＜最終日の夕食テーブル＞
オーストリアの山旅:第10日目(7);オーストリア最後の夜；10日目の纏め
（アルパインツアー）
２０１４年６月２６日（木）～７月７日（日）
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第10日目；２０１４年７月５日（土） （つづき）
＜市内観光から戻る＞
■自室で休憩
現地ガイドのＷＧさんの案内で，シュラードミング市内観光を終えた私達は，17時30分に，一旦，ホテル自室へ戻る．
改めて部屋の中を見廻す．
大きなダブルベッドが２基，テレビ，冷蔵庫など一通りの備品が揃っている．それになによりも広いのが贅沢である．こんな大きな部屋を一人で占有するのはとても勿体ない気がする．
テレビのＣＮＮのニュースを眺めながら，10分ほど休憩を取る．
＜スポーツホテルロイヤーの客室＞
■荷物の整理
少し休憩を取ってから，明日の帰国に備えて，荷物の整理を始める．ところが大使等量の荷物でもないのに，なかなか纏まらなくて，小物をスタッフバッグやリュックから出したり入れたりを繰り返す．
荷物を整理しながら，横目でテレビを見るが，ドイツ語の放送なので全く聞き取れない．そこで画面に流れる英語のテロップを眺めながら，世界で何が起きているかを知ろうする．すると手許がお留守になって，荷物のまとめがなかなか進まない．
その内に，荷物など，まあ，堂でもいいや…パスポートさえ，シッカリ持つようにすれば，後はどうにでもなるさ…と，焼けっぱちになる．
すぐに荷物整理に飽きてくる．そこで，往路の高級機の中で貰った日経新聞を取り出して斜め読みをつづける．
■明日の予定
18時45分，1階（つまりグランドフロア-）のレストランに出向く．
ツアーリーダーのＹＤさんから，明日の予定について，詳細な説明がある．
６：００ モーニングコール
６：４５ 朝食
スーツケースなどはアルパイン社のタグを付けて部屋の前に出してから
朝食を摂る
７：３０ 専用車でスポーツホテルロイヤー出発．
８：３０ ザルツブルグ空港着
＜オーストリア最後の夕食＞
■アルパイン社の奢りで乾杯
19時丁度にオーストリア最後の夕食が始まる．私は現地ガイドのＷＧさんと，山旅スクール5期同僚のＴＢさんの間に座らせられる．
ＷＢさんの音頭で乾杯．
今夜のアルコールは，1杯だけアルパインツアー社の奢りである．平素，アルコールは殆ど嗜まない私も，ビール一杯ぐらいは美味しく頂戴する．
ビールの銘柄など，私には全く分からないし興味もないが，グラスにSchladmingerと書いてあるので，これがビールの銘柄だろうかと勝手に想像する．
どちらにしても，最初の数口のビールは実に美味しい．
＜ビールで乾杯＞
■まずはサラダとスープ
ビールを嗜んでいる内に，アペタイザーのサラダが出てくる．新鮮な野菜は大歓迎．気分がよい．
続いてスープ，これも美味．
それに何より嬉しいのは，白いパンが食べ放題なことである．今までモゾモゾして食べにくかった茶色の硬いパンから解放された．白いパンは実に宜しい． 
＜野菜サラダ＞ ＜スープ＞
■メインディッシュとデザート
続いてメインディッシュとデザート．
何時も量が多くて，半分以上食べ残してしまうことが多いが，今日は適量である．どうやら，日本人が余り沢山食べないことや，野菜好きなことをしっているＷＧさんが量より質のメニューを選んでくれたようである．
何れにしても，久々のホテル料理には大満足である．
＜メインディッシュ＞ ＜デザート＞
■ウィーンとワイン
賑やかに夕食を楽しんでいるときに，どなたかが，
「…ウィーンといえばワインが有名ですね…」
と話し出す．
その途端に，昔，昔，私が大学生の頃，東北劇場という映画館で，入場料30円で見た古い映画のことを思い出す．映画の題名「会議は踊る（デア コングレス タンツト）」．
この映画の中で歌われていた，「ウィーンとワイン」という主題歌を鮮明に思い出す．
私は，隣に座っているＷＧさんに，
「私，ウィーンとワインと言えば，こんな歌知っていますよ…」
と言ってから，
“ダス ムス アイン シュトック フォン ヒンメル ザイン
ウィーン ウンド ワイン，ウィーン ウンド ワイン…”」
と小さな声で口ずさむ．
私の口ずさむ歌を聞いて，ＷＧさんが，とてもビックリする．
「ＦＨさん，そんな歌，よくご存じですね…！ ウィーンに行って，その歌を歌ったら，みんなビックリしますよ…」
私は，
“へえ～…，そんなものか”
と逆に驚く．
なお，この映画については，次のＵＲＬをクリックすると概要が分かる．実に楽しい映画だった．
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%81%AF%E8%B8%8A%E3%82%8B#.E4.B8.BB.E9.A1.8C.E6.AD.8C.E3.81.A8.E9.9F.B3.E6.A5.BD
＜こうして最終日も終わる＞
■何もすることがない
夕食の締めくくりはコーヒー．
コーヒーそのものは，平素賞味しているものと同じだが，牛乳が黄色みを帯びている．多分，絞ったままの状態に近い牛乳なのだろうと勝手に想像する．
21時丁度に，オーストリア最後の夕食はお開きになる．
部屋に戻る．
何もすることはないが，まだ眠くはない．暫くの間，テレビのマンガを見て過ごす．実はドイツ語の番組ばかりなので，放送内容が殆ど分からないが，マンガなら何とか内容が分かるから…
暇潰しに，部屋の冷蔵庫を開けてみる．部屋が立派な割には，冷蔵庫の中味は今ひとつ冴えない．あまり気乗りもしないので，何も手をつけずに扉を閉める．
＜冷蔵庫の中＞
■早々と就寝
21時30分頃，何もすることもないので就寝．
ホテルの清潔なベッドの上で横になる．極楽．極楽！
だから今日の良かった！ 良かった！
＜第10日目のラップタイム＞
７：００ イグナツマッティス小屋出発
７：２０ ジグラッシェゼーヒュッテ
９：０９ アカールシャルテ（９：２３まで休憩）
１０：２３ 雨のため雨具着用のため臨時休憩
１０：３３ 牧場のゲートを通過
１０：３５ オーベルヒュッテザッテル分岐点（１０：４５まで休憩）
１１：０９ 三本の小川の合流点
１１：５０ 峠（名前不明）（１２：００まで休憩）
１２：３４ 分岐の標識
１２：４４ シーカ展望台（１２：５５まで休憩）
１３：２３ 断崖の教会
１３：３０ オーベルタウエルン中心街着（トレッキング終わり）
１３：４０ 〃 発
１４：０５ オーベルタウエルン十字路着
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１４：０５ オーベルタウエルン十字路発（タクシー相乗り）
１４：４８ スポーツホテルロイヤー着
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１６：３０ スポーツホテルロイヤー発（シュラードミング市内観光）
１７：３０ 〃 着
[トレッキング記録]
■水平歩行距離 10.3km
■累積登攀高度 520m
■累積下降高度 770m
■所要時間（休憩時間を含む）
イグナツマッティス小屋 発 7:00
オーベルタウエルン十字路着 14:05
（所要時間） 7時間05分(7.08h)
水平歩行速度 10.3km/7.08h＝1.45km/h
※市内観光は含めず．
[行動記録]
※タクシー相乗り：オーベルタウエルン→シュラードミング
■水平移動距離
トレッキング 10.3km
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交通機関
タクシー相乗り 約35km
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合 計 45.3km
■累積登攀高度
トレッキング 520m
-----------------------------------------------
交通機関 0m
===============================================
合 計 520m
■累積下降高度
トレッキング 770m
-----------------------------------------------
交通機関
タクシー相乗り
オーベルタウエルン十字路 1,739m
シュラードミング 920m
819m
================================================
合 計 1,589m
■所要時間
トレッキング 7時間05分(7.08h)
------------------------------------------------
交通機関
タクシー相乗り 43分(0.72h)
================================================
合 計 7時間48分(7.80h)
■全行動時間
イグナツマッティス小屋発 7:00
スポーツホテルロイや着 14:48
（全行動時間） 7時間48分(7.80h)
トレッキング比率 7.08h/7.80h×100＝91（％）
（第10日目終わり）
（第11日目に続く）
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「オーストリア山岳トレッキング」の索引
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