中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ブナと紅葉に癒される丹沢:塔ノ岳・鍋割山縦走(今年48回目)(2)

2011年12月01日 15時10分56秒 | 丹沢の山旅

                                  <鍋割山稜のブナ林>

    ブナと紅葉に癒される丹沢:塔ノ岳・鍋割山縦走(今年48回目)(2)
            (登り単独・下りT中さんに同行)
           2011年11月30日(水) 

 
(つづき)
※最初に,下記の記事をご覧下さい.ご覧になっている記事は,下記の記事のつづきです.
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/341adff78f81ca7ba63d953398c73864

<鍋割山>

■鍋割山稜へ
 10時34分,金冷シに到着する.
 どちらからともなく.
 「久々に,鍋割山を回ろうか・・・」
ということになる.一人ではなかなか億劫で廻る気にならないが,仲間が居れば話は別である.
 「行きましょう・・・」
と即断即決.本当に数ヶ月ぶりに鍋割り山稜に入る.
 暫くの間,穏やかな稜線歩きが続く.

<長閑な鍋割山稜>

■花立山を望む
 進行方向右手(北側)には,鍋割沢が見下ろせる.左手には大倉尾根が見えている.花立山荘から花立山の稜線が目の前に見えている.
 「花立山荘から花立山までの稜線も,ここから見ると随分長いね・・・」
とT中さんが言う.同感!


<枯れ枝の間から花立山を望む>


<鍋割り沢を見下ろす>

■大丸を越えブナ林へ

 坂道を少し登って,10時46分,大丸を越える.
 その先も,立派なブナの木が見える度に,立ち止まって,ブナの写真を撮る.素晴らしいブナ林が続く.大いに癒される.

<大丸山頂>

■小丸尾根分岐
 11時01分,小丸尾根の分岐を通過する.
 両側のブナ林がますます素敵になる.立派なブナを見つけると地べたに寝転んで仰向けになって写真を撮る.
 11時12分,小丸の山頂を通過する.

<地べたに寝転んでブナの梢を見上げる>


<ブナの大木>

■鍋割山山頂

 11時37分,鍋割山山頂に到着する.案外沢山の登山客が,山頂で休憩を取っている.
 鍋割山荘に入ってみる.小屋の主,K野さんは不在.名物「鍋焼きうどん」は,何時の間にか20円値上げして,1000円也になっているようである.
 11時41分,鍋割山頂から下山開始.

<鍋割山山頂:鍋割山荘>

<素晴らしい紅葉>

■紅葉の急坂を下る
 鍋割山から後沢乗越までの下り坂は結構急坂である.ときどき下から登ってくる登山者とすれ違う.
 高度が下がるにつれて,見頃を迎えた紅葉が目立ち始める.綺麗に紅葉した木を見つけると立ち止まって写真を撮る.
 「あっ・・・あそこに真っ赤な紅葉がある.こっちの黄色は○○という木ですよ・・」
とT中さんが説明してくれる.
 私には木の種類など,ほとんど分からないが,たとえばモミジといっても実に沢山の種類があるようだ.




■後沢乗越
 12時28分,後沢乗越に到着する.
 ここから,東側の斜面を下る.相変わらずの急坂の下りである.後に人の気配を感じる.俊足のK村さんである.暫くの間,K村さんを交えて3人でミズヒ沢へ向けて下り続ける.谷間の日陰道である.太陽が当たらないので華やかさはないが,所々で見事な紅葉が目を楽しませてくれる.

<本沢からの林道歩き>

■長い林道歩き
 12時47分,本沢の川を渡る.数年前から木の橋が作られていて随分と渡りやすくなっている.ここで,足の速いK村さんは,私たちより先に行く.ここから西山林道が始まる.
 13時00分,二股を通過する.ここにも少し長い木橋が作られているが,渡るとゆさゆさと揺れて,あまり良い気はしない.
 砂利道ながら自動車が通れる広い道になる.同時に単調で長い林道歩きの退屈な場所でもある.
 ただ,林道の両側の紅葉は,今正に見頃を迎えている.
 「ほら,あそこ,綺麗ですよ・・・こっちも,赤と黄色の紅葉ですよ・・・」
 感動した紅葉を,滅多矢鱈に取りながら歩くので,やたらに時間が掛かるが,感動の連続である.

<二股>


<林道沿いの紅葉>


<紅葉の谷間の眺望を楽しむ>

■大倉に下山
 県民の森の看板を通過したところの三叉路を右折する.もう少し先で右折して草道に入れば近道なはずだが,草に覆われていて草道への入口が分からない.すぐに引き返して,精気の道に入る.
 薄暗い林の中の道を暫く進むと,左手に荒れ地が広がり始める.つい数年前までは畠だったところである.右手の牧場からくさい臭いがしていたが,何時の間にかこの臭いもしなくなった.
 やがて,舗装道路に出る.道なりに辿って,14時17分,大倉に辿り着く.
 大倉発14時22分のバスに乗車する.先に行ったK村さんも同じバスである.
 「近々,大杉山へ行きたいなと思ってます・・」
とK村さんが言う.
 「健脚の方とご一緒に行くことをお薦めします.地図読みをシッカリしないと迷うので,そのお積もりで・・・」
とお話しする.
 …で,今の私には,あのコースを1日で踏破するだけの気力はない.日の長い時期に,中川温泉に前泊して,早朝から歩き始めれば何とかなるかな・・・と,思っている.

<ラップタイム>

 7:07  大倉歩き出し
 7:28  観音茶屋
 7:45  見晴茶屋
 8:14  駒止茶屋
 8:32  堀山の家
 9:15  花立山荘
 9:33  金冷シ
 9:51  塔ノ岳山頂着(9.84℃)
10:20     〃  発 
10:34  金冷シ
10:46  大丸
11:01  小丸分岐
11:37  鍋割山山頂着
11:41     〃   発
12:28  後沢乗越
12:47  本沢
13:00  二股
14:17  大倉 着

[山行記録]

■水平距離
 大倉→塔ノ岳     7.0km(片道)
 金冷シ→鍋割山   2.2km
 鍋割山→大倉    8.0km

■累積登攀高度
 大倉→塔ノ岳     1126m
 塔ノ岳→金冷シ      5m
 金冷シ→鍋割山    94m

■累積下降高度
 塔ノ岳→金冷シ 120m
 金冷シ→鍋割山    188m
 鍋割山→大倉     1126m

■登攀所要時間(撮影時間を含む)
 大倉   発       7:07
 塔ノ岳  着       9:51
 (所要時間)  2時間44分(2.7350h)
 水平歩行速度  7.0km/2.73h=2.56km/h  
 登攀速度   1269m/2.73h=464.8m/h

■下降所要時間(休憩時間を含む)
  鍋割山  発       11:41
  大倉   着       14:17
 (所要時間)  2時間36分(2.60h)
 水平歩行速度    8.0km/2.60h=3.08km/h
 下降速度   1126m/2.60h=433.1m/h
                              (おわり)

「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/341adff78f81ca7ba63d953398c73864
「丹沢の山旅」の次回の記事
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