中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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新緑の鎌倉:鎌倉中央公園

2009年04月13日 06時49分02秒 | 鎌倉あれこれ

                   <花の絨毯:鎌倉中央公園入口>

           新緑の鎌倉:長閑な鎌倉中央公園
               (単独ブラリ旅)
            2009年4月12日(日)

 今日から「鎌倉まつり」である.若宮大路辺りまで出掛けようかと家を出た.途中で,人混みの中を歩くのも何となく気乗りがしないので,鎌倉中央公園を抜けて,大船までブラリブラリと散策した.
 公園入口の花壇には,ボランティアの方々が丹誠を込めて咲かせた花々が植えられている.鮮やかな花を眺めていると,いよいよ春真っ盛りだなと実感する.

 柔らかい春の陽ざしを浴びている園内の広場では,ご近所の家族連れが楽しそうに遊んでいる.子ども達がとても可愛い.

               <鎌倉中央公園の広場で遊ぶ近所の家族連れ>


                   <公園の周囲の新緑が美しい>

 鎌倉中央公園を通り抜けて山崎口から外へ出る.谷戸の住宅街を通り過ぎて,薬師堂跡に到着する.今は,小さな石塔の破片が残っているだけの変哲もない空き地に成っているが,ここは高野山慈顔院の末寺,薬師堂があった場所である.
 ここには,鎌倉十体の一つといわれる薬師像と,運慶作と伝えられる像高30センチメートルの十二神像が安置されていたという(小林,1996,p.146).小林氏によれば,その後,薬師堂の維持が困難になり,これらの像は,台の東渓院に移された.しかし,東渓院も廃されたために,東渓院の山門,仏像などが,台の光照寺に移されたという.また,ここには江戸時代の高札場があったと伝えられる.
 そんな歴史の襞を思い浮かべながら,暫くの間,空き地を眺めている.

                       <薬師堂跡>

 大船病院前の裏道を台に向かってブラブラと歩く.跨線橋をわたって,大船駅近くの中通りに入る.八百屋が並んでいる辺りは,買い物客が集まっていて,まともに歩けないほどの混雑である.混雑を避けようとして,駅前広場に出る路地に左折する.
 そのとき,八百屋の店先に,3個100円で売っている伊予柑を見付ける.随分と安いので,ついつい衝動買いをする.

                 <衝動買いした100円の蜜柑>

 その後,蜜柑をぶら下げたまま,ヤマダ電気と西友の店をブラブラ歩きをする.
 最後は,駅前の某喫茶店に入り込む.店内は席が取れないほど,混雑している.あyっと席を確保して,コーヒーを味わう,小腹が空いたので,あんパンも,ついでに購入する.

                    <某喫茶店のコーヒー>

 改めて店内を見回すと,年輩者がかなり多い.私の席の隣では,70才代の爺さんが,爪楊枝で,頻りに歯を突っつきながら,チュウ,チュウと音を立てている.それを見た途端に,吐きそうになるほどの嫌悪感に襲われるが,爺さんを見ないように顔を背けながら,コーヒーを味わう・・・が,落ち着かないので席を移動する.
 それはともかく,コーヒーの味は,明らかに小町通の「ドミンゴスさんのコーヒー」の方が,数段,美味しいなと実感する.

 帰宅してから,早速,100円の蜜柑を賞味する.水気が少なくて,多少,バサバサしているが,値段が値段なので,まあこんなものかと納得する.

 それにしても,日長一日,無目的にブラブラとしていた.私は自分のだらだら生活に呆れるばかりである.一度しかない人生を,こんなにフラフラと過ごしていて良いのだろうかと反省することしきりである.
                      (おわり)
[参考文献]

小林伸男,1996『神奈川ぶらりーウオーキング鎌倉・江ノ島・藤沢編』神奈川図書

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f9061649d637f1ff6908998be436388a
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