<道元顕彰碑>
紅葉の鎌倉:県立近代美術館・北鎌倉.大船を一巡り
(単独散策)
2010年12月2日(木)
<散策地図>
<大巧寺から路地を抜けて>
■まずは鎌倉駅へ
もう冬だというのにポカポカと暖かい日射しに誘われて,散策に出掛けた.
少々早い昼食を終えて,どこという当てもなく散策に出掛ける.家を出た途端に,「はて,何処へ行こうか」と迷うが,まずは近場の鎌倉中央公園を半周して梶原口から梶原住宅地に入る.その後,沢山の観光客の間を縫うようにして源氏山公園を通り抜けで鎌倉駅に到着する.
このブログで,源氏山公園の紅葉のことは,もう沢山記録したので,今日の散策は,たった今到着した鎌倉駅を起点として,紹介することにしよう.
■大巧寺から発掘調査現場
今日は平日だが,絶好の行楽日和なので,鎌倉駅前は沢山の観光客で混雑している.私は,画材を物色したかったので,まずは駅近くの島森書店を覗く.ついでに,すぐ隣にある生涯学習センターのロビーで,催し物や展覧会のチラシを一通り見て回る.
その後,特に何処へ行くという当てもなく,何となく大巧寺の境内を抜けて,小町大路に出る.途中文化財発掘調査の現場を覗き見する.
■蛭子神社のイチョウ
成り行きで小町大路を北へ向かって,蛭子神社に立ち寄る.向かって右手の大きなイチョウの木はすでに紅葉が終わり落葉しているが,本殿奥にあるイチョウが丁度紅葉の見頃である.
■妙隆寺
途中から,妙隆寺の境内に入る.ここのイチョウも見事に色づいている.寿老人,丸山貞夫の墓を通り過ぎて,大佛次郎邸前の路地を北へ進む.
<日蓮辻説法跡>
<妙隆寺>
<鎌倉八幡宮>
■鎌倉国宝館の紅葉
路地を抜けて,横浜国立大学付属中学校側の参道から鶴岡八幡宮の境内に入る.まずは鎌倉市立鎌倉国宝館付近の紅葉を楽しむ.この辺りの紅葉は正に見頃である.
■白旗神社付近の紅葉
今が正に見頃.紅葉が見事.沢山のカメラマンに混じって何枚か写真を撮る.
■大イチョウ
倒壊した大イチョウの切り株から生えた沢山の小枝も綺麗に紅葉している.
<県立近代美術館見学>
■近代美術館
近代美術館の2階にある喫茶店でコーヒーを飲みたいなと思う.コーヒーが目当てで,久々に近代美術館に入る.ところが,お目当ての喫茶店は,当分の間休業とのこと残念.
序でと言っては語弊があるが,「ひと|HITO:所蔵作品に見る人間のかたち」を一回り見学する.
見始めると,凄い絵ばかりなので,思わず引き込まれる.特にあの有名な岸田劉生画伯の「童女図(麗子立像)」の実物を見て感激した.
■近代美術館別館
美術館を見回りたい気分になった私は,美術館別館を訪れる.見学者の姿は殆どなく,何となくガランとしている.ここでは「保田晴彦展」が開催されている.
保田氏について,何の予備知識もない私は,作品を見ている内に,クロッキーの凄さに瞬く間に圧倒される.特に後半の闘病生活を画材にした絵に感激する.
見学を終えて美術館の庭に出る.周囲の山の紅葉が見事である.暫くの間,庭を散策しながら周囲の紅葉を楽しむ.
<北鎌倉へ>
■巨福呂坂
別館から鎌倉駅へ戻ろうか,それとも北鎌倉へ向かうか迷うが,結局,巨福呂坂を経由して,北鎌倉へ向かう.途中,次々に観光客とすれ違う. 巨福呂坂付近の紅葉も見事である.
■建長寺
建長寺に到着する.中に入って,ゆっくり境内を見学しようかとも思ったが,入口から境内を覗いただけで通過する.
<北鎌倉の民家>
■円覚寺
横須賀線踏切の手前から枝道に入る.観光客や近くにある高校の生徒らで混雑している.
円覚寺入口の紅葉が見事.ここで写真を撮るが,境内に入るのは省略する.
<北鎌倉から大船へ>
■トンネルを潜って
円覚寺から山ノ内へ抜けて自宅まで徒歩で帰ろうか,それとも序でに大船まで歩こうかと迷うが,折角なので,大船まで歩くことにする.
北鎌倉駅下りホーム沿いの路地を大船方面に歩く.進行方向右側に,やぐらの跡が散見される.
権兵衛踏切を越えると,路地は右折して小さなトンネルを潜る.紅葉の中のトンネルは絶好の画題になるなと思う.
■石造庚申塔
横須賀線になるべく近い路地を選んで歩く.小袋谷踏切近くから,住宅地の中の未舗装の道に入る.長い間,鎌倉に住んでいる私も始めて歩く道である.この路地が一体何処へ出るのか興味津々である.
やがて,横須賀線線路に斜めに突き当たる.見覚えのあるところに出たので,前後の位置関係がすぐに分かる.目の前に長い石段が見える.厳島神社への参道である.
この参道の登口に,鎌倉市指定有形民族資料の石造庚申塔がある.近くに厳島神社氏子が作った説明板が立っている.
■厳島神社
長い石段を登り切ると,進行方法左手に厳島神社がある.境内には人気がない.立派な社殿を拝観してから,今登った石段を下る.
■成福寺
ついで,すぐ近くにある成福寺を詣でる.藁葺きの立派な山門が印象的である.境内のイチョウが綺麗に紅葉している.鎌倉唯一の浄土真宗の寺.
墓地の奥にヤグラらしい洞穴が見えている.
■大船駅
成福寺から道なりに歩いて,小袋谷陸橋付近に到着する.ここから先は,日常的に歩いている所である.小袋谷陸橋脇を通って,中通り商店街に入る.買い物客の雑踏を抜けて,大船駅前に到着する.
こうして,水平歩行距離6.5キロメートル,累積登攀高度80メートル,累積下降高度78メートルのプチ散策が終わった.
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/207f2fda28b90f7aa62efb40ce4cae3f
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/827f3d637e11046a3fd501d74c18d1fa
紅葉の鎌倉:県立近代美術館・北鎌倉.大船を一巡り
(単独散策)
2010年12月2日(木)
<散策地図>
<大巧寺から路地を抜けて>
■まずは鎌倉駅へ
もう冬だというのにポカポカと暖かい日射しに誘われて,散策に出掛けた.
少々早い昼食を終えて,どこという当てもなく散策に出掛ける.家を出た途端に,「はて,何処へ行こうか」と迷うが,まずは近場の鎌倉中央公園を半周して梶原口から梶原住宅地に入る.その後,沢山の観光客の間を縫うようにして源氏山公園を通り抜けで鎌倉駅に到着する.
このブログで,源氏山公園の紅葉のことは,もう沢山記録したので,今日の散策は,たった今到着した鎌倉駅を起点として,紹介することにしよう.
■大巧寺から発掘調査現場
今日は平日だが,絶好の行楽日和なので,鎌倉駅前は沢山の観光客で混雑している.私は,画材を物色したかったので,まずは駅近くの島森書店を覗く.ついでに,すぐ隣にある生涯学習センターのロビーで,催し物や展覧会のチラシを一通り見て回る.
その後,特に何処へ行くという当てもなく,何となく大巧寺の境内を抜けて,小町大路に出る.途中文化財発掘調査の現場を覗き見する.
■蛭子神社のイチョウ
成り行きで小町大路を北へ向かって,蛭子神社に立ち寄る.向かって右手の大きなイチョウの木はすでに紅葉が終わり落葉しているが,本殿奥にあるイチョウが丁度紅葉の見頃である.
■妙隆寺
途中から,妙隆寺の境内に入る.ここのイチョウも見事に色づいている.寿老人,丸山貞夫の墓を通り過ぎて,大佛次郎邸前の路地を北へ進む.
<日蓮辻説法跡>
<妙隆寺>
<鎌倉八幡宮>
■鎌倉国宝館の紅葉
路地を抜けて,横浜国立大学付属中学校側の参道から鶴岡八幡宮の境内に入る.まずは鎌倉市立鎌倉国宝館付近の紅葉を楽しむ.この辺りの紅葉は正に見頃である.
■白旗神社付近の紅葉
今が正に見頃.紅葉が見事.沢山のカメラマンに混じって何枚か写真を撮る.
■大イチョウ
倒壊した大イチョウの切り株から生えた沢山の小枝も綺麗に紅葉している.
<県立近代美術館見学>
■近代美術館
近代美術館の2階にある喫茶店でコーヒーを飲みたいなと思う.コーヒーが目当てで,久々に近代美術館に入る.ところが,お目当ての喫茶店は,当分の間休業とのこと残念.
序でと言っては語弊があるが,「ひと|HITO:所蔵作品に見る人間のかたち」を一回り見学する.
見始めると,凄い絵ばかりなので,思わず引き込まれる.特にあの有名な岸田劉生画伯の「童女図(麗子立像)」の実物を見て感激した.
■近代美術館別館
美術館を見回りたい気分になった私は,美術館別館を訪れる.見学者の姿は殆どなく,何となくガランとしている.ここでは「保田晴彦展」が開催されている.
保田氏について,何の予備知識もない私は,作品を見ている内に,クロッキーの凄さに瞬く間に圧倒される.特に後半の闘病生活を画材にした絵に感激する.
見学を終えて美術館の庭に出る.周囲の山の紅葉が見事である.暫くの間,庭を散策しながら周囲の紅葉を楽しむ.
<北鎌倉へ>
■巨福呂坂
別館から鎌倉駅へ戻ろうか,それとも北鎌倉へ向かうか迷うが,結局,巨福呂坂を経由して,北鎌倉へ向かう.途中,次々に観光客とすれ違う. 巨福呂坂付近の紅葉も見事である.
■建長寺
建長寺に到着する.中に入って,ゆっくり境内を見学しようかとも思ったが,入口から境内を覗いただけで通過する.
<北鎌倉の民家>
■円覚寺
横須賀線踏切の手前から枝道に入る.観光客や近くにある高校の生徒らで混雑している.
円覚寺入口の紅葉が見事.ここで写真を撮るが,境内に入るのは省略する.
<北鎌倉から大船へ>
■トンネルを潜って
円覚寺から山ノ内へ抜けて自宅まで徒歩で帰ろうか,それとも序でに大船まで歩こうかと迷うが,折角なので,大船まで歩くことにする.
北鎌倉駅下りホーム沿いの路地を大船方面に歩く.進行方向右側に,やぐらの跡が散見される.
権兵衛踏切を越えると,路地は右折して小さなトンネルを潜る.紅葉の中のトンネルは絶好の画題になるなと思う.
■石造庚申塔
横須賀線になるべく近い路地を選んで歩く.小袋谷踏切近くから,住宅地の中の未舗装の道に入る.長い間,鎌倉に住んでいる私も始めて歩く道である.この路地が一体何処へ出るのか興味津々である.
やがて,横須賀線線路に斜めに突き当たる.見覚えのあるところに出たので,前後の位置関係がすぐに分かる.目の前に長い石段が見える.厳島神社への参道である.
この参道の登口に,鎌倉市指定有形民族資料の石造庚申塔がある.近くに厳島神社氏子が作った説明板が立っている.
■厳島神社
長い石段を登り切ると,進行方法左手に厳島神社がある.境内には人気がない.立派な社殿を拝観してから,今登った石段を下る.
■成福寺
ついで,すぐ近くにある成福寺を詣でる.藁葺きの立派な山門が印象的である.境内のイチョウが綺麗に紅葉している.鎌倉唯一の浄土真宗の寺.
墓地の奥にヤグラらしい洞穴が見えている.
■大船駅
成福寺から道なりに歩いて,小袋谷陸橋付近に到着する.ここから先は,日常的に歩いている所である.小袋谷陸橋脇を通って,中通り商店街に入る.買い物客の雑踏を抜けて,大船駅前に到着する.
こうして,水平歩行距離6.5キロメートル,累積登攀高度80メートル,累積下降高度78メートルのプチ散策が終わった.
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/207f2fda28b90f7aa62efb40ce4cae3f
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
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