＜カインプレヒト小屋のテラスで軽食＞
オーストリアの山旅:第8日目(3);カインプレヒト小屋のテラス
（アルパインツアー）
２０１４年６月２６日（木）～７月７日（日）
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第８日目；２０１４年７月３日（木） （つづく）
＜テラスで遅めの昼食＞
■カインプレヒト小屋に戻る
8時05分にカインプレヒト小屋から歩き出した私たちは，11時52分にトロッケンブロットシャルテ峠に到着した．峠で休憩を取った後，往路を下って，14時24分に，再びカインプレヒト小屋に戻る．
小屋前の広場でクールダウンストレッチを済ませる．
ツアーリーダーのＹＤさんが，
「皆さん…，ちょっとテラスに来てください…」
と私たちを促す．
何事かと思って，テラスに向かう．
「カップラーメンがあります…お好きなものをどうぞ…」
とのこと．
ツアー会社の配慮である．予め沢山のラーメンをカインプレヒト小屋に運び込む手配をしていたのだ．
何という細かい配慮だろう．
異国の旅も8日目ともなれば，そろそろ日本のものが恋しくなる頃である．私はこのカップラーメンに凄く感動する．
＜テラスで一休み＞
■心憎い配慮に感激
平素，カップラーメンなど殆ど食べたことのない私は，どれを選ぶか迷うが，何でもいいやで，目の前にあるラーメンを選ぶ．
適当に選んだのは塩ラーメンである．
ラーメンにお湯を注いで，出来上がるまでの暫くの間，ラーメンと睨めっこしながら過ごす．
“アルパインツアー社の凄いところは，こういうところだな…”
異国の地で食べる久々のカップラーメンは，特別に美味しい．
＜テラスでカップラーメン＞
■序でにソーセージ
塩ラーメンを食べたのが呼び水になったのか，もう少し何か食べたくなる．そこで，カインプレヒト小屋特製のソーセージを注文する．
大皿にソーセージ，カボチャのペースト，ジャガイモがドッサリと載っている．予想していたよりも，随分と大きなソーセージである．
“…やっぱり量が多すぎるな…”
と思いながらも美味しく頂戴する．
ちょっと塩気がきついような気がするが，とても美味しく頂戴する．
＜ばかでかいソーセージ＞
＜夕暮れの一時をノンビリと…＞
■テラスで日向ぼっこ
遅めの昼食が終わった後は夕食まで自由である．
私は，そのままテラスに残って，暫くの間，日向ぼっこをすることにする．とにかく気持が良い日和である．
ベンチの上に仰向けに寝転ぶ．快晴の空の下でノンビリと日向ぼっこである．気持ちが良いが，直射日光が諸将強すぎて，ジリジリと熱くなる，
ジリジリが堪らなくなり起き上がる．そして周囲の景色を眺めながら，メモ帳の整理をしたり，辺りの風景をスケッチしたりで，気儘な一時を過ごす．
＜テラスからの風景＞ ＜カインプレヒト小屋の部屋＞
■4日振りに下着を着替える
16時頃，一旦，部屋に引き上げる．
心地よい疲労感がある．30分ほどベッドに横になる．日向ぼっこで火照った体が治まった頃，洗面所で体全体の汗をお湯を使って洗い流す．実にサッパリする．
前にも記したが，この小屋には残念ながらシャワーはない．その代わりに，内側から鍵が掛かる洗面所を１人で占有して使用することができる．熱いお湯もタップリ出るので，実に快適である．
■夕日のテラスでのんびり…
17時30分頃，また外のテラスに出てみる．
ＩＵさんが，テラスで日向ぼっこをしている．1人でウイスキーを傾けながら…
私もＩＵさんの近くの席に座り込む．夕日を浴びながら，夕食前の静かな時間を過ごす．
小一時間，ベンチで昼寝を続ける．
テラスの片隅では，現地の方と思われる中年男性3人が陽気に騒いでいる．
その内に，日が傾いて，少し寒くなる．そろそろ潮時かなと思って，また部屋に戻る．
＜夕日が眩しいカインプレヒト小屋＞
（つづく）
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「オーストリア山岳トレッキング」の索引
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[編集後記]
２０１４年８月２７日（水） 終日小雨
丹沢塔ノ岳に登るつもりで，早朝3時に起床する．
真っ暗な外の様子を見る．無情にも小雨．濡れたアスファルトが街灯を反射している．
“ム…ム…，残念！”
私は本日の丹沢詣でを中止する．
でも，オレ，このままでは運動不足でブタになっちゃう．オレをブタにするには3日も雨が降れば十分だ．
（愚痴おわり）
