<Oさんとミー君>
小屋番Oさんが戻った丹沢:塔ノ岳(今年2回目)
2011年1月8日(土)
■パンシロンとルルを間違える
とにかく外は真っ暗.寒い.こんな飛んでもない早朝に家を出るのは辛いが,今日辺りは,どうしても塔ノ岳を往復したい.4時30頃,何時もより早い朝食を摂る.
今日は何だか胃が重い感じがする.
「胸焼けがしそうだな.パンシロンでも飲んでおこうか」
私はリュックからパンシロンの包を1袋取り出して白湯で飲む.ところが胃酸薬にしては何だか味が変だ.薬の包をもう一度確かめると,何と風邪薬の「ルル」.そういえば,どこかの薬屋で頂戴したサンプルをリュックに入れていたことを思い出す.
風邪を引いているわけでもないのに,風邪薬を飲んでしまったが,まあ,実害はないだろう.今度はもう一度,包確かめてからパンシロンを1包服用する.
5時10分,自宅から出発.寒い.暗い.何でこんな惨めな思いをしてまで山へ向かうのか,自分でも少しおかしいなと思う.
渋沢発大倉行1番バスに乗車する.まだ座席に余裕がある.席について辺りを見回すと三角髭のTさんが反対側の席に座っている.やがて下り電車が到着して,ドヤドヤと沢山の登山客が乗り込んでくる.韋駄天のTさん,大船のSさん,カメラマンのMさん,茅ヶ崎の外人女性,K大Mさん,その他,土曜日お馴染みの方々.たちまち数名の立ち席が出るが,何時もの休日よりは大分空いているようである.
私のブログを読んでいたご常連が,
「・・Oさんが復帰したんだって? 登りに5時間半掛かったんだってね・・」
と話し出す.近場に居合わせたご常連の間で,暫くの間,Oさんのことが話題になる.
<大倉の日の出>
<光る海>
■お仲間と一緒に登る
バス停大倉に到着した頃,東の空から太陽が昇ってくる.素晴らしい日の出である.早速何枚かの写真を撮る.韋駄天組は,そそくさと塔ノ岳へ向けて歩き出す.例によって私はモタモタ.そして,韋駄天組よりも7~8分遅い7時11分に大倉から歩き出す.
寒いときは,早く温かくなりたいので,どうしても足早になる.登山口に到着する前に,カメラマンのMさんの先になる.登山口を過ぎてからも,まだ寒いのでやや速い速度で登り続ける.
観音茶屋手前でK大Nさんと,先日私が落としたノートを見つけた女性に追いつく.私はこの女性の忠告に従って,ノートの自分の名前と住所,それに携帯電話の番号を書いたことを報告する.そして,暫くの間,3人で雑談をしながら登り続ける.
K大Nさんが言う.
「1月3日に登ったら,山麓からもう辺り一面に雪でしたよ・・アイゼンが欲しくなるほどでした.でも下山するときにはすっかり溶けていました・・」
「そうでしたか,私は4日に登ったんですが,山頂付近にほんの少し残雪があるだけでしたよ・・」
朝の眩しい太陽が,杉並木を抜けて射し込んでくる.実に気持ちが良い.この心地よさを味わっただけでも,朝くらい内に家を出た甲斐があったなと,胸の内で思う.
7時42分,見晴茶屋を通過して,いよいよ急な登り坂に差し掛かる.一本松手前で,
「では,先に行かせて貰います・・」
とお二人に挨拶して,再び一人旅になる.
8時15分,駒止茶屋を通過する.歩き出してから1時間04分である.オシャベリをしながら歩いたにしては,まあ,まあのラップである.
<日の当たる登山道>
■スーパー韋駄天と富士山
堀山の尾根に入る.すると,前方からスーパー韋駄天の男性が駆け下ってくる.名前は同忘れしたが顔見知りである.私に,
「今年も宜しくお願いします・・」
と言いながら快調に下っていく.
堀山の尾根からは,今日も素晴らしい富士山が見えている.勿論,ここで数枚の写真を撮る.
■萱場平
8時30分堀山の家を通過する.小草平のベンチでは若い男性数名が休憩している.気温4℃.
今日は体調が良いので,ルンルン気分でユックリ登り続ける.8時47分に戸沢分岐を通過する.萱場平には人影がない.住んだ青空を背景に,これから登る花立山荘前の急坂が見えている.
■花立山
9時09分,花立山荘を通過する.気温2℃.ヤッパリ今日は寒い.でも,途中雑談しながらユックリ登ったのに,大倉から花立山荘までの所要時間は1時間58分.たった2分とはいえ,とにかく2時間を切っている.これは率直に嬉しい.
花立山荘手前の階段道で,ご常連の男性と女性に追いつく.男性が,痛んだ階段道をボランティアで補修している.
「ごくろうさま・・大変ですね」
と挨拶する.
「・・夜中に来て,わざわざ壊す人が居るんですよ」
と嘆く.以後,このお二人と山頂まで前後して歩く.
花立山手前で,同じバスに乗っていた韋駄天のSさんが下ってくるのとすれ違う.
9時22分,金冷シを通過する.最初の長い登り坂を登り切る手前で,韋駄天のTさん,そして最後の登り坂で三角髭のTさんとすれ違う.
■塔ノ岳山頂
9時34分,塔ノ岳山頂に到着する.大倉からの所要時間は2時間23分.久々に2時間20分台で登ることができた.山頂の気温はマイナス4℃. 例によって,殆ど雲もない素晴らしいパノラマである.
山頂直下で私を追い抜いていった顔見知りの男性が,富士山をバックに写真を撮りましょうと言ってくれるので,久々に自分の写真を撮る.
■Oさんが戻った尊仏山荘
3人連れたって尊仏山荘へ入ろうとしたとき,ご常連の1人が山荘から出て来る.
「・・Oさん,来ているよ.(大倉尾根を)5時間で登ったそうだよ・・」
と私達に報告する.
「へえ・・じゃあ,,,前より30分速くなったんだ・・・」
3人そろって,ドヤドヤと山荘に入る.今日はオーナーのHさん,W林さん,Oさんの3人豪華体制である.一緒に入ったご常連が,
「・・30分速く登ったんだって!」
とOさんに話しかける.
「ええ~っ!・・・どこで聞いたの?」
とOさんは不思議がる.
早速,Oさんが2階からネコのミー君を抱いてくる.久々にツーショットの写真を撮る.
「・・・ところで,(ミー君は)Oさんのこと覚えていましたか?」
「う~ん・・最初,15秒ほど,不思議そうな顔をしていましたが,思い出したようです・・」
これを切っ掛けに,暫くの間,ネコ談義.
暫くして,偶然,Hさんも,Oさんも用事で奥に引っ込んで,W林さんお一人だけになる.W林さんが私の耳元でささやく.
「夜,ミー君,私とOさんのどちらの寝床に潜り込んできたと思いますか?」
この答えは伏せておこう.答えを知りたい方は,大倉尾根で私に会ったときに直接聞いて戴きたい.
そうこうしている内に,K大Nさんが山荘に到着する.居合わせたご常連が一斉に,
「おや,K大Nさん,今日は随分とお速いですね・・2時間40分ぐらいですか?」
「そうなんです・・この頃何だか速く登れるようになりましたよ.今日は乾燥しているので足許がシッカリしていましたね.だから速く登れるんでしょうね・・」
「今日も,重いゴロー(FH注:靴のメーカーのこと)を履いているんですか」
「ゴローなんですよ.片っ方で1キロ以上あって重いです.もう一足軽いシリオがあるんですが,こっちを履いていたら,もっと速いかも知れませんね・・・韋駄天のTさんとすれ違う場所が,段々と山頂近くにずれてきたんです.前は花立山荘手前の長い階段だったんですが,今日は金冷シでしたよ.韋駄天のTさんが,私に気がつかなかったです・・・」
■ノンビリと下山
今日は,大倉発12時40分のバスに乗りたいと思う.十分余裕を見て10時04分に山荘を出発する.私が山荘を出ようとすると,入れ替わるようにカメラマンのMさんと,茅ヶ崎ご常連の外人女性が山荘に到着する.
小屋の外へ出ると寒いが,どうせ花立山荘辺りまで下れば温かくなるのが分かっているので,我慢して下山し続ける.続々と登ってくる登山客とすれ違いながら,下山し続ける.中には同じバスに乗り合わせた方々の顔も見える.
山頂直下で,ご常連のX氏とすれ違う.
花立山荘付近で,坂道を掛け登ってくる韋駄天“駆けっこに男性”に再び会う.彼は今日2回目の登頂である.彼とすれ違った後も,辺りの風景を眺めながらノンビリと下り続ける.堀山の尾根を下山していると,先ほど花立山荘付近ですれ違った“駆けっこ男性”に追い抜かれる.さらに下って,観音茶屋を過ぎる頃,またもや登ってくる“駆けっこ男性”とすれ違う.彼は指を3本立ててニッコリしながら駆け上っていく.午前中に3回も塔ノ岳を駆け足で登り下りする彼には,ただ,ただ,感服するばかりである.
予定通り,12時30分にバス停大倉に到着する.
今日は登りよりも,下りの方が長い時間が掛かった妙な登山になった.
<ラップタイム>
7:11 大倉歩き出し
7:31 観音茶屋
8:47 見晴茶屋
8:15 駒止茶屋
8:30 堀山の家
9:09 花立山荘
9:22 金冷シ
9:35 塔ノ岳山頂 着(-4.0℃)
========================================
10:04 塔ノ岳山頂 発
10:18 金冷シ
10:32 花立山荘
11:11 堀山の家
11:29 駒止茶屋
11:56 見晴茶屋
12:11 観音茶屋
12:30 大倉 着
[山行記録]
■水平距離 7.0km(片道)
■累積登攀下降高度 1269m
■登攀所要時間
大倉 発 7:11
塔ノ岳 着 9:34
(所要時間) 2時間23分(2.38h)
登攀速度 1269m/2.38h=532.8m/h
■下降所要時間
塔ノ岳 発 10:04
大倉 着 12:30
(所要時間) 2時間26分(2.43h)
下降速度 1269m/2.43h=522.2m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ea3bbb8f569da6b73a8e3f7f71880b80
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/cac907395e2b793689ca000fb2917268
小屋番Oさんが戻った丹沢:塔ノ岳(今年2回目)
2011年1月8日(土)
■パンシロンとルルを間違える
とにかく外は真っ暗.寒い.こんな飛んでもない早朝に家を出るのは辛いが,今日辺りは,どうしても塔ノ岳を往復したい.4時30頃,何時もより早い朝食を摂る.
今日は何だか胃が重い感じがする.
「胸焼けがしそうだな.パンシロンでも飲んでおこうか」
私はリュックからパンシロンの包を1袋取り出して白湯で飲む.ところが胃酸薬にしては何だか味が変だ.薬の包をもう一度確かめると,何と風邪薬の「ルル」.そういえば,どこかの薬屋で頂戴したサンプルをリュックに入れていたことを思い出す.
風邪を引いているわけでもないのに,風邪薬を飲んでしまったが,まあ,実害はないだろう.今度はもう一度,包確かめてからパンシロンを1包服用する.
5時10分,自宅から出発.寒い.暗い.何でこんな惨めな思いをしてまで山へ向かうのか,自分でも少しおかしいなと思う.
渋沢発大倉行1番バスに乗車する.まだ座席に余裕がある.席について辺りを見回すと三角髭のTさんが反対側の席に座っている.やがて下り電車が到着して,ドヤドヤと沢山の登山客が乗り込んでくる.韋駄天のTさん,大船のSさん,カメラマンのMさん,茅ヶ崎の外人女性,K大Mさん,その他,土曜日お馴染みの方々.たちまち数名の立ち席が出るが,何時もの休日よりは大分空いているようである.
私のブログを読んでいたご常連が,
「・・Oさんが復帰したんだって? 登りに5時間半掛かったんだってね・・」
と話し出す.近場に居合わせたご常連の間で,暫くの間,Oさんのことが話題になる.
<大倉の日の出>
<光る海>
■お仲間と一緒に登る
バス停大倉に到着した頃,東の空から太陽が昇ってくる.素晴らしい日の出である.早速何枚かの写真を撮る.韋駄天組は,そそくさと塔ノ岳へ向けて歩き出す.例によって私はモタモタ.そして,韋駄天組よりも7~8分遅い7時11分に大倉から歩き出す.
寒いときは,早く温かくなりたいので,どうしても足早になる.登山口に到着する前に,カメラマンのMさんの先になる.登山口を過ぎてからも,まだ寒いのでやや速い速度で登り続ける.
観音茶屋手前でK大Nさんと,先日私が落としたノートを見つけた女性に追いつく.私はこの女性の忠告に従って,ノートの自分の名前と住所,それに携帯電話の番号を書いたことを報告する.そして,暫くの間,3人で雑談をしながら登り続ける.
K大Nさんが言う.
「1月3日に登ったら,山麓からもう辺り一面に雪でしたよ・・アイゼンが欲しくなるほどでした.でも下山するときにはすっかり溶けていました・・」
「そうでしたか,私は4日に登ったんですが,山頂付近にほんの少し残雪があるだけでしたよ・・」
朝の眩しい太陽が,杉並木を抜けて射し込んでくる.実に気持ちが良い.この心地よさを味わっただけでも,朝くらい内に家を出た甲斐があったなと,胸の内で思う.
7時42分,見晴茶屋を通過して,いよいよ急な登り坂に差し掛かる.一本松手前で,
「では,先に行かせて貰います・・」
とお二人に挨拶して,再び一人旅になる.
8時15分,駒止茶屋を通過する.歩き出してから1時間04分である.オシャベリをしながら歩いたにしては,まあ,まあのラップである.
<日の当たる登山道>
■スーパー韋駄天と富士山
堀山の尾根に入る.すると,前方からスーパー韋駄天の男性が駆け下ってくる.名前は同忘れしたが顔見知りである.私に,
「今年も宜しくお願いします・・」
と言いながら快調に下っていく.
堀山の尾根からは,今日も素晴らしい富士山が見えている.勿論,ここで数枚の写真を撮る.
■萱場平
8時30分堀山の家を通過する.小草平のベンチでは若い男性数名が休憩している.気温4℃.
今日は体調が良いので,ルンルン気分でユックリ登り続ける.8時47分に戸沢分岐を通過する.萱場平には人影がない.住んだ青空を背景に,これから登る花立山荘前の急坂が見えている.
■花立山
9時09分,花立山荘を通過する.気温2℃.ヤッパリ今日は寒い.でも,途中雑談しながらユックリ登ったのに,大倉から花立山荘までの所要時間は1時間58分.たった2分とはいえ,とにかく2時間を切っている.これは率直に嬉しい.
花立山荘手前の階段道で,ご常連の男性と女性に追いつく.男性が,痛んだ階段道をボランティアで補修している.
「ごくろうさま・・大変ですね」
と挨拶する.
「・・夜中に来て,わざわざ壊す人が居るんですよ」
と嘆く.以後,このお二人と山頂まで前後して歩く.
花立山手前で,同じバスに乗っていた韋駄天のSさんが下ってくるのとすれ違う.
9時22分,金冷シを通過する.最初の長い登り坂を登り切る手前で,韋駄天のTさん,そして最後の登り坂で三角髭のTさんとすれ違う.
■塔ノ岳山頂
9時34分,塔ノ岳山頂に到着する.大倉からの所要時間は2時間23分.久々に2時間20分台で登ることができた.山頂の気温はマイナス4℃. 例によって,殆ど雲もない素晴らしいパノラマである.
山頂直下で私を追い抜いていった顔見知りの男性が,富士山をバックに写真を撮りましょうと言ってくれるので,久々に自分の写真を撮る.
■Oさんが戻った尊仏山荘
3人連れたって尊仏山荘へ入ろうとしたとき,ご常連の1人が山荘から出て来る.
「・・Oさん,来ているよ.(大倉尾根を)5時間で登ったそうだよ・・」
と私達に報告する.
「へえ・・じゃあ,,,前より30分速くなったんだ・・・」
3人そろって,ドヤドヤと山荘に入る.今日はオーナーのHさん,W林さん,Oさんの3人豪華体制である.一緒に入ったご常連が,
「・・30分速く登ったんだって!」
とOさんに話しかける.
「ええ~っ!・・・どこで聞いたの?」
とOさんは不思議がる.
早速,Oさんが2階からネコのミー君を抱いてくる.久々にツーショットの写真を撮る.
「・・・ところで,(ミー君は)Oさんのこと覚えていましたか?」
「う~ん・・最初,15秒ほど,不思議そうな顔をしていましたが,思い出したようです・・」
これを切っ掛けに,暫くの間,ネコ談義.
暫くして,偶然,Hさんも,Oさんも用事で奥に引っ込んで,W林さんお一人だけになる.W林さんが私の耳元でささやく.
「夜,ミー君,私とOさんのどちらの寝床に潜り込んできたと思いますか?」
この答えは伏せておこう.答えを知りたい方は,大倉尾根で私に会ったときに直接聞いて戴きたい.
そうこうしている内に,K大Nさんが山荘に到着する.居合わせたご常連が一斉に,
「おや,K大Nさん,今日は随分とお速いですね・・2時間40分ぐらいですか?」
「そうなんです・・この頃何だか速く登れるようになりましたよ.今日は乾燥しているので足許がシッカリしていましたね.だから速く登れるんでしょうね・・」
「今日も,重いゴロー(FH注:靴のメーカーのこと)を履いているんですか」
「ゴローなんですよ.片っ方で1キロ以上あって重いです.もう一足軽いシリオがあるんですが,こっちを履いていたら,もっと速いかも知れませんね・・・韋駄天のTさんとすれ違う場所が,段々と山頂近くにずれてきたんです.前は花立山荘手前の長い階段だったんですが,今日は金冷シでしたよ.韋駄天のTさんが,私に気がつかなかったです・・・」
■ノンビリと下山
今日は,大倉発12時40分のバスに乗りたいと思う.十分余裕を見て10時04分に山荘を出発する.私が山荘を出ようとすると,入れ替わるようにカメラマンのMさんと,茅ヶ崎ご常連の外人女性が山荘に到着する.
小屋の外へ出ると寒いが,どうせ花立山荘辺りまで下れば温かくなるのが分かっているので,我慢して下山し続ける.続々と登ってくる登山客とすれ違いながら,下山し続ける.中には同じバスに乗り合わせた方々の顔も見える.
山頂直下で,ご常連のX氏とすれ違う.
花立山荘付近で,坂道を掛け登ってくる韋駄天“駆けっこに男性”に再び会う.彼は今日2回目の登頂である.彼とすれ違った後も,辺りの風景を眺めながらノンビリと下り続ける.堀山の尾根を下山していると,先ほど花立山荘付近ですれ違った“駆けっこ男性”に追い抜かれる.さらに下って,観音茶屋を過ぎる頃,またもや登ってくる“駆けっこ男性”とすれ違う.彼は指を3本立ててニッコリしながら駆け上っていく.午前中に3回も塔ノ岳を駆け足で登り下りする彼には,ただ,ただ,感服するばかりである.
予定通り,12時30分にバス停大倉に到着する.
今日は登りよりも,下りの方が長い時間が掛かった妙な登山になった.
<ラップタイム>
7:11 大倉歩き出し
7:31 観音茶屋
8:47 見晴茶屋
8:15 駒止茶屋
8:30 堀山の家
9:09 花立山荘
9:22 金冷シ
9:35 塔ノ岳山頂 着(-4.0℃)
========================================
10:04 塔ノ岳山頂 発
10:18 金冷シ
10:32 花立山荘
11:11 堀山の家
11:29 駒止茶屋
11:56 見晴茶屋
12:11 観音茶屋
12:30 大倉 着
[山行記録]
■水平距離 7.0km(片道)
■累積登攀下降高度 1269m
■登攀所要時間
大倉 発 7:11
塔ノ岳 着 9:34
(所要時間) 2時間23分(2.38h)
登攀速度 1269m/2.38h=532.8m/h
■下降所要時間
塔ノ岳 発 10:04
大倉 着 12:30
(所要時間) 2時間26分(2.43h)
下降速度 1269m/2.43h=522.2m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
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