中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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猛暑の鎌倉;源氏山公園から天園ハイキングコースを一回り

2011年08月19日 04時27分05秒 | 鎌倉あれこれ

                                <建長寺;勝上嶽に向かう>

  猛暑の鎌倉;源氏山公園から天園ハイキングコースを一回り
             [改訂版]
                        (単独散策)
     2011年8月19日(木)
  晴,猛暑

<散策地図>



■丹沢諦め鎌倉散策へ
 このところずっと猛暑が続いている.さすがに,これだけ暑いと,熱射病が気になって丹沢塔ノ岳にも,そう簡単には行けない.そうはいっても,終日家の中でグダグダしていたのでは,すぐにブロイラーになってしまうし,体力を減退する.まさに痛し痒しの状態である.
 そこで,少しでも無気力なまま,家でグダグダしているのを解消するために,源氏山から天園ハイキングコースを一回りしようと思い立つ.もちろん,この程度の散策では,到底,登山をしたことにはならないが,歩かないよりはよほどマシだろうと思う.
 そこで,テルモスに冷たい水を入れ,自家製オニギリを2個ほど持って,10時52分に,自宅近くのバス停鎌倉中央公園入口を起点にして歩き出す.
 今日は,何時もと幾分宗旨替えをして,山の上ロータリーから,一度山を下山して,梶原に出ることにする.
 梶原のコンビニに立ち寄って,冷たい清涼飲料水を購入,これを飲みながら,源氏山公園に向かってブラブラと歩き出す.このときの梶原の気温は,何と36.6℃にも達している.とにかく舗装道路の照り返しが強烈である.

<梶原からの源氏山登山口;巳の日に自動車通行止めになる珍しい所>

■梶原から葛原岡神社へ
 11時32分,梶原登山口に到着.気温33.2℃.一寸,移動しただけなのに,先ほどと気温が3℃も低くなっている.
 谷間の狭い舗装道路を登る.この道は“巳”の日に自動車が通行止めになる珍しい所である.
 ほんの5~6分で,源氏山公園に到着する.暑いのでさすがに観光客もほとんど見えずに静まりかえっている.
 そのまま葛原が岡を抜けて,11時35分,葛原岡神社に到着する.ここで,5分ほど休憩を取る.

<人影が殆どない葛原岡神社>

■天柱峰
 何処へ行こうか少し迷ったが,暫く歩いていない裏大仏ハイキングコースのを下ってみようかと思う.
 鬱蒼とした森の中,ダラダラと続く下り坂を歩いて,11時49分に天柱峰を通過する.そのまま下り続けて,11時56分に浄智寺の入口に到着する.気温33.2℃.余りに暑いので,デジカメのレンズに湯気が付いてしまったのか,写した写真を見ると,まるでお風呂の中を撮ったように呆けた写真になっている.

<緑陰とセミの鳴き声一杯の天柱峰>


<熱気でレンズも曇る浄智寺>

■建長寺へ
 鎌倉街道を建長寺方面に向かう.交通量が激しい道なので自動車がうるさい.結構沢山の観光客や高校生が歩いている.アスファルトの照り返しが凄くて,やたらに蒸し暑い.
 12時10分,建長寺に到着.気温34.4℃.
 舗装された境内は,綺麗だが蒸し暑い.鎌倉三大名鐘の一つが,この寺にある.この梵鐘の側で,スペイン語を話すグループが物珍しげに梵鐘を見上げている.

<建長寺>


<建長寺のビャクシン>


<建長寺の帽章;鎌倉三大梵鐘の一つ>

■半僧坊から勝上嶽へ
 境内休憩所の給水器で冷たい水を補給してから,裏山を目指す.
 今日はオーソドックスに天園ハイキングコースを歩いてみようと思う.境内裏手の道を山へ向かう.誰にも会わない.
 大きな鳥居を2ヶ所潜って,いよいよ長い階段である.この階段,何段有るかが気になる.これまでも何回か数えたことがあるが,すぐに忘れてしまう.鳥居の所の気温は34.8℃.相変わらず暑い.
 12時31分,長い階段を登って,半僧坊に到着する.途中の烏天狗の像を眺めるのも久しぶりである.半僧坊の片隅にある富士見台に立ち寄ってみる.今日は下界に湯気のような水蒸気が湧いていて,風景は茫洋としている.富士山はベッタリとした雲の中.
 2番目の鳥居から階段を登りだしてここまで250段.

<半僧坊へ>


<勝上嶽の展望台から鎌倉市内を見下ろす>

■天園ハイキングコースを辿る
 全部で410段の階段を登って,勝上嶽展望台に到着する.1分ばかり立ち休憩を取って展望を楽しむ・・・が,遠くの山は全く見えない.気温33.9℃.
 ここから,定番の天園ハイキングコースに入る.尾根道なので絶えず海風が吹き抜けている.気温は結構高いが,体感温度は低く,涼しい.
 12時45分,十王岩を通過する.辺りの森からミンミンゼミの鳴き声が聞こえてくる.
 12時55分,百八ヤグラ十字路に到着する.何時ものことながら,ここは特に涼しい海風が通り抜ける所である.風に当たりながら数分経ち休憩を取る.

<十王岩;この写真を撮った辺りから,カメラの調子が悪くなる>


<大平山山頂から三浦三山を望む>

■峠の茶屋
 13時12分,鎌倉の最高峰である大平山山頂(標高158m)に到着する.気温34.0℃.下から男性が1人登ってくる.今日,このコースで出会った貴重な一人である.
 今日も三浦三山から金沢八景方面まで見えているが,靄っているので千葉の海岸は全く見えない.
 山頂から少し降りて,ゴルフ場の脇を通過.13時22分,峠の茶屋に到着する.
 私が店に入りかけると,ご常連のEさんが,目ざとく私を見つけて,
 「おいで,おいで,・・」
と手招きする.
 暑い時期の平日なので,来客はほとんど居ない.Eさんが,お店の方と客席で雑談をしている.
 150円也のオレンジジュース所望.Eさんの側に座る.
 「昨日,お髭さんが来ましたよ・・」
と女将がいう.
 「暑いのか,何だか元気がなかったよ・・・」
とEさんが,気遣っている.
 数年前までは,Eさん達と良く山へ行った.Eさんは凄く健脚で,私などとても一緒に歩ける方ではなかった.
 山の話になると.Eさんも私も興味があるので,ついつい熱が籠もってくる.その鬱に,女将も加わって,雑談の花が咲く.
 ここは,絶えず海風が吹き抜けるので,気温が32.3℃もあるのに,とても涼しい.ついつい下山するのが嫌になる.

<獅子舞の谷;カメラの調子が悪くて(腕が悪くて)・・ボケ写真になった>

■獅子舞を下って鎌倉駅へ
 余りに長居もできないので,14時28分,峠の茶屋を出発する.
 久々に獅子舞の谷を降りる.誰にも会わない.
 しばらく来ていない間に,登山道の整備が随分と進んで,大分歩きやすくなっている.昼なお暗いほど,谷の両側の木々が繁茂している.嫌な蚊やアブもほとんど居ない.なかなか趣のある谷である.
 14時47分,獅子舞の登山口に下山する.ここからは市街地.途端に蒸し暑くなる.
 永福寺跡付近まで来ると,観光客の姿も見掛けるようになる.
 15時丁度に鎌倉宮に到着する.ここで給水休憩.
 その後,鶴岡八幡宮を経由して鎌倉駅へ向かう.鶴岡八幡宮は,この暑い季節にもかかわらず,沢山の観光客で賑わっている.
 15時35分,無事鎌倉駅に到着する.本当は,ここから自宅まで歩くつもりだったが,蒸し暑いので中止.バスを利用して帰宅する.

<ラップタイム>

10:52  バス停鎌倉中央公園入口歩き出し
11:04  バス停梶原(コンビニで11:17まで買い物)
11:35  葛原岡神社(11;42まで休憩)
11:49  天柱峰
11:56  浄智寺
12:10  建長寺
12:31  半僧坊
12:37  勝上嶽展望台
12:45  十王岩
12:56  百八ヤグラ
13:12  大平山
13:22  峠の茶屋(14:28まで雑談)
14:47  獅子舞登山口
15:00  鎌倉宮(15:06まで休憩)
15:18  鶴岡八幡宮(15:27まで見学)
15:35  鎌倉駅着

[散策記録]

■水平歩行距離 
             10.2km

■累積登攀高度               339m

■累積下降高度               386m

■所要時間(休憩時間込み)
   鎌倉中央公園入口発    10:52
   鎌倉駅        着     16:27
     (所要時間)     5時間35分(5.58h)
  水平歩行速度   10.2km/5/85h=1.83km/h
                                                                     (おわり)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5a229781a938969f5fe35f0a7ab9417e
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
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2011年8月19日(金)

 これから,北アルプスに出掛けます.この記事は,北アルプスから帰宅後,手を入れます.来週月曜日頃,もう一度見に来て下さい.

2011年8月21日(日)

 3日間の北アルプスは,連日雨で散々.眼鏡が雨に濡れて,地面が良く見えず,大変苦労した.
 汗と雨でグショグショのまま,夕方,帰宅.
 玄関の扉を開けて家の中に入ると,来訪中の長女が玄関に出てきて,
 「・・・なんだ,・・ジイチャンか・・」
と一言.
 先刻,長女が息子と来訪.別行動で我が家に来る予定の娘を待っていたらしい.そこへ私が帰ってきたのでガッカリしたんだろう.
 でも,今夜も孫達と一緒に賑やかな夕食である.
                               (愚痴おわり)



 

 

 

 



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