<私が現場で描いているメモ帳>
閑話休題:いやはや,家族が集まっちゃって・・・
2010年7月4日(日)
日曜日.私は塔ノ岳を往復するつもりでいた.
ところが,昨日(7月3日),横浜在住の長男から,4日,日曜日に私の絵を見に来るという連絡が入る.その後,兄弟同士が連絡しあったのか,私の子ども達一家が揃って,私の拙い絵を見に来るという.私は困惑する.とにかく,塔ノ岳行はとりやめた.
正直なところ,鎌倉美術展がこんなにレベルの高い展覧会だとは知らなかったので,随分と気楽に応募してしまった.入選の連絡を受けたときに,携帯メールで気楽に長男に,
「・・入選したよ・・・」
と連絡した.
所が・・・である.展覧会初日に,会場を一回りした私は,会場に展示されている沢山の素晴らしい絵に仰天した.皆様の絵に比較すると,私の絵は,とにかく,スケールが小さくて,貧弱,かつ荒削り.とても,とても,このような場所に陳列するに値しないと恥ずかしくなる.それこそ,小さくなって穴にでも入りたくなるほどのコンプレックスを感じてしまう.
そのハズカシイ絵の前に子ども達家族が群がることを創造するだけで,私はさらに萎縮してしまう.
でも,まあ・・それにしても,こんなことが切っ掛けになって,期せずして,今日は3人の子ども達が孫を引き連れて,会場に来てくれる.そして,その足で,我が家を訪れて,一緒に夕食を楽しむことになる.可愛い孫どもに会えるのなら,これまた良いことである.
<集まった家族の一部>
<美術展の目録>
私は一足先に,12時過ぎに会場の鎌倉芸術館へ向かう.日曜日,それに梅雨時なのに何とか雨も降らないようなので,鎌倉芸術館にも結構な人が集まっている.
会場入口に入ると,既に長男一家が到着している.
いち早く私の姿を見つけた孫娘が,
「・・オジイチャ~ン・・・」
と言いながら,私の所へ駆け寄ってくる.私は,心の中では,
「何て,可愛いんだろう・・」
とメロメロになっている.もっともそんな気持ちは表には滅多に出さないが・・
程なく,3家族全員が集まる.
会場を順番に回るのかと思ったら,
「最初にオジイチャンの絵を見に行こう・・・」
と言われてしまう.
普段は,ほとんどの観客に一瞥すらされずに,素通りされてしまう私の絵の前に,ときならぬ人集りができる.私は,
「・・・こんな下手な絵を描いたヤツはお前か・・・」
と周囲から言われそうな気がして,家族から少し離れたところで,ジッと待っている.すると,孫娘が,
「オジイチャンの絵の前で,(私と)一緒に写真を撮ろうよ・・」
と言い出す.
孫に言われては仕方がない.私はハズカシイような面ばゆいような複雑な気持ちで,息子に,
「はやく撮って・・」
と急がせる.
1時間余り会場を見て回る.
そして,鎌倉芸術館近くの蕎麦屋で,一緒に昼食.食事代はジイサン夫婦持ち.でもまあ,折角,見に来てくれたんだから,喜んで負担するよ.
昼食後,我が家へ移動する.
何時か,このブログで,一寸の間,掲載したことがあるが,あのときのように狭い我が家の玄関は沢山の靴で一杯になる.あのときと同じように,乱雑に脱ぎ捨てられた靴の様子を,微笑みながらデジカメに収める・・・が,今回は,このブログに掲載するのは止めよう.本当は自分用の記録として,ブログの残しておきたいのだが・・・まあ,いいか.頭の中に仕舞っておこう.
夜,20時頃,全員が引き上げた.途端に,何時もの静寂が戻る.
[会場で見掛けた風景画]
印象に残った絵を少々.
<この中に私の駄作も入っている>
(おわり)
「閑話休題」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/035ae0db00e84aac426fbaa15f7e4673
「閑話休題」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9038729f9b4181f281b9df1c3acbd6b7
閑話休題:いやはや,家族が集まっちゃって・・・
2010年7月4日(日)
日曜日.私は塔ノ岳を往復するつもりでいた.
ところが,昨日(7月3日),横浜在住の長男から,4日,日曜日に私の絵を見に来るという連絡が入る.その後,兄弟同士が連絡しあったのか,私の子ども達一家が揃って,私の拙い絵を見に来るという.私は困惑する.とにかく,塔ノ岳行はとりやめた.
正直なところ,鎌倉美術展がこんなにレベルの高い展覧会だとは知らなかったので,随分と気楽に応募してしまった.入選の連絡を受けたときに,携帯メールで気楽に長男に,
「・・入選したよ・・・」
と連絡した.
所が・・・である.展覧会初日に,会場を一回りした私は,会場に展示されている沢山の素晴らしい絵に仰天した.皆様の絵に比較すると,私の絵は,とにかく,スケールが小さくて,貧弱,かつ荒削り.とても,とても,このような場所に陳列するに値しないと恥ずかしくなる.それこそ,小さくなって穴にでも入りたくなるほどのコンプレックスを感じてしまう.
そのハズカシイ絵の前に子ども達家族が群がることを創造するだけで,私はさらに萎縮してしまう.
でも,まあ・・それにしても,こんなことが切っ掛けになって,期せずして,今日は3人の子ども達が孫を引き連れて,会場に来てくれる.そして,その足で,我が家を訪れて,一緒に夕食を楽しむことになる.可愛い孫どもに会えるのなら,これまた良いことである.
<集まった家族の一部>
<美術展の目録>
私は一足先に,12時過ぎに会場の鎌倉芸術館へ向かう.日曜日,それに梅雨時なのに何とか雨も降らないようなので,鎌倉芸術館にも結構な人が集まっている.
会場入口に入ると,既に長男一家が到着している.
いち早く私の姿を見つけた孫娘が,
「・・オジイチャ~ン・・・」
と言いながら,私の所へ駆け寄ってくる.私は,心の中では,
「何て,可愛いんだろう・・」
とメロメロになっている.もっともそんな気持ちは表には滅多に出さないが・・
程なく,3家族全員が集まる.
会場を順番に回るのかと思ったら,
「最初にオジイチャンの絵を見に行こう・・・」
と言われてしまう.
普段は,ほとんどの観客に一瞥すらされずに,素通りされてしまう私の絵の前に,ときならぬ人集りができる.私は,
「・・・こんな下手な絵を描いたヤツはお前か・・・」
と周囲から言われそうな気がして,家族から少し離れたところで,ジッと待っている.すると,孫娘が,
「オジイチャンの絵の前で,(私と)一緒に写真を撮ろうよ・・」
と言い出す.
孫に言われては仕方がない.私はハズカシイような面ばゆいような複雑な気持ちで,息子に,
「はやく撮って・・」
と急がせる.
1時間余り会場を見て回る.
そして,鎌倉芸術館近くの蕎麦屋で,一緒に昼食.食事代はジイサン夫婦持ち.でもまあ,折角,見に来てくれたんだから,喜んで負担するよ.
昼食後,我が家へ移動する.
何時か,このブログで,一寸の間,掲載したことがあるが,あのときのように狭い我が家の玄関は沢山の靴で一杯になる.あのときと同じように,乱雑に脱ぎ捨てられた靴の様子を,微笑みながらデジカメに収める・・・が,今回は,このブログに掲載するのは止めよう.本当は自分用の記録として,ブログの残しておきたいのだが・・・まあ,いいか.頭の中に仕舞っておこう.
夜,20時頃,全員が引き上げた.途端に,何時もの静寂が戻る.
[会場で見掛けた風景画]
印象に残った絵を少々.
<この中に私の駄作も入っている>
(おわり)
「閑話休題」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/035ae0db00e84aac426fbaa15f7e4673
「閑話休題」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9038729f9b4181f281b9df1c3acbd6b7