中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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三浦アルプス縦走(2)

2007年02月05日 11時16分51秒 | 鎌倉あれこれ

           梅が香り始めた早春の
          三浦アルプス南尾根縦走(2)(完)
            (湘南カラビナ隊)
           2007年2月1日(木)

<迷路のようなハイキングコースを行く>

■田浦梅林

 朝の東海道線・横須賀線のダイヤが,人身事故で乱れている。これは困ったな・・・大半の参加者がダイヤの乱れの影響を受けるはずなのに,全員が定刻10時30分までにJR田浦駅に集合した。
 駅前の広場で簡単なストレッチをした後,10時39分に歩き出す。国道16号線のトンネルを抜けて,田浦郵便局前の跨線橋を渡り,細い道路を田浦梅林に向けて歩き出す。 10時54分,田浦梅林入口に到着する。ここから急な階段を一気に登り梅林の中に入る。そして,すぐに展望が開けた梅林広場に到着する。眼下には横浜市のシーパラダイス,八景島,野島などが広がっている。
 大半の梅の蕾はまだ固いが,何本かの梅がきれいに咲いている。遊歩道に沿って植えられた水仙が一足早く満開である。 11時15分,展望台に到着する。ここで衣服調整のために10分ほど休憩を取る。

         <田浦梅林の水仙(1)>

          <田浦梅林の水仙(2)>


■素晴らしい眺望
 11時26分に展望台を出発する。梅林の西端から急な坂道を下って,11時32分に横浜横須賀道路を跨ぐ橋を通過する。いよいよ三浦アルプスの山道に差し掛かる。少し進むとほんの2~3メートルの高さだが,急な露岩帯を通過する。登山道はいよいよ急な登り坂になる。やがてトラロープが張ってあるザレた急坂を登り詰めると,三浦アルプスの尾根の上に到着する。ここで登山道は左右に分岐する。右側の道,つまり北側に進むと三浦アルプスの北尾根ルートになり二子山に抜けられる。
 私達は左側の登山道,つまり進路を南に取り,南尾根を通過する予定である。暫く進むと再び尾根が2分する。道なりに進むと中尾根に入る。ここを左方向の登り坂を進み,11時48分,乳頭山の展望台に達する。ここからの眺望は素晴らしい。眼下には遠く横浜のシーパラダイスから横須賀の猿島付近までパノラマのような風景が展開する。

           <三浦アルプス取付きの尾根からの眺望>

■鉄塔の下で昼食
 11時55分に展望台を出発する。小さな上り下りが連続する尾根沿いの道を進む。ときにはザレた急勾配を登ったり降りたりする。小さな支尾根が沢山あるので,進路を間違えそうになる。地形図とコンパスを絶えず見ているが,ときどき,自分がどの辺を歩いているのか,分からなくなる。
 さらに尾根を進むと,Yの字形に道路が分岐する。数年前,ここで間違えたことがある。左の尾根伝いに進むと寺前というところへ下りてしまう。右側のトラバース道を選ぶ。すると,頭上に2本の高圧線が通っているのが見え出す。最初に手前の高圧線の下を通過する。そして間もなく2本目の高圧線の鉄塔に到着する(12時25分頃)。
  鉄塔の下で昼食を摂る。冬とは思えない暖かい日差しを浴びながら,仲間同士で食べる昼食は,どんな高級レストランの食事よりも,ずっと美味しい。バーダーさんがお湯を沸かして,スープを皆に振る舞ってくれる。これがまた,たまらなく美味しい。

■迷路を登ったり降りたり
 昼食を終えた私達は,12時45分頃,再び歩き出す。深い笹竹の間をかき分けるように進む。するとすぐに急な登り斜面が現れる。喘ぎながら斜面を登りきると山頂で道路が枝分かれする。どちらへ行こうかと,ついつい迷う。前回の三浦アルプス横断のときは,ここで昼食を摂った。足下にビッシリとドングリの実が落ちていたのを思い出す。 ときどき,道を迷いそうになるが,地図を確かめながら,なんとか迷わずに先へ進む。13時34分に南側斜面を下る林道分岐を通過する。この林道を下ると,森戸川の上流に出る筈である。14時01分に#26の標識が建っている丘に到着する。ここで10分ほど休憩を取る。そして,さらに細かな上り下りを何回か繰り返した後,少し長い登り坂を登り切って,14時17分に馬頭観音が祀ってある小山を通過する。ここからは概ね下り坂になる。ややこしい分岐を通過して,仙元ハイキングコースに飛び出す。

            <馬頭観音>

■仙元山展望台
 ここから先は公園内の一般道路である。途端に歩きやすくなる。長い階段を登ったと思うと,また長い階段を降りる。そしてまた長い階段を登り返す。すると大楠山,湘南国際村,葉山,逗子方面の海が良く見える尾根道になる。
 15時02分,仙元山公園の展望台に到着する。ここで15分ほど休憩を取る。眼下の逗子,鎌倉方面の展望はとても素晴らしいが,相模湾から冷たい風が吹き上げてくる。ベンチに座りながら残り物の菓子類を出し合って賞味する。

       <仙元山公園から逗子を望む>

■風早橋経由で逗子へ
 15時15分に仙元山公園の展望台を出発する。尾根道を上り下りして,15時22分に葉山隧道上の葉山日本キリスト教団教会の脇を通過し,急坂を下り,15時33分,国道134号線沿いのバス停「風早橋」に到着する。
 15時39分発の逗子行きのバスに乗車。15時45分,京急逗子駅に到着し,ここで解散する。

[ハイキング記録]

■累積登攀・下降高度
   約600m
■水平距離        約8.5km
■所要時間(休憩時間込み)約5時間
                                     (おわり)
 



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