今日は平成最後の日；終日雨だった
２０１９年４月３０日（火） 終日雨
今日は平成最後の日である．
平成元年（昭和64年），私は長年勤めていた会社を定年1年前に退職して，某大学で第二の人生を歩み始めた．そして，平成の後半でこの第二の職場も退職して現在に到っている．
つい先日，今はもう大学生になっている孫から，
「･･･おじいちゃんは大正生まれなの･･･？」
と思わぬ質問を受けて愕然とする．
「おい，おい，いくらおじいちゃんが年寄りでも，大正はないだろう！」
とクレームするが，若い人の感覚では明治，大正，昭和は一緒くた．要するに歴史上の古い時代にしか感じないのだろう．
･･ということは，やっぱり自分でいくら，
”･･まだ老いぼれではない～っ！”
と言い張っても，客観的にみれはやっぱり老いぼれなのだと自覚しなければならない．
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朝から雨が降っている．何時まで経っても止みそうもない．
何時もの通り，所用があって午後から辻堂へ向かう．雨にもかかわらず辻堂駅付近は若い人で大賑わいである．
駅前の「ナントカ？」という大規模店の中を通り抜ける．広い通路の両側にはオシャレな店舗が建ち並ぶ．あちこちにある飲食店はどこも満員の盛況である．
小雨降る広場では，私には全く馴染みのない若い男性の歌手が，マイクを片手にがなりたてるような感じの何か歌らしいものを歌っている．
”ム，ム，ム，･･･オレは世相からかけ離れたところで生活しているなぁ！”
このこと一つからも，自分がどれだけ世相についていけないか，あるいは世間知らずなのかが良くわかる．
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イベントが行われている広場の先にある神台公園を散策する（下の写真は4月29日撮影）．公園の一角にある藤が丁度見頃を迎えている（冒頭の写真）．
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夜帰宅．
テレビは，平成最後の日らしく，どの放送局も平成を振り返る番組ばかり．私は平成の天皇陛下とほぼ同じ世代である．もちろん第二次世界大戦のことも鮮明に記憶している．
平成は，竹馬の友，学校の同窓生，親友であったMZ氏，TN氏，NY氏,･･･，同じ職場に居られた方々，お世話になった方々，親戚など多くの方々とのお別れの時代でもあった．幸い私はまだ生きながらえているが，これらの方々とお別れしたことで寂寥感に苛まれる．でも総じて言えば平和だったのが何よりである．
明日からは令和の時代である．
そう思うと，私なりに平成の一区切りが付いたような気分になっている．
（おわり）
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