中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ウイルヘルム山登頂記(12):ゲグルスグルへ(8)

2007年03月02日 06時53分01秒 | パプアニューギニア:ウイルヘルム山
           ウイルヘルム山登頂記(12):ケグルスグルへ(8)
                        美味しい夕食
              2007年2月10日(土)~17日(日)

第3日目 2007年2月12日(月)(つづき)

■ベティ小屋に到着

 ポートモレスビーから約9時間,泥んこで石ばかりの道をドライブして,漸くベティ小屋(Bettty’s Lodge)に到着した。ベティさんは,所用があって,残念ながら,今日は不在である。
 ロッジの広さは300~400平方メートルくらいだろうか。幅4メートルほどの広いテラスが付いている。テラスへ上ると,手前から広間,客室2室が続く。客室には2段ベッドが6基並んでいる。日本の一般的な山小屋に比較すれば,ずっとゆったりしていて快適である。まずは入口で靴を脱いで広間に入る。夕方にならないと電気が通じないので,室内はかなり薄暗い。入口から向かって左側に男女別のシャワーとトイレがある。奥には食堂,キッチンが並んでいる。食堂の脇には少人数が泊まれる客室が2室並んでいる。私達男性6人には,一番奥の客室1室が割り当てられる。

           <ベティ小屋の客室>

 テラスから外を眺める。緑で被われた素晴らしい環境である。遠くどこからともなく川の流れる音が聞こえてくる。日本では聞いたことのない啼き方をする鳥が沢山来ている。どこか椋鳥に似ている鳥である。 まずは,室内で自分の寝場所を確保する。全員がベッドの下段に収まる。私は入口に近いベッドの下段になる。ベッドで自分の荷物を,ざっと整理する。

■広間でお茶
 丁度,整理が一段落した頃,
 「・・・お茶で~~す・・・」
というケイの声が聞こえる。
 そこで,17時31分,広間の奥にある食堂で,コーヒー,紅茶を賞味する。暫く雑談をしていると,従業員が,
 「・・・そろそろ夕食の支度をするので,広間の方でご歓談下さい・・・」
と私達を促す。
 私達は,広間へ行って,薪ストーブで暖を取る。何時の間にか,2人の若い白人男性が居る。彼らはオーストリアからウイルヘルム山登山に来たとのことである。どうやら,私達の荷物車に同乗してきたようである。

■美味しい夕食
 18時30分から夕食である。
 まずは素晴らしいランチョンマットの絵に驚く。海底の様子を描いた絵である。この国に来てから,至る所で芸術性豊かな物品にお目に掛かっている。これは驚きである。

       <素晴らしいランチョンマットとマスの塩焼き> 

 メインディッシュは,マスの塩焼きである。聞くところによると,ベティさんは,このロッジ近くでマスの養殖をしているそうである。私達が日本人なので,お箸が用意されている。オレンジジュース,ミニキャベツ,ニンジン,イモの天ぷら,ソラマメ,微塵切りのニンジンやパセリが浮いた美味しいスープなど鹿数も多く,とても美味しい。特にスープが美味しいので,3杯もお代わりをしてしまう。夕食は大満足であった。

             <美味しい夕食>

■オーストリアからの登山客と雑談
 夕食後,オーストリアから来た2人を交えて雑談をする。彼らは是非日本へ行ってみたいという。
 「・・・良いですよ,是非,日本へ来てください・・・・山へも一緒に行きますよ・・」
と約束する。
 ベティ小屋に着いた頃から降り出した雨が,本降りになってきた。明日は間違いなく雨になりそうである。
 20時30分頃,自分のベッドに戻り,明日のポーターに持って貰う荷物と,自分が背負っていく荷物を仕分けをする。20時40分頃,トイレに行く。何とか通じがあってホッとする。それにしても,何とも開けっぴろげなトイレである。簡単な仕切があるものの,向こう側のトイレが丸見えである。シャワールームの中も良く見える。この辺りは文化の違いだろうからやむを得ないなと納得する。
 20時50分頃,自分のシュラフを出して就寝。
 長い1日が終わった。
                      (つづく)


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