中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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 猛烈に暑い丹沢;雷雨の中のリハビリ塔ノ岳(今年40回目)

2012年08月18日 22時10分58秒 | 丹沢の山旅

                             <雨上がる;花立山荘にて>

  猛烈に暑い丹沢;雷雨の中のリハビリ塔ノ岳(今年40回目)
         (登り下りとも常連と一部同行)
      2012年8月18日(土) 曇一時強い雷雨

■見事な朝焼け
 今日は,大倉で恒例の常連会が開催される日である.
 実は明日(8月19日),山旅スクールの皆様と鎌倉を歩き回る計画があるので,リハビリ中の身には2日連チャンで歩き回るのもどうかなと思ったが,まあ,疲労しないようにユックリ歩けば全く問題ないだろうと判断する.
 何時ものように5時10分に家を出発する.
 8月も中旬ともなると,日の出の時間も大分遅くなっている.最寄りのモノレールの駅に向かう途中で,東の空が綺麗に朝焼けしているのが見える.
 良く言われることだが,朝焼けが綺麗な日は雨になるらしい.まあ,雨にはならないように祈るしかない.
 まだ早朝だというのに,住宅地内の道は,昨日の猛暑の名残の熱が堪っていて,気温が28℃もある.それに全く無風.今日,これからの天候が思いやられる.

<鮮やかな朝焼け>

■ご常連と一緒に・・・
 今日の電車は休日ダイヤである.小田原駅でJRから小田急線に乗り換える時間がたっぷりあるので,気分的にも随分と楽である.小田急の新宿行急行電車は6時40分に渋沢渋沢駅に到着する.
 渋沢発大倉行の1番バスは,土曜日なので,さぞかし混雑しているだろうと思っていたが,臨時バスが出るほどの混雑ではない.韋駄天のTさんは居られないものの,三角髭のTさん,ゲザンシュタインさん,三度笠のY内さん,編集長のY川さん,K井さん,韋駄天のS藤さん,T田女史,ホッシーさんなどのご常連の顔が見える.
 バスは7時丁度に大倉に到着する.
 「さあ,行きましょう・・・」
とゲザンシュタインさんに促されて,7時04分に大倉から歩き出す.三角髭のTさん,ゲザンシュタインさん,それに私の3人で歩き出す.
 例によって,ゲザンシュタインさんの初速度はかなり速いので,後に付いていくのに一苦労する.
 観音茶屋付近で後から出発された三度笠のYさんも一緒になり,暫くの間,4人並行して登り続ける.
 今日は蒸し暑い上に全くの無風.どんなにユックリ歩いても,汗が噴き出てくる.暫くこのまま歩くが,足の速い三度笠のYさんには申し訳ないので,先に行ってもらう.
 雑事場ノ平手前で,ホッシーさんに追い付く.

<暫くの間,ご常連さん3人にご一緒いただく>

■見晴階段
 7時48分,見晴山荘を通過する.
 この辺りからは三角髭のTさんと2人で登り続ける.三角髭のTさんは,私などよりずっと速く歩けるはず.でも,今日は私のテンポに合わせていただいている.
 やがて見晴階段に差し掛かる.階段に取りつく場所で,恒例の定点写真を撮る.今日は土曜日.階段を見上げると沢山の登山客の後ろ姿が見える.

<見晴階段>

■富士山が見えない
 8時17分,駒止茶屋を通過する.大倉から駒止茶屋までの所要時間は,1時間13分.ム,ム,ム,・・・いくらリハビリ登山でも,ちょっと遅い.せめて1時間6~7分で通過したいものだが,この暑さではロートルの私には,チト無理だな.
 8時30分頃,堀山の富士見に到着する.
 残念ながら雲が低く立ちこめていて富士山が全く見えない.

<富士山が良く見える場所だが,富士山は雲の中>

■熱気が立ちこめる萱場平
 8時39分,堀山の家に到着する.まだ時間が早いので堀山の家は開店していない.
 ここから花立山までの登山道は,殆どが急傾斜の階段になっている.
 額から流れ落ちる汗が,白内障手術から間もない眼に入るのは好ましくない.それにリハビリ中のことを考慮して.ここから先は三角髭にTさんに先へ行ってもらい,私はごくユックリペースで登ることにする.
 ペースを落として,登り続ける.何時もならば,駒止茶屋を過ぎた辺りから涼しくなるはずだが,今日はどこまで登っても涼しくならない.暑いな,暑いなと思いながら,8時58分に漸く萱場平に到着する.
 萱場平は静まり返っている.誰も居ない.ただ,湯気が立ちこめていて,締め切った風呂場に入ったようなムッとする熱気を感じる.

<湯気が立ち上る萱場平>

■花立山荘
 スローペースながらも,定速で登り続けて,何時の間にか後7分坂に差し掛かる.ここは眺望の良い所だが,今日は雲の中.全く眺望はない.
 何時ものように,なるべく下だけを見ながらひたすら登り続ける.
 9時23分,漸く花立山荘に到着する.
 振り返ると,後7分坂をご常連のK井さんと,M田女史が登ってくるのが見える.
 大倉を歩き出してから花立山荘までの所要時間は2時間19分.如何にも遅いが,流れる汗禁物のリハビリの身では,これも致し方ない.
 山荘前のベンチは,何人かの登山客で賑わっている.若い人が多いようだ.

<長い急坂の花立階段>

■花立山で漸く涼しくなる 
 花立山荘を通過すると幾分涼しくなり,何時の間にか汗も引っ込んでしまう.花立山荘から,丁度10分掛けて花立山山頂に到着する.
 相変わらず雲が垂れ込めているが,鍋割山稜が良く見えている.
 そろそろK井さんとM田女史が私に追い付く頃かと思っていたが,お二人は花立山荘で休憩を取ったらしく姿が見えない.
 「では,まあ,このまま一人で登り続けよう・・・・」

<花立山山頂近くから鍋割山稜を望む>

■塔ノ岳山頂
 9時38分,やっと金冷シを通過する.ここまで来れば後は惰性で登り続ける.
 山頂直下の階段で,下山してくる韋駄天のSさん,三角髭のTさんと相次いですれ違う.三角髭のTさんは,12時30分から大倉で開催予定の常連会に出席する予定である.
 「・・お先に会場へ行っています・・・」
と言うことで,早々と下山していく.
 9時56分,やっと塔ノ岳山頂に到着する.山頂は無風.気温21.6℃.山頂にしては随分と高温である.確かに涼しいことは涼しいが,いつものような清涼感はあまり感じない.
 まだ時間が早いのか山頂に余り人影がなく閑散としている.
 今日の大倉からの所要時間は,2時間52分.遅い! いやはや“何をか言わん哉”.早く涼しくならないかな.

<塔ノ岳山頂>

■尊仏山荘
 山頂からの写真を一回り写真を撮る儀式を済ませて,尊仏山荘に入る.
 窓越しに山荘の中を覗くと,同じバスに乗車していたご常連と,小屋番のW林さんの姿が見える.
 今日の小屋番はオーナーのH立さんと,W林さん.
 W林さんが居られるためか,山猫ミー営業部長が珍しく客席に出ている.定番300円也のお茶を所望する前に,ネコの写真を撮る.何のくったくもないネコの仕草を見ていると,とても癒されるから不思議である.
 お茶を飲みながら,もうとっくに尊仏山荘に到着されているU村さんや三度笠のY内さんと暫くの間雑談.そうこうしている内に,K井さんとM田女史が到着する.
 私が尊仏山荘に入ってから間もなく,三度笠のY内さんが,
 「そんならお先に失礼します・・・」
と挨拶をされてから下山を開始する.
 U村さんも,
 「これから,鍋割山を回って下山します.そうすれば(常連会に)丁度良い時間になるでしょう・・」
ということで下山開始.
 私はゲザンシュタインさんの到着を待っている・・・が,なかなか姿を現さない.
 どなたかが,
 「途中で下山しちゃったんじゃないの・・・」
と言う.
 何時まで待っていても仕方がないので,そろそろ下山しようかと思い始めた頃,ようやくゲザンシュタインさんが到着される.ちょっと遅くなられたのも,つい先日まで北アルプスへ行かれていた疲れが残っていたからなんだろうと勝手に想像する.

<尊仏山荘>

 
<尊仏山荘の営業部長ミー君>

■一天俄に・・突然の雷鳴
 10時38分,ゲザンシュタインさんと入れ替わるように,尊仏山荘を出発,下山を開始する.何時ものことながら,私が下山をする頃になると,山頂は沢山の登山客で賑わうようになる.
 山頂から階段道を降りている途中で,K大Nさんとすれ違う.
 「・・・いやあ~,今日は暑くて参りましたよ・・」
 続いて,金冷シ近くの階段で,ホッシーさんとすれ違う.
 花立山を下っているとポツポツと雨が降り始める.雨の様子を見ながら,後7分坂に差し掛かると,急に雨足が強くなり,雷鳴が轟き始める.
 「雷恐い・・・桑原!桑原!」
で慌てて花立山荘に飛び込む.花立山荘は折からの雨で満席である.若い女性客が多い.入口近くの席に漸く座って,コーヒーを所望する.
 コーヒーは,1品お菓子が付いて,なかなかな味である.

<花立山荘のコーヒー>

■雷雨上がる
 ひとしきり雷鳴と共に,強い雨が降り続く.それでも花立山荘で30分ほど雨宿りをしている内に,雨も小降りになる.このクソ暑いときに雨合羽など着たくはないが,まだ雨が降り続きそうなので,私もやむを得ず雨合羽を着込む.
 11時32分,花立山荘を出発,下山再開.オッカナビックリ後7分坂を下り終える.そして,露岩帯に差し掛かる.すると,何と,ゲザンシュタインさんが私の後ろに居られる.さすがに下山が得意な,ゲザンシュタインさんである.結局,私は追い付かれてしまう.

<雷雨上がる>

■尊仏山荘のW田さん
 以後,11時35分,大量の荷物を背負った尊仏山荘の小屋番W田さんとすれ違う.
 雷雨の中,ご苦労様.

<尊仏山荘のW田さん>

■私もお節介焼きだな
 その後も小雨の中を下り続ける.雨の中,次々に登ってくる方々とすれ違いながら・・
 12時06分,駒止茶屋を通過する.駒止階段の急坂で,足許が覚束ない老人男性が2本のストックをガチャガチャさせながら不器用に下っている.後ろから見ていて,如何にも危なっかしい.丁度そのとき若い女性数名が登ってくる.
 「あんた達,これからまだ上に登るの・・・上の方は随分と道が悪いよ・・」
と余計なことを言っている.女性達は困惑気味で可哀相.
 私はお節介かなと思いながらも,
 「雷にだけは,気を付けて・・・」
と前置きしてから,ここから上の道もさして危険なところはない・・・もう少しで塔ノ岳までの半分の道のりを歩いたことになる・・・など,塔ノ岳までの登山道の様子を説明する.
 世の中には,自分のことを棚に上げて,言わずもがなのお節介なことを言う方が,ときどき居られる・・・と,憤慨するが,
 「御前もその一人だぞ・・!」
と,私に体内に巣喰っているもう一人の私が,私を揶揄する.
 「はい・・・その通り.スミマセン!」
私はもう一人の私に平謝りする.

■和やかな常連会
 途中の雷雨で下山予定が30分ほど遅れたが,12時50分に,無事,大倉へ戻る.
 早速,常連会会場の大倉屋に入る.まずは,暑さと喉の渇きを癒すために氷水を所望する.氷水を口にすると,救われた感じになる.
 今日集まったのは常連10人ほど.
 暫く塔ノ岳から遠ざかっておられた韋駄天のTさんや大三郎さんも元気な姿で出席されている.各自適当に飲み物などを注文する.
 雑談をしている内に,あっと言う間に2時間ほど経過する.そして閉会.

<ボリューム満点のかき氷>

 
 
<常連懇親会>

■無事帰宅
 大倉発14時10分のバスに乗車する.
 渋沢駅で,私以外の方々は新宿行の電車,私一人寂しく小田原行の電車に乗る.雨と汗でベタベタになった衣服が気持ち悪い.
 小田原駅での接続が悪く15分ほど待って,15時04分発特別快速高崎行の電車に乗車する.
 16時過ぎに無事帰宅.
 早速,シャワーを浴びて,乾いた衣服に着替えて,やっとホッとする.
 こうして,4回目のリハビリ登山が終わった.
 良かった,良かった!

<ラップタイム>

 7:04  大倉歩きだし
 7:30  観音茶屋
 7:48  見晴山荘
 8:13  駒止茶屋
 8:39  堀山の家
 9:24  花立山荘
 9:38  金冷シ
 9:56  塔ノ岳山頂着(21.6℃)
10:38     〃   発
10:48  金冷シ
11:02  花立山荘(11:32まで雨宿り)
11:51  堀山の家
12:06  駒止茶屋
12:25  見晴山荘
12:35  観音茶屋
11:40  大倉着

[山行記録]

■水平歩行距離          7.0km(片道)

■ル軌跡登攀下降高度   1269m

■登攀所要時間(アイド
ル時間込み)
   大倉発           7:04
        塔ノ岳着          9:56
 (所要時間)     2時間52分(2.87h)
 水平歩行速度    7.0km/2.87h=2.44km/h
 登攀速度       1269m/2.87h=442.2m/h

■下降所要時間(アイドル時間込み)
    塔ノ岳発        10:35
    大倉着                     12:50
  (所要時間)    2時間15分(2.25h
 水平歩行速度    7.0km/2.25h=3.11km/h
 下降速度       1269m/2.25h=4564.0m/h
                           (おわり)

「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/63166d434e8b9855986102aba151d6ef
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9210029dd1c7a96ef48a0d2b75ced19b



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