<花立山からの眺望>
まだまだ紅葉が綺麗な丹沢:塔ノ岳(今年45回目)
(登り単独:下りY中氏に同行)
2011年11月5日(土)
■登山客で混雑する1番バス
一昨日(11月3日),浅間山から戻ったばかりなので,まだ山へ出掛けるのは少々早すぎるような気がするが,肝心の天気予報が「明日は雨」と言っている.それでは,今日出掛けるしかない.昨日から孫娘が泊まっているので,孫娘のお相手もしたかったが,一念発起して丹沢へ出掛けることにする.
何時ものように,5時10分に家を出発する.もちろん真っ暗.ただ,11月になったのに,今朝は意外に暖かい.
渋沢発大倉行1番バスに乗車する.今日は土曜日.バスは混雑していて座れない.ただ,先週の土曜日のように乗り残しが出るほどの混雑ではない.韋駄天のTさん,三角髭のTさん,Y内さん,Y中さん,Y川さん,K井さん,S藤さん,I井女史など,何時ものご常連が乗車している.
バスは,6時59分,大倉に到着する.例によって,私がモタモタしている間に,ご常連の皆さんは全員出発してしまう.
私は,モタモタしながらも,登山届を出してから,7時08分に歩き出す.これでも,私にしては,早く歩き出した方である.
■紅葉坂の紅葉はまだまだ・・
何時もの休日のように,私の前方には,沢山の登山者が数珠つなぎになって登っている.路面はほどよく乾いていて歩きやすい.
克董窯付近で,『大倉尾根瓦版』の編集長,Y川さんに追い付く.瓦版をお送り頂いたお礼をしながら,しばらく雑談をしながら一緒に歩く.Y川さんは,一昨日,塔ノ岳山頂まで3時間10分で登られたとのこと.リハビリの成果だろう.
今日は,馬瀬付近で,ゆっくりと,紅葉の写真を撮りたいので,一足先に行かせて貰う.
7時43分,見晴山荘を通過する.気温19.6℃.この時期にしては随分と暑い.少し早足にすると,すぐに汗ばんでくる.急坂に差し掛かる.相変わらず沢山の登山者が列になって登っている.
一本松付近までの紅葉は,ようやく色付き始めているが,まだ,青々とした木が大半で,この辺りの紅葉の見頃はまだまだ先のようである.
<見晴山荘から急坂に差し掛かる>
■堀山の尾根
8時11分,駒止茶屋を通過する.大倉を歩き出してから,1時間03分経過している.1時間は切れないものの,今の私の体力では,まあ,まあ,こんな所かなと納得しながら通過する.
天気予報では,今日は晴とのことだったので,堀山の尾根からの富士山の眺望を期待していたが,雲が邪魔をして,ほんの少ししか見えない.しかも南風が湿った空気を運んできているのか,水蒸気を含んだ空気が視界を悪くしている.
尾根道に出ると,心地よい海風が吹き抜ける.汗ばんだ身体を冷やしてくれる.
8時27分,堀山の家を通過する.小草平では数名の登山客が休憩を取っている.
<堀山の尾根からの富士山;うっすらと見えるような見えないような・・>
<堀山の尾根の紅葉>
■萱場平
堀山の尾根からの急登は,ユックリながら定速で登り続ける.体調は次第に安定してくる.大した疲労感もなく,8時47分に萱場平を通過する.気温16.0℃.やや高い.
萱場平の東側の樹木が少し紅葉している.なかなか綺麗だ.
■花立山荘
萱場平を過ぎてからも,マイペースでユックリと登り続ける.この辺りの坂道を登るのが,いかにも山道らしくて,いつもながら実に楽しい.
9時01分,後7分坂に到着する.今日は案外順調に登りつつけて,所用時間6分で登り切る.
9時07分,花立山荘に到着する.大倉からの所用時間は1時間59分.たった1分とはいえ,2時間を切ったのは久々のことである.率直に嬉しい.気温17.3℃.随分と暖かい.
山荘前のベンチで数名の男性が休憩を取っている.富士山は完全に雲の中に隠れている.
■馬瀬付近の紅葉
花立山荘を通過してすぐに,韋駄天のS藤さんとすれ違う.私と同じバスに乗車していたのに,これだけの差が付くのだから脅威である.凄い方である.
花立山に近付くにつれて,霧が出始める.霧と言うよりは雲の中に入ったのだろう.随分と気温が下がり始め,だんだんと寒くなる.
馬瀬付近に差し掛かる.
もう紅葉の見頃は過ぎているが,それでも紅葉が美しい.私は,手当たり次第,紅葉の写真を撮りまくる.馬の背のヤセ尾根で,何人かの登山客に追い抜かれながら写真を撮り続ける.紅葉の写真が撮れるならば,もう,ラップなどどうでもよい.
■三角髭のTさん,韋駄天のTさんとすれ違う
9時23分,金冷シを通過する.最初の登り階段を通過したところで,下山してくる三角髭のTさん,続いて韋駄天のTさんと次々にすれ違う.
■霧の塔ノ岳山頂
相変わらず写真を撮りながら登り続け,9時37分,塔ノ岳山頂に到着する.大倉からの所用時間は2時間29分.わずか1分だが2時間30分を切ったのが嬉しい.
山頂の気温は14.4℃.濃い霧が掛かっていて,視界は全くない.かなり強くて冷たい風が吹いている.冷たい霧の中で数名の登山客が休憩を取っている.
霧が濃くても,儀式として周囲の風景をデジカメに収める.
■尊仏山荘
山頂を一回りしてから尊仏山荘に入る.先客は,私と同じ1番バスに乗車していたご常連が大半である.K井さん,F田女史,Y内さん,Y谷さん他.小屋番はW林さん.忙しそうなので,猫のミー君に会うのは自粛する.
例によって300円也のお茶を所望する.
お茶を飲みながら,Y谷さん,Y内山他と他愛のない雑談に興じる.
■寒風の山頂から下山
10時02分,尊仏山荘を主発して下山開始.山頂は冷たい風のために,随分と寒いが,どうせ花立山荘まで下れば暖かくなるのが分かっているので,半袖シャツのまま下り始める.
今日も沢山の登山客とすれ違いながらの下山になる.
山頂直下から,Y中さんと一緒に紅葉の写真を写しながら,ユックリノンビリと下山する.
花立山荘の手前で,登ってくるノシイカさんとすれ違う.ノシイカさんをY中さんに紹介する.
10時35分,花立山荘を通過する.山荘前のベンチで休憩する登山客の人数が,先ほどより何倍にも増えている.
10時39分,大きな荷物を背負った人間ヘリコプターことチャンピョンとすれ違う.今日で3800何十回の塔ノ岳登山になるとのことである.
相変わらず,紅葉の写真を撮りながら,ユックリと下山し続ける.
見晴山荘手前で,登ってくる丹沢ウッズさんとすれ違う.丹沢ウッズさんは,前回お会いしたときは,大倉から塔ノ岳間を1日に6往復走ったとのこと,そして今日は蛭ヶ岳2往復目の登りだという.1日にバカ尾根を6往復するとは・・まさに開いた口がふさがらないほどビックリする.
12時37分,ようやくバス停大倉に到着する.所要時間は2時間35分.下りの方が,登りより,余計に時間を掛けてしまった.
予定通りに,大倉発12時40分のバスに乗車する.小田急線から小田原で東海道本線の電車に乗り換えて,14時30分頃,無事帰宅する.
やっぱり登って良かった!
気分すっきり!
<ラップタイム>
7:08 歩き出し
7:27 観音茶屋
7:43 見晴茶屋(19.6℃)
8:11 駒止茶屋
8:27 堀山の家(16.0℃)
9:07 花立山荘(17.3℃)
9:23 金冷シ
9:37 塔ノ岳山頂着(14.4℃)
====================================
10:02 塔ノ岳山頂発
10:17 金冷シ
10:35 花立山荘
11:22 堀山の家
11:40 駒止茶屋
12:03 見晴茶屋
12:19 観音茶屋
12:37 大倉 着
[山行記録]
■水平距離 7.0km(片道)
■累積登攀下降高度 1269m
■登攀所要時間(雑談時間を含む)
大倉 発 7:08
塔ノ岳 着 9:37
(所要時間) 2時間29分(2.48h)
水平歩行速度 7.0km/2.48h=2.82km/h
登攀速度 1269m/2.48h=511.7m/h
■下降所要時間(休憩時間を含む)
塔ノ岳 発 10:02
大倉 着 12:37
(所要時間) 2時間35分(2.58h)
水平歩行速度 7.0km/2.58h=2.71km/h
下降速度 1269m/2.58h=491.9m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3f271d8280e2234f77820630c6b32ade
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4c95882e15685288245d3902ac50b2dd
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