中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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初冬の鎌倉・獅子舞・番場ヶ谷の紅葉を楽しむ

2011年12月19日 09時51分20秒 | 鎌倉あれこれ

                               <天園から富士山を望む>

      初冬の鎌倉:獅子舞・番場ヶ谷の紅葉を楽しむ
     (ARENAオフミ・山旅スクール5期合同定例会)
          2011年12月18日(日) 
快晴

<散策地図>




<鎌倉駅から紅葉ヶ谷まで>

■鎌倉駅から歩き出す
 今日のメンバーは,ARENAオフミと山旅スクール5期同窓会合同である.
 集合時間の9時30分になってみないと,何人参加するのかハッキリ分からない.
 私は少々早めに家を出て,大船駅前のコンビニで,15枚ほどの地図をコピーする.15枚で間に合うか間に合わないのか見当が付かないが,まあこんなものだろう.
 横須賀線の電車で,大船駅から鎌倉駅へ移動する.電車にはハイキング姿の方々が結構沢山乗車している.
 9時頃,鎌倉駅に到着.まだ,集合時間には早すぎるので,駅ビルの一角にあるBecker'sにしけ込んで,1杯230円也のホットミルクをちびちび飲みながら時間を潰す.そして,集合時間10分前に,集合場所に赴く.今日の参加者は14名と盛況である.山旅スクール5期からは,ホッシーさん,野菜漬物さん,ノシイカさん,makoさんなど何時ものメンバー,ARENAからは幹事長のロングテイルさん,久々のサンベイさん,ヒルさん他数名の参加である.
 定刻までには全員集まったので,幹事長の挨拶の後,9時33分に,鎌倉駅前から歩き出す.

<混雑する鎌倉駅前>

■大塔宮で休憩
 今日の目的は,鎌倉紅葉見物.まずは,小町通りから,適当なところで右折して,若宮大路に出る.まだ,時間が少々早いせいか,観光客の姿はまだ疎らである.
 9時51分,鶴岡八幡宮に到着する.参加者の中には昨年倒壊した大イチョウのその後が気になる方もおられるので,大イチョウ跡を一回りして,白旗神社前,国宝館前を素通りして,横浜国大附属小中学校の前を通過する.
 西御門から清泉小学校脇を通り抜ける.源頼朝墓,荏柄天神などすべて通過して,10時26分,大塔宮(鎌倉宮)に到着する.ここで,トイレ休憩.

<鶴岡八幡宮大イチョウ跡>


<大塔宮>


<獅子舞を遡る>

■美しい紅葉を愛でる
 10時33分に大塔宮を出発,永福寺跡を経由して,10時45分に獅子舞谷入口に到着する.入口でコンクリート製の短い橋を渡り,二階堂川の左岸を登る.深く浸食された谷間を登りつづける.途中で川を渡し返して,左岸を登る.足許がドロドロの悪路は,山頂近くまで続く.
 やがて,急勾配で滑りやすい上り勾配の道になる.暫く登り続けると,獅子舞で紅葉が一亜番美しいところに到着する.
 ここで暫く見物休憩.
 例年に比較すれば,今年は少々寂しい紅葉である.それでも,それなりに美しい.一同感動しながら,紅葉した大木の梢を見上げる.

<獅子舞の紅葉>

■天園の展望台
 11時14分,天園の岩塊の上に到着する.ここから,暫くの間,眼下に広がる風景を楽しむ.遠くに富士山が見えている.
 何時も塔ノ岳山頂から見慣れている富士山に比較すれば,少々遠方の富士山だが,なかなかの偉容である.

<天園付近から獅子舞を望む>

<豪勢な昼食>

■大平山広場
 まだ時間は早いが,そろそろ昼食の場所を考えなければならない.最初,腰掛ける場所のある峠の茶屋に入ろうかとも,思ったが大平山の広場が良いという方々が多かったので,途中,トイレ休憩を取りながら,広場に移動する.
 今日は日曜日,もう広場には沢山のハイカーが集まっている.

<沢山のハイカーが集まる大平山広場>

■野菜漬物さんのご馳走
 広場の片隅に陣取る.上空には例によってトンビが飛来している.
 例によって,野菜漬物さんや主婦の方々から,数々のご馳走が提供される.
 今日は,歩行行程を少し長めに計画しているので,何時ものようにユックリと時間を取って昼食を楽しむわけにはいかないが,それでも,十分堪能することができた.

<野菜漬物さん他提供のご馳走>


<番場ヶ谷を下る>

■倒木が遮る吉沢川
 午後は,いよいよ番場ヶ谷下りである.
 12時04分,昼食を終えて歩き出す.
 当初,天園ハイキングコースを貝吹地蔵付近まで下って,お塔ヤグラを経由して,番場ヶ谷へ降りようかと考えていたが,幹事長に相談した結果,どうせなら,天園から下ろうということになる. 
 天園から横浜方面に向かう尾根道の途中から番場ヶ谷に下りはじめる.すぐに大きな倒木が行く手を阻む.倒木を回り込んで,谷筋に入る.すぐに吉沢川源流に到着する.ここから当分の間は急勾配の川の中を下る.
 最近,大雨が降ったらしくて,以前下ったときに比較して,川の様子がかなり変化している.所々,道路が流されていて,川岸と道路を交互に歩くところが続く.
 途中で,吉沢川の左岸から右岸へ,そしてさらにその先で右岸から左岸へと2回徒渉を繰り返す.高さ2メートル弱の断崖を,木の根や枝に捕まりながらエイヤッと登るので,一同,結構,面白がる.
 やがて,吉沢川の左岸を高巻きする道路になる.ここまで下れば,その後の道路状態は,かなり良くなる.

<秘境吉沢川上流>

■紅葉の秘境
 高牧道を降りて,吉沢川に出る.ここは紅葉の秘境である.
 例年の紅葉の見事さに比較すれば,比ぶべくもないが,それでも美しい紅葉に見とれる.
 足許の小さな池の水面は紅葉の落ち葉で埋め尽くされている
 「ここが,秘境の鎌倉湖ですよ」
と大真面目に冗談を言う.
 「あれ~っ・・・ここが鎌倉湖ですか?」
と冗談を真面目に受けた人が質問する.

<番場ヶ谷の紅葉>

<権兵衛山を経由して十二所神社へ>

■鎌倉霊園
 もし,ここまで草臥れている人が居たら,ここから谷間伝いに貝吹地蔵付近に登るか,あるいは,このまま川を下って十二所へ出るか,どちらかにしようかと思ったが,大方の人が,まだ,少々歩き足りないという.では,予定通りに歩きましょうということになる.
 池から往路を少し戻り,右折して急坂の鉄塔道を一気に登る.距離は大して長くないが,かなりの急勾配なので,急ぎすぎると息が切れる.
 案の定,先頭と後の間が伸びてしまう.尾根の上で全員が揃うのを待つ.
 今度は,急な下り坂である.後の方で,
 「登ったら,降りなければならないもんな・・・」
と言っているのが聞こえる.
 13時17分,下り坂を下り終えて,鎌倉霊園の東隅に到着する.近くにあるベンチを使わせて貰い,13時30分まで休憩を取る.

<鎌倉霊園>

■権兵衛山
 13時30分,休憩を終えて歩き出す.
 13時33分,近くのトイレで,トイレに行く人が多発.鎌倉駅に15時までに戻りたいと思っているがもうダメ.鎌倉駅到着を15時30分に延ばすことにする.
 トイレを終えて,13時41分,漸く鎌倉霊園から権兵衛山登山口に入る.長閑な登山道が続く.暫くはそれほど急勾配ではない登り坂が続く.
 「気持ちの良いところですね・・・」
と私の後のどなたかが言っている.
 すぐに山頂に達する.
 「これから滑りやすい下り坂になりますよ」
と一同に注意する.
 暫くの間,滑りやすい下り坂である.表面に苔が生えた鎌倉石の階段が落ち葉で埋まっている.注意して歩かないと滑るのは当たり前.滑るよと注意しているにもかかわらず,3人ほどが滑って尻餅をつく.

<権兵衛山を下る>

■十二所神社
 13時49分,滑る下り坂の道から,十二所神社の境内に飛び出すようにして到着する.ここで小休止する.

<十二所神社>

■パワースポット
 社殿の壁に新しい張り紙が取り付けられている.
 この張り紙の説明文によると,この社殿の欄間に彫られているウサギの像がパワースポットだという.
 「へえ~・・・そんなものか」
と思いながら,パワースポットなるものの写真を撮る.
 パワースポットを信じる人には,効能あらたかななのだろう.もともと,神仏はそれぞれの人の心の中にあるものだから・・・・

<パワースポット>

<天園ハイキングコースから護良親王墓へ>

■天園ハイキングコースへる

 当初の計画では,ここから金沢街道の裏通りを通って鎌倉駅へ戻るつもりだったが,
 「まだ,時間が早いですよ・・歩き足りないです」
という越えに押されて,
 「では,塩天園ハイキングコースへ出ましょう」
ということになる.
 とはいえ,暗くならないうちに鎌倉駅まで辿り着きたい.
 「少し,速く歩きますよ・・」
とお断りして歩き出す.
 一旦,金沢街道に出て,吉沢川の手前で右折する.右折した後,この道を真っ直ぐ進めば,先ほど通った番場ヶ谷に通じる.
 途中,黄色い菱形の板に「CATS」と書いてある立て札が立っているところを左折して山道に入る.この道は昔の塩の道だといわれいている(未確認).
 ジメジメとしていて荒れている登り坂を15分ほど登る.そして,14時08分,天園ハイキングコースに突き当たる.

<天園ハイキングコースへの登り口>

■護良親王墓
 天園ハイキングコースを瑞泉寺方面に進む.
 何時も瑞泉寺登山口に下山することが多いので,今回は理智光寺谷の住宅地へ下山することにする.
 このまま鎌倉駅へ向かえば,15時少し過ぎに到着できるなと胸算用するが,まだ歩き足りないような顔をしている人が居るので,内心で,もうこうなったら,「15時30分までに鎌倉駅に到着すればいいや」と割り切る.そして,
 「折角だがら,護良親王墓をお参りしましょう・・・」
と一同をけしかける.
 墓を詣でるには,長い石段を登らなければならない.結局,大半の皆さんが山頂にある護良親王の袴で登る.
 
<急階段を登る>                   <護良親王廟>


<護良親王墓の紅葉>

<大塔宮から鎌倉駅へ>

■再び大塔宮

 14時50分,大塔宮に到着する.トイレ休憩.
 境内で野菜を売っている.主婦の皆さんが,売り場を囲む.どなたかが,ここで買い物をしているようである.

<境内の野菜売場>

■小町通り「モア」でお茶
 荏柄天神前,清泉小学校前を通過して,再び,鶴岡八幡宮へ戻る.ここで宴会組と喫茶組に仕分けをする.宴会組はロングテイル氏が取り仕切る.喫茶組8人は,小町通り「モア」に予約を入れる.私は喫茶組.「モア」には,一昨日,五十三次洛遊会の皆さんと来たばかりである.
 15時16分,「モア」の前で解散.
 今日は女性軍の注文に惑わされて,普段,全く注文したことのない甘くてベタベタしたものを注文する.それに飲み物は,柄にもなく紅茶.というのも,今日,既に3杯もコーヒーを飲んでいるので,またコーヒーでは身体に障る.
 お茶をしながら,サンベイさんのARENAの昔話などで盛り上がる.
 考えてみれば,縁(えにし)とは不思議である.現在のARENAがあるのも,私が現役時代に「ビジネスプロセズリエンジニアリング」に関する論文を書いたことが切っ掛けになっている.この論文を見た某大手企業のユーザー会が,私の論文の実証研究を2年間にわたって開催してくれた.この研究会のメンバーが,現在の「ARENAオフミ」と「鎌っこ倉ぶ」に継承されている.サンベイさんは,ARENAのオフミ一番古いメンバーである.
 そんな昔のことを,話を伺いなが,ら懐かしく思い出す.

■大船駅経由で帰宅
 16時45分,お開きになる.
 この時間では,帰りに丁度良いバスがないので,横須賀線大船経由で帰宅する.
 今回で,今年のARENAオフミと山旅スクール5期同窓の旅は終わりである.
 気がつくと,今年の残りもあと僅かである.そろそろ年賀状の準備をしなければと,焦り出す.

<甘すぎて困惑した「モア」のデザート>
 
<ラップタイム>


 9:33  鎌倉駅歩き出し
 9:51  鶴岡八幡宮
10:26  大塔宮
10:45  獅子舞谷入口
11:27  大平山広場(12:04まで昼食)
11:37  番場ヶ谷入口
12:25  番場ヶ谷池
13:17  鎌倉霊園(13:41まで休憩)
13:33  鎌倉霊園トイレ(13:41までトイレ休憩)
13:49  十二所神社
14:07  天園ハイキングコース
14:31  護良親王墓
14:50  大塔宮
15:00  鶴岡八幡宮
15:16  鎌倉駅(「モア」)着

[散策記録]

■水平歩行距離
           11.4km

■累積登攀高度                        350m

■累積下降高度           350m

■所要時間(休憩時間込み)
  鎌倉駅発             9:33
  鎌倉駅着             15;16
  (所要時間)       5時間43分(5.72h)
  水平歩行速度      11.4km/5.72h=1.99km/h
                             (おわり)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d0c4e7739c8c3f80cd1f3c983c391c35
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/19a542177c64ec20c759b14cec750762

 



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