
<第14回初日に通過する関ヶ原古戦場>
中山道六十九宿巡り(第13回;第14回);事前打ち合わせ
(五十三次洛遊会)
第13回;2012年6月22日(金)~24日(日)
第14回;2012年9月15日(土)~17日(月)
事前打ち合わせ;2012年5月29日(火)
遅々として進まないようで焦れったく思えていた中山道の旅も,月日を積み重ねる内に,“上がり”の京三条大橋も,何となく射程距離の範囲に入ってきたなと実感している.
今日は幹事役を務めているメンバー3人で,間近に迫った6月の第13回,および秋9月に実施予定の第14回中山道の旅の下打ち合わせを行った.
今回の打ち合わせは主として,第14回の内容である.
第14回は,江戸から57番目の垂井宿から歩き出して,66番目の武佐宿まで,約50キロ余り,2泊3日で歩く予定である.途中に関ヶ原がある.この辺りの史跡を見て回るのも,楽しみの一つである.
まずは,計画の建て方について,少し触れておこう.
私たちの計画は,大まかに区分して,以下の2ステップで立案している
■第1ステップ;大日程計画の立案
おおまかな大日程計画は,トップリーダーのIさんが,第1回目の日本橋から歩き始める前に作成済みだが.途中で,昨年の東北大震災があったこともあって,当初の計画は大幅に遅延した.そしてその都度,大日程計画の加除修正を行っている.
■第2ステップ;詳細計画立案(各回)
今回の会合は,主として9月に開催予定の第14回の旅の内容を決めるのが目的である.今回決めた内容を,参加メンバー全員に,第13回の旅行中に周知徹底することになっている.
立案内容は,
*日ごとのルートのチェック(歩行距離,坂道の有無,主要見所など)
*宿泊場所の選定と手配
*現地へのアクセス,宿泊場所への移動方法
*昼食,休憩所の場所などのチェック
*気候,環境などの推定
*現地タクシー会社の調査
*交通機関(電車・バス)の運転状況・時刻表
など,かなり多岐にわたる.
これらを,3人で手分けして行う.
事前打ち合わせは,15時から藤沢駅近くの喫茶店で,小1時間費やして行われた.残念ながら,16時から始まるテレビ番組「水戸黄門」は見ることができない.
「ならば,録画すればいいじゃないか・・」
とすぐ言われそうなので,急いで言い訳をするが,録画してまでも見たいとは思っていない.
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さて,私の担当は・・・である.
私は,25000分の1の地形図に,各種資料を参考にして,中山道のルートを落とし込むことから始まる.ルートが確定できたら,各地の主要な見所を地図の上に落とし込む.そして,パソコンを使って,想定したルートの歩行距離,累積登攀高度,累積下降高度を計算する.使用しているソフトは市販の「カシミール」である.
もちろん,6月開催の第13回の資料は,すでに作成済みで,複写と配布をして頂くメンバーにお渡ししてある.
私は数日前から,第14回の詳細資料も,できるだけ早く作ってしまいたいので,かなりの馬力を入れて作業し続けてきたが,何せ,山へも行きたいし,水彩画も仕上げたい・・・で,閑なはずが,閑が閑を呼んで,ヤケに多忙な毎日になってしまった.
それでも,5月29日午前中までに,A4版の大きさの地図,約20枚を何とか完成させた.正直なところ,論文を何本も書けるほどの,えらくきつい作業であった.作業をしていると,頭がボーッとしてくる.そうしたら,座っている向きを180度変えて,今度は書きかけの水彩画に手を入れる・・・こんなことを,数日にわたって続けてきた.
■初日;2012年9月15日歩き出し
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(この間,約20枚)
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■3日目:歩き終わり
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打ち合わせは無事に終わった.
私も肩の荷が降りて,何となくすっきりした気分になる.これで,滋賀県の武佐宿までは,何とか辿り着けそうである.残りは,今年11月開催予定の第15回で,無事,京都三条大橋まで辿り着けるだろう.
先が見えてくると,完歩する喜びと,今回の中山道の旅が終わったら,何処を歩こうかと,もう,次のことが気になり始める.別に,何もしなくても構わないのだが,折角,街道歩きを始めたので,例え同行者が居なくても,一人旅であちこち歩き回るのも悪くないなと思っている.
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今日,5月30日(水)も,天気が良さそうである.
ならば,これから支度を整えて,塔ノ岳に出掛けようかと思っている.今年27回目の塔ノ岳詣でである.
今,午前4時.玄関前にバイクが停まった.新聞配達である.
(おわり)
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