白内障顛末記(11):いろいろやってはみるが・・・
2012年7月22日(日) 曇
山仲間達が大菩薩峠へ出掛ける日である.
今の私の体調から判断して,皆と一緒に大菩薩峠へ出かけても何ら問題ないとは思うものの,超フェイルセーフ,フールプルーフの術後方針があるので,敢えてそれを犯して出掛けても,罪悪感にさいなまれて気分は優れないだろう・・・という訳で山へ出掛けるのは控えることにした.
明日は,いよいよ,左目の手術の予定である.そして,明後日火曜日になれば,手術した眼のガーゼもとれて,晴れて両眼視できるようになるだろう.明日と明後日の2日間だけ丹下左膳ならぬ丹上左眼を我慢すれば良い.
最初の右眼手術のときは,何といっても局所麻酔なので,途中まで手術の進捗が見えて薄気味悪く,やけに緊張した.でも,今度は,すでに手術を経験しているので,さほど緊張することなしに手術を受けることができるだろう.
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それにしても,右眼を手術してから今日までの約2週間,両眼の視力のアンバランスで随分と不自由をしたし,また,困惑した.
私はもともと理系出身者.理系の人間の性向として,どうしても屁理屈を付けたくなる.それで,私の屁理屈を図示したのが下の図である.
縦軸は,ちょっと抽象的だが「見える度」,横軸は眼から被写体までの距離である.
黒実線は手術後の右眼,黒破線は+1.5ジオプトリ程度の凸レンズを使った場合の「見える度」を示す.
青実線は,手術前の左目(強度の近視),青破線はパソコン用に作った眼鏡を着用した場合の「見える度」を示している.
図中のBest Pintが望ましいが,こうすると眼が廻るので,とても疲れる.
L2とL3では両眼のボケ具合が丁度同じになり,眼には楽だが,肝心の画面の字が良く見えない.
では,どうしたら良いのか?
結論は簡単.
私はヤマダ電機に行って,I/Oデータ社製の23型ディスプレィを購入した.前々から大きなディスプレィが欲しいなと思っていたので,これ幸いで手に入れた.序でに,キーピッチが標準の安価なキーボードも一緒に購入した(テンキーが付いていないもの).
これらをノートパソコンのUSBに接続すると,デスクトップパソコンそっくりになる.画面が大きいと,眼からの距離が多少遠くなっても良く見えるので大変具合がよい.
明日,左目の手術を受けるまで,パソコンの前に長居は無用である.
今回は,この辺りで終わりにするが,次回は100円眼鏡のレンズを外したり付けたり,針穴から覗いて,焦点距離なしにしたり,いろいろ馬鹿なことを試みた結果を披露することにしたい.
(おわり)
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