中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

セピア色の画集;『八峰キレットに朝日が昇る』(40号)

2013年04月06日 05時15分10秒 | 趣味三昧:セピア色の画集

      セピア色の画集;『八峰キレットに朝日が昇る』(40号)
                      (2013年3月制作)

 2013年4月2日から7日まで横浜で開催された展覧会に出展した水彩画3部作の中の1枚である.
 この絵は,数年前に,山旅スクール挑戦コースで訪れた北アルプス八峰キレット越えのときのスケッチを元に,40号の絵に仕上げたものである.
 もともと私は高い所や険しいところが苦手である.そんな苦手をなんとかしようというのも山旅スクールに入った動機の一つである.
 実は,私にとって,八峰キレット越えも,とても怖かった.山岳ガイドの指導を受けながら,やっとの思いで通過して,キレット小屋に到着したときは,本当にホッとした.
 翌日,まだ眠たいのに,早々とご来光である.
 夏とはいえ,早朝の高所である.結構寒い.
 私たちは眠たい目をこすりながら,八峰キレットからメラメラと昇る太陽を眺めていた.太陽は稜線をこじ開けるように昇る.眩しくて強烈な日光がシャワーのように私たちに降りかかる.
 そんな様子を,私はこの絵で画きたかった.
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 私はこの絵を画くのに四苦八苦した.
 画いている内に,“ああしよう,こうしよう,・・・”と自分の思いがクルクルと変わってしまう.その度に筆先が戸惑う.
 透明水彩を使って描くので,一旦,色を塗ってしまうと,なかなか修正がきかない.そこが絵の素人の私が困るところである.焦りながら何度も塗りたくっている内に.絵の色がだんだんと濁ってしまう.
 まあ,そんな四苦八苦が如実に見えてしまう作品になってしまった.
 でも,少ししかない私の登山歴を記録に残したという点で,下手くそな絵ではあるが私にとって思い出深いものになったと思っている.

「セピア色の画集」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0afef01f20558b993c7d3ba69abe0dae
「セピア色の画集」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/74c19ecb68e701d3b216e421bfbd644e



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。