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<湯川沿いに古道は続く>
熊野古道:中辺路を行く(8) 第3日目(2)
湘南カラビナ隊 第3日目
11月21日(水)(つづき)
<三越峠を越えて>
■岩神王子跡
7時41分に仲人茶屋(540m)を出発する。また,杉林の中のやや急な登り坂が連続する。標高600メートル付近で,少し下り坂になり,再び九十九折りの登り坂になる。標高670メートルの小さな峠を越えると,かなり急な下り坂になる。
8時16分,下り坂の途中にある岩神王子跡(550m)に到着する。岩神王子跡は木立の中の平らな空き地になっている。小さな石碑と案内板がある。ここで暫く休憩を取る。
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<岩神王子跡>
■おぎん地蔵
8時20分,岩神王子を出発する。下り坂の階段道になる。杉林の中のなだらかな下り坂を進む。8時23分に46番道標(620m)を通過する。そして,8時26分,飛び出るように自動車道(575m)に出る。2分ほど自動車道を歩き,ふたたび古道(560m)に入る。
8時34分に47番道標(480m)を通過する。ここから谷間の下り坂になる。私達は,山間の川の右岸に沿って下り続ける。川面より少し高い場所をトラバース道が続く。岩を噛む川の音が絶えず聞こえてくる。
8時49分,おぎん地蔵に到着する。小さな庵の中に地蔵が鎮座している。
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<おぎん地蔵>
■蛇形地蔵
8時53分に49番道標(425m)を通過する。下り坂が続く。そして,9時丁度に自動車道に飛び出るようにして横断して,すぐにまた山道に入る。山道の入口に大きな看板が建っている。その看板に「王子製紙社有林」と大きな字で書いてある。この看板を見て,急に現実に引き戻されたような気分になる。「分かりましたよ」とウンザリする。
9時03分,山道に入ると直ぐに,和歌山から29里目の一里塚を通過する。そして直ぐ,9時07分に蛇形地蔵分岐(370m)に到着する。分岐から,ちょっと急な坂道をほんの少し登ると,蛇形地蔵(380m)がある。地蔵の前がちょっとした広場になっている。広場の縁には赤と青の幟旗が数10本棚引いている。社殿の周辺は大きな木立に囲まれていて,幽玄な気配が漂っている。鐘楼もある。
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<所々に王子製紙の案内板がある>
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<王子製紙社有林の案内板から山道に入る> <和歌山から29番目の一里塚>
■湯川王子跡
9時15分,蛇型地蔵を出発する。坂を下って,1分ほどで元の分岐に戻る。湯川を渡って左岸沿いの道を歩き続ける。なだらかな登り坂になる。9時21分に清川一族墓への分岐を通過する。私個人は,ちょっとこの墓に立ち寄ってみたかったが,同行者が何の関心も示さずにどんどん先に進んでしまうので,私も従うしかない。
少し登って,9時24分に湯川王子跡(370m)に到着する。大きな鳥居の奥に社殿がある。傍らに「皇太子殿下行啓の地」と書いた杭が建っている。ここで2分ほど休憩を取る。
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<蛇形地蔵尊>
■三越峠休憩所
9時26分に湯川王子跡を出発した私達は,かなり長い登り坂を登り続ける。9時35分に52番道標(485m)を通過し,そして,9時47分に自動車道路沿いの三越峠休憩所(555m)に到着する。休憩所は,やや荒れた感じの無人の建屋である。トイレは枯れ葉の吹きだまりになっている。
休憩所の中に入る。だが,立ち止まっていると寒くて堪らない。
9時55分に三越峠休憩所を出発する。直ぐに林の中の下り坂になる。
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<湯川王子の説明文>
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<皇太子行啓の碑> <三越休憩所>
■船玉神社
10時03分に54番道標(425m),さらに,10時10分に55番道標(340m)を通過する。そして,標高315メートル地点で,衣服調整のために立ち休憩を取る。10時19分,水場を通過する。近くに廃屋があるのが侘びしい。
私達は,さらに下り坂を下り続ける。 10時31分に57番道標(305m)を通過する。ここで音無川を渡って,川の右岸に出る。
10時48分,船玉神社に到着する。大きな立木に囲まれた大きな神社である。傍らにご詠歌を刻んだ石碑が建っている。
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<船玉神社> <ご詠歌の碑>
(つづく)
熊野古道:中辺路を行く(8) 第3日目(2)
湘南カラビナ隊 第3日目
11月21日(水)(つづき)
<三越峠を越えて>
■岩神王子跡
7時41分に仲人茶屋(540m)を出発する。また,杉林の中のやや急な登り坂が連続する。標高600メートル付近で,少し下り坂になり,再び九十九折りの登り坂になる。標高670メートルの小さな峠を越えると,かなり急な下り坂になる。
8時16分,下り坂の途中にある岩神王子跡(550m)に到着する。岩神王子跡は木立の中の平らな空き地になっている。小さな石碑と案内板がある。ここで暫く休憩を取る。
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<岩神王子跡>
■おぎん地蔵
8時20分,岩神王子を出発する。下り坂の階段道になる。杉林の中のなだらかな下り坂を進む。8時23分に46番道標(620m)を通過する。そして,8時26分,飛び出るように自動車道(575m)に出る。2分ほど自動車道を歩き,ふたたび古道(560m)に入る。
8時34分に47番道標(480m)を通過する。ここから谷間の下り坂になる。私達は,山間の川の右岸に沿って下り続ける。川面より少し高い場所をトラバース道が続く。岩を噛む川の音が絶えず聞こえてくる。
8時49分,おぎん地蔵に到着する。小さな庵の中に地蔵が鎮座している。
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<おぎん地蔵>
■蛇形地蔵
8時53分に49番道標(425m)を通過する。下り坂が続く。そして,9時丁度に自動車道に飛び出るようにして横断して,すぐにまた山道に入る。山道の入口に大きな看板が建っている。その看板に「王子製紙社有林」と大きな字で書いてある。この看板を見て,急に現実に引き戻されたような気分になる。「分かりましたよ」とウンザリする。
9時03分,山道に入ると直ぐに,和歌山から29里目の一里塚を通過する。そして直ぐ,9時07分に蛇形地蔵分岐(370m)に到着する。分岐から,ちょっと急な坂道をほんの少し登ると,蛇形地蔵(380m)がある。地蔵の前がちょっとした広場になっている。広場の縁には赤と青の幟旗が数10本棚引いている。社殿の周辺は大きな木立に囲まれていて,幽玄な気配が漂っている。鐘楼もある。
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<所々に王子製紙の案内板がある>
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<王子製紙社有林の案内板から山道に入る> <和歌山から29番目の一里塚>
■湯川王子跡
9時15分,蛇型地蔵を出発する。坂を下って,1分ほどで元の分岐に戻る。湯川を渡って左岸沿いの道を歩き続ける。なだらかな登り坂になる。9時21分に清川一族墓への分岐を通過する。私個人は,ちょっとこの墓に立ち寄ってみたかったが,同行者が何の関心も示さずにどんどん先に進んでしまうので,私も従うしかない。
少し登って,9時24分に湯川王子跡(370m)に到着する。大きな鳥居の奥に社殿がある。傍らに「皇太子殿下行啓の地」と書いた杭が建っている。ここで2分ほど休憩を取る。
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<蛇形地蔵尊>
■三越峠休憩所
9時26分に湯川王子跡を出発した私達は,かなり長い登り坂を登り続ける。9時35分に52番道標(485m)を通過し,そして,9時47分に自動車道路沿いの三越峠休憩所(555m)に到着する。休憩所は,やや荒れた感じの無人の建屋である。トイレは枯れ葉の吹きだまりになっている。
休憩所の中に入る。だが,立ち止まっていると寒くて堪らない。
9時55分に三越峠休憩所を出発する。直ぐに林の中の下り坂になる。
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<湯川王子の説明文>
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<皇太子行啓の碑> <三越休憩所>
■船玉神社
10時03分に54番道標(425m),さらに,10時10分に55番道標(340m)を通過する。そして,標高315メートル地点で,衣服調整のために立ち休憩を取る。10時19分,水場を通過する。近くに廃屋があるのが侘びしい。
私達は,さらに下り坂を下り続ける。 10時31分に57番道標(305m)を通過する。ここで音無川を渡って,川の右岸に出る。
10時48分,船玉神社に到着する。大きな立木に囲まれた大きな神社である。傍らにご詠歌を刻んだ石碑が建っている。
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<船玉神社> <ご詠歌の碑>
(つづく)
本年も宜しくお願い申し上げます。
おぉ、っと・・
flower-hllさんの記事と無関係なコメントになってしまい、たいへん恐縮です。お許し下さい・・・
我がブログの記事更新もままならない状態が続いたのですが、ようやく一段落しました。
昨年3月からはじめたNPO宮島ネットワークのご縁から、「安芸の宮島・歴史文化の勉強」を始めました。歴史文化満載の宮島には、美しい大自然もされています。ゆとりのなかった昨年は、これらに視線を向けるまでには至ってなく、今年は是非宮島のエコツーリズムにも挑戦したく思います。でもって今年は是非、せっかく宮島に通いながらも一度も経験したことのない山登り、つまり厳島の弥山に登ってみたいと思います。
弊ブログにお運び頂き有り難うございました。
遅ればせながら,新年おめでとうございます。
旧年中は,ブログを通じて,大変お世話になりました。
本年もどうぞ宜しくご指導下さい。
現役時代に広島を訪れた際,たまたま休日が挟まった折には,宮島へ,過去,数回訪れております。
厳島神社の裏手にある山を一度散策してみたいと思いながら,何時も時間がなくて,とんぼ返りを繰り返してきました。
これからは,もう訪れる機会はなかなかないと思いますが,バロン様のブログを,大変懐かしく拝見しております。
今後とも,是非宜しくお願い致します。