中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉:天園ハイキングコースのネコ(1)

2007年02月06日 04時36分26秒 | 鎌倉あれこれ

            ネコの遊んだ
       鎌倉:天園ハイキングコースのネコ(1)
            (単独山行)
         2007年2月3日(土)

 2007年2月3日。土曜日。
 早朝,4時に起床。外はまだ真っ暗である。
 本当は,スケルトンさんと,大倉尾根を経由して塔ノ岳を往復するつもりだった。だが,どうしたことか,喉が少し痛いことに気が付いた。それに,朝だというのに,何となく倦怠感が残っている。何時も太平楽に何となく朝を迎えているflower-hillには,こんな不都合なことは滅多にない。5時過ぎに,
 「まあ,,,いいか・・・大したことないな・・」
と思ったので,何時も通りに出掛けようかと思った。だが,
 「待てよ・・・もう年なので,もっと慎重になれよ・・・」
と心の中の,もう一人の私が,表の私にそっと忠告する。私は,もう一人の私の忠告に従うことにした。そして,同行予定のスケルトンさんに,断りのメールを送る。
 すぐにリュックを放り出す。そして,身体の違和感がなくなるまで,ベッドで静かにしていることにする。ベッドに横になったら,瞬く間にまた寝入ってしまう。そして,7時頃,朝食を摂るために再度起き出す。
 外を見ると,今日も上天気である。しかも,季節外れの暖かさである。まるで春のような心地よさである。そうなると,ちょっとした喉の痛みなど,全く無視して,無性に散歩をしたくなる。
 9時57分,暖かい日差しを浴びながら,私はナップザックにペットボトル1本の水を入れて,家を出発する。住宅地を抜けて,葛原ヶ岡神社近くにある山之内浄水場を経由して,北鎌倉へ抜ける尾根道に入る。前方に明るい日の光の中に六国見山が見えている。

    <山之内浄水場付近から六国見山を望む>
 山道を下ると北鎌倉の静かな住宅地に入る。狭い道路を下ると鎌倉街道に突き当たる。この三叉路の近くにあるコンビニへ立ち寄る。flower-hillはこのコンビニの常連客である。
 北鎌倉駅から踏切を渡って,円覚寺側に出る。そのまま線路に沿って,暫くの間,建長寺の方へ向かう。そして左側の「ネコの店」に近付く。何人かの先客が,この店の看板ネコと遊んでいるようである。店の入口で,育ちの良さそうな白ネコが,尻尾を立てて甘えている。
   
       <白ネコのプリンちゃん>
 「プリンちゃんですか,それともゴハンちゃん・・・?」
と私がお店の奥さんに伺う。
 「これは白ネコのプリンです・・・ゴハンちゃんも呼びましょう・・・」
と言いながら,お店の奥に向かって,
 「ゴハンちゃぁ~ん・・・」
と大声で呼ぶ。すると,扉の隙間からゴハンちゃんが顔を出す。
   
       <ゴハンちゃんが顔を出す>
 2匹の仕草が実に優雅で可愛い。平素から可愛がられているらしくて,すっかり人に馴れておっとりとしている。そこが野良猫と大きく違うところである。

      <仲の良いプリンちゃんとゴハンちゃん>
 名月院の前を通り過ぎて,名月谷へ入る。今泉に抜ける狭い道を,歩行者をかき分けながら自動車が通り過ぎる。オカリナで有名な某喫茶店の前を通り過ぎてから,急な舗装道路を登り詰めて山道に入る。
 坂道を,若い男性が汗ビッショリになって,ハア,ハアしながら,狭い登山道なのに,私を無理に追い抜こうとする。私は内心で,
 「この野郎め・・・」
と思ったが,一旦,
 「どうぞ・・・・」
と道を譲る。
 彼は,年輩者の私を見下すような顔をして,私に挨拶もせずに,大汗で真っ赤な顔のまま,ハアハアと大股に私の前を通過する。後から彼の姿を見ると,歩く度に,上体が大きく左右に揺れている。この姿を見て,私の体の中に「この野郎・・!」という苛立たしさが込み上げてくる。私は,数分時間を置いて,彼との距離が50メートルほど開いた頃,歩行速度を上げて,一気に彼を追い越してしまう。
 平素から山歩きをしている私からすれば,いくら若くても平素山を歩いていない人を,登り坂の山道で追い抜くのは,いとも簡単なことである・・・・・が,追い抜いてから,
 「年甲斐もなく,バカなことをしたな・・・」
と深く反省する。
 すぐに勝上嶽山頂に到着する。山頂の展望台は,観光客で混雑している。
                             (つづく)



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