中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉:再び北野神社・青蓮寺・熊野神社を巡る

2009年02月16日 06時26分20秒 | 鎌倉あれこれ

                  <青蓮寺付近で見掛けたネコ>

       鎌倉:再び北野神社・青蓮寺・熊野神社を巡る
           (山旅スクール5期有志他)
           2009年2月14日(土)

■あれ・・天気が良いぞ

 今日は2月14日(土).昨夜の天気予報では,午前中は風が強くて雨.そのため,今日行われる予定だった「鎌っこ倉ぶ」の定例会は,早々と明日に延期されていた.ところが,夜が明けると,朝からピカピカの素晴らしい天気である.それだけでなく,季節外れの暖かい1日になりそうである.
 そうなると,家にジッとしているのは如何にも惜しい.そこで,私は.7時30分頃,山旅スクール同期のIさんと,浄明寺の山仲間,仙人の2人に,
 「・・・良い天気ですね.これから鎌倉に出てきませんか.大船南西部にある北野神社,青蓮寺,鎌倉山辺りを散策しましょう・・・11時頃,大船まで出てきませんか?」
と携帯メールでお誘いする.
 郊外を歩きたいという希望は,皆,同じだったようで,ほどなく,山旅スクール5期のIさんとDさん,それに仙人のお三方で,散歩をすること決定.

■大船から歩き出す
 11時に大船駅で待ち合わせる.今日は土曜日.大船駅は沢山の旅行者で混雑している.やや遅れて,11時16分に大船駅から歩き出す.大船駅西口から柏尾川沿いに南南西に下る.11時28分に河岸にある塩竃神社を通過する.この神社の祭神は,塩土老翁神(シオツチノオジノカミ)他,勧請年月は不詳.宮城県の塩竃神社からお礼を受けて祀ったという(鎌倉市史編纂委員会,1959,pp.142-143).
 さらに柏尾川沿いに歩き,大船フラワーセンター付近の陸橋を通って,東海道本線の線路を渡り,鎌倉市武道館脇から山崎に抜ける小径に入る.

                    <大船の塩竃神社>

■天神山の北野神社
 途中から天神山山頂に向かう登り坂の枝道に入る.舗装道路はすぐになくなり,やや急傾斜の山道になる.ここをほんの5分ほど登ると北野神社に到着する(fkower-hill_2005,2009).
 境内で一休みした後,2月3日に仙人と一緒に歩いたときと同じコースを辿って,三菱電機鎌倉製作所裏に下山する.
 下山途中の山中に,四国八十八箇所巡りと思われる石碑が沢山散乱している.これらの石碑が,何時頃,誰によって作られたものかは,手持ちの資料では分からないが,そんなに昔のものではなさそうである.せいぜい明治,大正時代のものと思われる.
 短いけれども,急なザレ坂を下ると,Iさんが,
 「こんな急な変な所を通るとは思わなかった・・・」
と愚痴をこぼす.
 「・・・でもまあ,私と歩くときは,一寸ばかり変な所があると思った方が良いですよ・・」
と答える.

     <北野神社の板碑>                 <泣き塔>

■泣き塔付近で昼食
 町屋の三菱電機関連の会社や社宅が並ぶ一角を通り抜けて,泣き塔のある運動公園に出る.運動公園では,子ども達の野球大会が行われている.白いユニフォームを着た子ども達や父兄と思われる方々が沢山集まっている.
 まずは,広場の片隅にある泣き塔を見学する.泣き塔の周りには金網が張り巡らされているので,金網越しに泣き塔を眺める.もっとも,ここは鎌倉市教育委員会の許可を得れば柵の中に入って,泣き塔を間近に見ることもできるが,許可を得るのは面倒なので,外から眺めるにとどめる.
 広場の一角で,やや遅めに昼食を摂る.
 お二人の主婦から,いろいろなネーベンが提供される.食べ物なら何でも美味しく食べられる私は,大歓迎.頂戴したものは全部食べてしまう.
 時折,広場の向こうをモノレールの電車が通過していく.同行のお一人が,
 「あれは,横須賀線!?」
と質問する.
 「あれ~ぇ・・・この方の頭の中の地図はどうなっているんだろう」
と想像すると,思わず腹を抱えて笑いたくなるが,ジッと我慢する.

                     <椿地蔵>

■江ノ島街道から青蓮寺へ
 13時15分,昼食を終えた私達は,運動公園を出発する.深沢から水道道路を西へ進み,手広交差点手前で藤沢鎌倉道に出る.そして,椿地蔵から旧江ノ島街道に入る.江ノ島街道は手広の閑静な住宅地の中を南へ通じている.
 先へ行くほど,道路幅は狭くなり,やがて山裾に突き当たって,左右に分かれるT字路になる.T字路を右折,自動車の往来が多いバス道路を横切って青蓮寺を拝観する.ここの庭で一休みする(青蓮寺の説明はflower-hill_2005の前回のブログ).

                     <青蓮寺の梅>

■巡礼道をそぞろ歩き
 14時17分,青蓮寺を出発して,青蓮寺の東側に広がる台地に入る.
 相変わらず,小径は長閑である.梅の花の見頃は過ぎてしまったが,それでも,日長一日,のんびり昼寝していたいような野原が広がっている.路傍には,ところどころに庚申塔が安置されている.この道が巡礼道であったことは確かであろう.
 畠の中の小径を辿って,鎌倉山ロータリーに出る. ここから,笛田の谷に下る.

                    <巡礼道を歩く>

■深沢でお茶
 私は,Iさんと,Dさんに,
 「もう少し歩きますか,それとも,そろそろ深沢辺りまで戻って,(散策を)終わりにしますか」
伺う.皆さんが,
 「もう,散策は十分.深沢でお茶しよう・・」
ということになる.
 裏道を辿って,深沢に戻る. 深沢の天狗でお茶.ドリンクバーは336円とお得な値段であった.

[ラップタイム]

11:16  大船駅歩き出し
11:28  塩竃神社
11:56  北野神社(12:06まで休憩)
12:25  深沢運動公園(
13:15まで昼食)
14:07  青蓮寺(14:17まで参拝)
15:00  鎌倉山ロータリー
15:40  深沢「天狗」(16:15までお茶)
16:25  深沢運動公園(解散)

[散策記録]

■水平歩行距離
      8.0km
■累積登攀・下降高度   軽微

■所要時間(休憩時間込み)
 大船発         11:16
 深沢運動公園           16:25
 (所要時間)   4時間09分(4.15h)
 歩行速度    8.0km/4.15h=1.92km/h

 [参考文献]
鎌倉市史編纂委員会(編),1959『鎌倉市史:社寺編』吉川弘文館
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/b12e0a6baff7f414f95c14a3a145f03a
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/44bb7bbd49a33eaa09989dffeef771f4



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