中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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岩練in廻り目平(2)

2007年05月18日 22時21分44秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

                    岩練in廻り目平(2)
                 (山旅スクール挑戦コース)
           2007年5月17日(木)~18日(金)

第1日目 5月17日(木)
 曇り時々雨

■小海線信濃川上駅へ
 Flower-hillは日頃から近場の山を頻繁に登っているにもかかわらず,岩場歩行が苦手である。これまでも度々ストーンマジックや日和田山で行われる岩登り練習に参加してきたが,それでもこの苦手意識を解消できないでいる。そこで,この度山旅スクールで実施された廻り目平での岩登り練習に参加することにした。
 カラビナ各種,スリング数本,ヘルメットなどの安全セット一式をリュックに納めて,早朝に家を出発する。横浜線,中央線,小海線を乗り換えて,11時22分に信濃川上に到着する。小海線の車内は,年輩者の観光客で満席であった。信濃川上駅はノンビリとした長閑な駅である。
 信濃川上駅からギザギザとした岩峰が連なっているのが見える。周囲の新緑が素晴らしい。ただ,天候が思わしくなく,雨が今にも降り出しそうである。

■屋内練習場で練習
 今回の「岩練in廻り目平」の参加者は約10人,山岳ガイド2名がスタッフである。 一同大型タクシーに乗車,11時33分に信濃川上駅前を出発する。千曲川の上流に向かって東へ進み,「あちばけ湖」付近から支流の金峰山川に沿って南へ進む。そして,11時58分に廻り目平入口近くにある岩根山荘に到着する。
 本来なら更に上流にあるフェニックス岩で岩登りの練習をする予定であったが,昨夜からの雨で岩場がかなり濡れているし,これからも雨が降りそうなので,岩根山荘近くにある屋内練習場で練習をすることになった。
 まずは,クライミングシューズを使って,人工壁を利用して5.9程度を繰り返し登る練習をする。ついで,ヌンチャクを設置し,解除する練習を行う。岩登りがヘタな私は,どうしても手に力が入る。練習が終わる頃には,上腕部から肩に掛けて疲労が貯まってくる。
   
            <屋内練習場の風景(1)>
                 ※ガイドがデモンストレーションをしている。 

   
             <練習風景>

 途中から激しい雨が降り始める。スレート張りかトタン屋根か分からないが,屋根の叩き付けるように降る雨の音がうるさく室内に響き渡る。こんな雨の日にわざわざ遠い信濃川上まできて,屋内練習場で練習をするなんて随分馬鹿げているな・・・東京近郊にも,同じような施設が沢山あるのに・・・,と愚痴を言いたくなる。

■金峰山荘へ
 16時30分頃,屋内練習場での練習を終わる。激しく降っていた雨も,いつの間にか止んでいる。私達は,金峰山荘まで,ガイドの自家用車に3~4ずつ分乗して,ピストン輸送をして貰う。

             <金峰山荘の看板>

 私を含めて4名は金峰山荘に宿泊する。残りの6名とガイド2名はバンガローで自炊である。
 宿泊組4名は,16時40分頃,金峰山荘にチェックインする。1室に2人で宿泊する。
 まずは風呂に入る。少々温めだが,私達以外に入浴客が居ないので,ノンビリと風呂を楽しむ。
 18時から夕食。食堂に入る。先客の外人さん男女2名が席に着いている。私達4人は,外人さんの座った席から少し離れたところに座る。
 「こんにちは,どちらからお出でですか・・?」
と挨拶する。
 「アメリカからです・・クライミングにきました」
との返事である。明日,神戸へ帰る予定とのことである。
 夕食は素晴らしかった。コクのある味が楽しい。

            <金峰山荘の夕食>
          ※天ぷらはないが,エビ,白身の魚,刺身,豆腐など
           美味しい料理が並ぶ。
 


■バンガローを訪問
 夕食後,バンガロー組を訪問する。山荘を一歩出ると外は真っ暗。何時の間にか雨が上がり,満天の夜空が美しい。金星だろうか,まるで街灯のように明るく光り輝いている。
 バンガローに入ってみる。丁度,夕食が終わったところらしく,まだ食器が散らかったままである。
 「こちらに座りなさい・・・」
と奥の方に座らされる。
 バンガローの広さは6畳ぐらいだろうか。かなり狭い。今日は同じ大きさのバンガローを2棟借りて,分かれて宿泊するとのことである。

              <バンガローの内部>
            ※丁度夕食が終わったところ


 このバンガロー,質素ながらシッカリと建てられている。窓や壁も直角なところは,キチンと直角に作られている・・・こんな当たり前のことに,私はえらく感心している。というのも,つい1ヶ月ほど前に訪れたパプアニューギニアで宿泊したロッジの印象が強かったからである。

■コタツで雑談
 30分ほどバンガローで雑談した後,金峰山荘に戻る。
 宿泊組4名は,コタツに入って,暫くの間,雑談をする。話題の殆どが山のことだから恐れ入る。皆,心底から山登りが好きなようである。
 21時頃,自分の部屋に戻り,就寝。
                          (つづく)



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