ニュープリマスに到着
<<ニュープリマスへ移動>>
2006年2月1日(水) その4
1155,展望台を発車した私達のバスは,アワオノ渓谷沿いのくねくねと続く道を下っていく。谷間にはヤシの木が群生している。何となくエキゾチックな雰囲気である。また,少々眠くなる。私は何となくぼんやりとした気分で車窓を眺めながら過ごす。
12:25,進行方向右手に,タスマン海の青い水がチラリと見えた。もうアワキノ(Awakino)が近い。私達は,タスマン海の海岸沿いの道に入る。この道を南南西に進み始める。車窓左手には相変わらず起伏の多い牧場が続いている。こころなしか沿線の民家の数が増え始めている。
12:31,私達のバスは,のどかで小さな町,アワキノ(Awakino)の市街地にある「白いビートインマッカール(White beat McKall)」というお店の前に停車する。ここで昼食を摂る予定である。お店は広い駐車場の奥にある。お店の裏には羊の牧場がある。牧場は起伏に富んだ地形になっている。お店のすぐ裏手には,鋭く尖った小山がある。その小山の山頂に2匹の羊が立っているのが見える。屋根には,大きな人形が飾ってある。良く見ると,どうやら漁夫のようである。小舟を引っ張りながら魚を追っている様子を表現している。
店に入る。すぐにカウンターがある。左手には土産品を並べたちょっとした売店がある。右手には,サンドイッチやデザートを並べた棚がある。そこで欲しいものを選んで,注文する。そして,右手奥のテーブルで摂る仕組みになっている。
テーブルコーナーへの入口にお土産品の飾り棚がある。その中に,陶器の「つがいの小鳥」が飾ってある。余りに可愛いので,思わず写真を撮る。
私はベジタリアンバーグとグラスミルクを注文する。テーブルのコーナーには,20名ほどの客が座るスペースがある。先客が数名居る。私達はスペースの一角のテーブルに纏まって座る。このテーブルに座れなかったドッジ夫妻と添乗員のSさんは,隣の席に座る。Sさんから,この地方の名物といわれる「何とか(名前忘れた)」という料理を振る舞われる。白身の魚のベタベタした塊である。食べてみると結構美味しい。皆,陽気である。和やかな一時を過ごす。
お店の外へ出る。強い日差しが射している。お店の前の広場を横切って,海岸に近寄ってみる。崖の下には明るい日差しを浴びた湾が広がっている。青い湾の向こうには小さな岬が見える。岬の先には尖った岩山が屹立している。眩しい光景である。眼に手をかざして,すばらしい風景を眺める。振り返ると,店の向こうに嶮しい小山のある牧場が衝立のように広がっている。相変わらず小山の山頂に1匹の羊がじっと立っている。
13:24,バスに乗り,旅を続ける。海岸線沿いの道を南南西に走る。車窓右側には,タスマン海が見え隠れする。車内がむし暑い。ノンノンと走り続けるバスの揺れで,また眠くなる。そして暫くの間,居眠りをする。
14:23,目が覚める。バスは,丁度,古い港の跡地の脇を通っている。そろそろ,本日の終点であるニュープリマスが近い。車窓両側には建物が増え始める。
Sさんがマイクを通じて,ニュープリマスの紹介を始める。
「・・・ニュープリマスは,人口6万5000人の町です。日本の三島市と姉妹都市です・・・・」
進行方向前方に,明日登るタラナキ山があるはずである。今日は,タラナキ山の辺りは大きな入道雲で覆われているので,全く見えない。やがてニュープリマス市内に入る。低層の店が並び始める。私達のバスは,ニュープリマス一番の繁華街と並行する道を走っている。途中から2回左折する。
14:34,私達は,本日の宿泊所,ニュープリマスインターナショナルホテルに到着する。バスを降りる。外気は28℃。暑い。それほど大きなホテルではない。外観は平凡である。ロビーへ入る。添乗員のSさんから,今夜の部屋割りと明日の行動予定の説明がある。
ドッジさんとスケルトンさんが相部屋。
ドッジさんのご主人と酋長さんが相部屋。この部屋が,これから2日間の「のんべい部屋」になるに違いない。
バーダーさんとフクロウさんが相部屋。ここが鶏小屋になる。
私はTさんと相部屋となる。
明日は,タラナキ山登山である。
モーニングコールが4:30。ボックスブレックファーストを各自食べる。
6:00,バスで出発して登山口に向かう。
7:00,歩き出し。
推定所要時間:上り 5時間,下り 3時間,合計8時間の予定である。
Sさんの説明を伺った後,一旦,部屋に入る。そして手荷物を確認する。私達の部屋は5階にある。見晴らしは全くなく,あまり良い部屋ではない。
今日は,15:30から,Sさんの案内で,ニュープリマス中心部を散策する予定である。集合時間まで,30分ほどしか時間がない。私は大急ぎで風呂に入る。
(第25回おわり)
<<ニュープリマスへ移動>>
2006年2月1日(水) その4
1155,展望台を発車した私達のバスは,アワオノ渓谷沿いのくねくねと続く道を下っていく。谷間にはヤシの木が群生している。何となくエキゾチックな雰囲気である。また,少々眠くなる。私は何となくぼんやりとした気分で車窓を眺めながら過ごす。
12:25,進行方向右手に,タスマン海の青い水がチラリと見えた。もうアワキノ(Awakino)が近い。私達は,タスマン海の海岸沿いの道に入る。この道を南南西に進み始める。車窓左手には相変わらず起伏の多い牧場が続いている。こころなしか沿線の民家の数が増え始めている。
12:31,私達のバスは,のどかで小さな町,アワキノ(Awakino)の市街地にある「白いビートインマッカール(White beat McKall)」というお店の前に停車する。ここで昼食を摂る予定である。お店は広い駐車場の奥にある。お店の裏には羊の牧場がある。牧場は起伏に富んだ地形になっている。お店のすぐ裏手には,鋭く尖った小山がある。その小山の山頂に2匹の羊が立っているのが見える。屋根には,大きな人形が飾ってある。良く見ると,どうやら漁夫のようである。小舟を引っ張りながら魚を追っている様子を表現している。
店に入る。すぐにカウンターがある。左手には土産品を並べたちょっとした売店がある。右手には,サンドイッチやデザートを並べた棚がある。そこで欲しいものを選んで,注文する。そして,右手奥のテーブルで摂る仕組みになっている。
テーブルコーナーへの入口にお土産品の飾り棚がある。その中に,陶器の「つがいの小鳥」が飾ってある。余りに可愛いので,思わず写真を撮る。
私はベジタリアンバーグとグラスミルクを注文する。テーブルのコーナーには,20名ほどの客が座るスペースがある。先客が数名居る。私達はスペースの一角のテーブルに纏まって座る。このテーブルに座れなかったドッジ夫妻と添乗員のSさんは,隣の席に座る。Sさんから,この地方の名物といわれる「何とか(名前忘れた)」という料理を振る舞われる。白身の魚のベタベタした塊である。食べてみると結構美味しい。皆,陽気である。和やかな一時を過ごす。
お店の外へ出る。強い日差しが射している。お店の前の広場を横切って,海岸に近寄ってみる。崖の下には明るい日差しを浴びた湾が広がっている。青い湾の向こうには小さな岬が見える。岬の先には尖った岩山が屹立している。眩しい光景である。眼に手をかざして,すばらしい風景を眺める。振り返ると,店の向こうに嶮しい小山のある牧場が衝立のように広がっている。相変わらず小山の山頂に1匹の羊がじっと立っている。
13:24,バスに乗り,旅を続ける。海岸線沿いの道を南南西に走る。車窓右側には,タスマン海が見え隠れする。車内がむし暑い。ノンノンと走り続けるバスの揺れで,また眠くなる。そして暫くの間,居眠りをする。
14:23,目が覚める。バスは,丁度,古い港の跡地の脇を通っている。そろそろ,本日の終点であるニュープリマスが近い。車窓両側には建物が増え始める。
Sさんがマイクを通じて,ニュープリマスの紹介を始める。
「・・・ニュープリマスは,人口6万5000人の町です。日本の三島市と姉妹都市です・・・・」
進行方向前方に,明日登るタラナキ山があるはずである。今日は,タラナキ山の辺りは大きな入道雲で覆われているので,全く見えない。やがてニュープリマス市内に入る。低層の店が並び始める。私達のバスは,ニュープリマス一番の繁華街と並行する道を走っている。途中から2回左折する。
14:34,私達は,本日の宿泊所,ニュープリマスインターナショナルホテルに到着する。バスを降りる。外気は28℃。暑い。それほど大きなホテルではない。外観は平凡である。ロビーへ入る。添乗員のSさんから,今夜の部屋割りと明日の行動予定の説明がある。
ドッジさんとスケルトンさんが相部屋。
ドッジさんのご主人と酋長さんが相部屋。この部屋が,これから2日間の「のんべい部屋」になるに違いない。
バーダーさんとフクロウさんが相部屋。ここが鶏小屋になる。
私はTさんと相部屋となる。
明日は,タラナキ山登山である。
モーニングコールが4:30。ボックスブレックファーストを各自食べる。
6:00,バスで出発して登山口に向かう。
7:00,歩き出し。
推定所要時間:上り 5時間,下り 3時間,合計8時間の予定である。
Sさんの説明を伺った後,一旦,部屋に入る。そして手荷物を確認する。私達の部屋は5階にある。見晴らしは全くなく,あまり良い部屋ではない。
今日は,15:30から,Sさんの案内で,ニュープリマス中心部を散策する予定である。集合時間まで,30分ほどしか時間がない。私は大急ぎで風呂に入る。
(第25回おわり)