」に到着する。玄関には今日の宿泊客の名前が書いてある。「歓迎」という文字の脇に,万年寺自治会御一行様,山旅スクール御一行様,小石川問税御一行様,阪急交通社御一行様等々,今日の宿泊客の名前がズラリと並んでいる。
 
   <「山旅スクール」が歓迎されている>                         <洞之荘の玄関>

 洞之荘の建物は,一寸和風で洒落ている。玄関前の広場には,まん丸眼の「たぬき」が一列に並んでいる。何となく山旅スクール5期生が並んでいるような錯覚に陥る。玄関に向かって左側には,トドさんと痛子さんを足して2で割ったような和装の可愛い「たぬき」が私達を出迎えてくれる。
 
      <山旅スクール5期御一行に似ている>          <誰かに似ているタヌキさん>
 

 私達男性4人は一部屋に押し込まれる。喫煙組2人,非喫煙組は私を含めて2人。タバコの煙を吸わされたら敵わないので,添乗員に申し出て,喫煙組と分けて貰おうかと思ったが,喫煙組は部屋の中ではタバコを吸わないとのことなので助かった。それにしても,もう少し非喫煙者のことを考えて部屋割をしてくれなければ困る・・・とはいうものの,ガイドのサンダーさんも,添乗のヤマンバさんも喫煙者。なかなか非喫煙者の心情など理解して貰えないだろうなと諦める。

■露天風呂
 洞之荘には沢山の露天風呂があるとのことである。夕食までにはまだ時間があるので,取りあえずは,露天風呂に入ることにする。
 手拭いをぶら下げて,洞之荘脇の橋を渡る。川の両岸は見頃の紅葉が見事である。川向こうには幾つもの施設があるようだが,取りあえずは「仁王のナントカ」という露天風呂に入ることにする。
 風呂は河岸に面していて,とても広いが,川向こうの建物から丸見えである。見られたからと言って,どうと言うこともないので,私個人は一向に構わないが,気にする人も居るかもしれない。
 風呂に入った瞬間,冷えた身体には一寸熱く感じたが,馴れるとなかなか心地がよい湯加減である。ただ,この露天風呂には洗い場が見当たらないので,早々に風呂から上がり,改めて内湯に入り直す。
 改めて風呂の効能書を読み直すと,この風呂の湯には,ナントカ,カントカ,沢山のイオンが含有されているようである。

                  <温泉の効能書き>

<懇親会>

■鯉の「3匹トリオ」
 18時30分から夕食である。
 食事を頂戴する「大宴会場」に向かう廊下の途中に大きな水槽がある。水槽の中にはユーモラスな姿をした大きな鯉がノンビリと泳いでいる。私が水槽に近付くと,3匹の鯉が私の方に近付いてくる。そして,盛んに口をパクパクさせている。その姿が,何となく何かを盛んに喋っているように感じる。そう思った瞬間,この鯉,誰かに似ているなと思う。,一体誰だろうと思った瞬間,何時も賑やかな痛子さん,ギンナンさん,ノシイカさんの3人トリオだと気が付く。見れば見るほど良く似ているので,思わず吹き出してしまう。
 そういえば,こちらの緋鯉は,とぼけているところが,何となくカメさんに似ているな・・などと,思いながら,一人悦に入っている(こんなこと書くと叱られるかな)。
 
        <三人娘に似ている!>              <目が某ガイドに似ている>
 
■豪華な懇親会
 18時30分から夕食。とても豪華。
 久々ながら,お膳の前にズラリと並んだ山旅スクール5期のご一行様も,なかなか壮観である。サンダーさんの挨拶の後,いよいよ懇親会が開かれる。3年間も同じ釜の飯を食べていた仲間なので,久々に会った方々とも,直ぐにうち解けて話が弾む。やっぱり同窓生は,気が置けなくて良いなとつくづく思う。
 
         <豪華な夕食>                   <ずらりと並ぶ>

 アルコールを殆ど嗜まない私は,早々にご飯を所望する。ほんの一寸お上品にご飯を入れた茶碗は,2~3口で無くなってしまう。すぐにお代わりをする。仲居さんは,また,少ししか盛ってくれない。業を煮やした私は,
 「もっと,沢山盛ってください・・・」
と苦情を言う。そして3杯目は自分で山盛りにご飯を盛りつけて溜飲を下げる。
 食事の途中で,家から持参した山旅スクール1年目の写真集を,サンダーさんに見て貰う。もう5年も前の写真である。僅か5年しか経っていないが,今は,皆,一様に老けている。5年は短いようで長い歳月である。サンダーさんから,
 「山旅バザールのときに,是非,皆さんに写真を見せて下さい・・」
と言われる。私は,当初,山旅バザールなどには出席するつもりはなかったが,写真の記録を皆さんに見て貰うのも功徳だと思い始める。

■たぬき見学室
 懇親会が終り,部屋に戻る途中,「たぬき見学室」という部屋に立ち寄る。夜な夜なたぬきがお出ましになるのが,この部屋から見えるという。照明のない部屋に沢山の客が集まっている。
 暫くたぬきのお出ましを待っていたが,なかなか現れないので痺れを切らす。すぐに諦めて部屋に戻る。
 何時頃かは分からないが,適当な時間に就寝。
 こうして第1日目は終わった。
                                (つづく)

10月6~7日の2日間,有傘山・不納山登頂のため,ブログへの投稿
 を休みます。


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