中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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天城山縦走(6):初冬の天城山縦走(1)

2006年12月24日 10時03分38秒 | 関東・伊豆箱根・上信越
           こぼれ日と日だまりの散歩道

                 天城山縦走(6)
 
               初冬の天城山縦走(1)

                湘南カラビナ隊忘年会
            2006年12月18日(月)~19日(火)

第2日目:12月19日(火)

<初冬の天城山縦走(1)>

■本太刀山荘を出発

 散策第2日目。12月19日。
 行程の都合で,早出しなければならない私達は,昨日コンビニで購入した朝食を,それぞれの部屋で摂る。flower-hillは,けんちん汁,おむすび1個,ピーナッツバター入りのパンだけの簡素な朝食で済ます。

         <ささやかなコンビニ朝食>
 7時26分に本太刀荘を出発する。昨日と同じように,水生地下まで,旅館のバスで送ってもらう。7時43分に水生地下に到着する。装備を調えて,7時47分に水生地下を歩き出す。昨日歩いて下った舗装道を,今度は登り返して,8時丁度に水生池の広場に到着する。広場の隅の三角点(標高650m)を確認する。

          <水生地の広場>
 8時01分に広場を出発する。暫くの間は,林道歩きである。道路一杯に落ち葉が降り積もっている。落ち葉を踏みしめながら緩やかな登り坂を暫くの間登り続ける。途中で何か作業をしている2~3名の男性に合う。ときどき,「ぴ~」と笛を吹いている。
 「何をしているんですか・・・?」
と誰かが尋ねる。
 「犬を呼んで居るんだよ・・・」
 どうやら,いのししと鹿の狩猟をしているようである。

■御幸歩道を歩く
 8時24分に御幸歩道入口(760m)に到着する。ここから階段道の山道になる。本谷川支流の右岸に沿って登る。やっと山中をハイキングしている雰囲気になる。国有林の薄暗い杉の木立の中を登り続ける。木製の階段をユックリのんびりと進む。8時31分,林の中の空き地で,衣服調整のために3分ほど休憩を取り,歩き続ける。
 前方に数台の自動車と5~6名の男性が,何か作業をしている。やはり,イノシシと鹿の猟をしているようである。
 歩き続けると,いつの間にか廻りの木立は,杉からブナに変わっている。
 9時05分に道幅の広い林道と交差する。そのまま山道を登り続ける。尾根から少し下の斜面に沿って,のどかなトラバース道が続く。周囲のブナ林が何とも美しい。大きなシャラの木も沢山自生している。木肌にさわるとヒンヤリと冷たい。

■ブナの木の群生地
 うねうねと続く尾根沿いの道を歩き続ける。途中からアセビの緑のトンネルを潜りながら進む。9時24分頃,大きなブナの木が群生しているところに出る。このとき,私は先頭を行くドッジさんから30メートルほど後を歩いていた。私は,
 「大きなブナの木がありますよ・・・ちょっと見ていきませんか・・」
とドッジさんに声を掛ける・・・が,ドッジさんは気がつかない。
 登山道から少し外れて進行方向左手に入る。そこには,ブナの大木が立っている。この大木に,何とも言えない畏怖の念を抱いてしまう。この大木の廻りには,大きなブナが沢山生えている。
     
         <ブナの大木>
■八丁池
 やがて,山道が緩い下り傾斜になる。突然,木立の間から湖面が見え始める。八丁池は,当初,小さな沼程度のものだろうと想像していた。しかし,どうやら想像していたよりも,ずっと大きな池のようである。

          <氷結した八丁池>
 9時54分,八丁池の湖畔に到着する。岸近くの池の水は厚く氷結している。日の光が凍り付いた湖面で反射して眩しく光っている。池の風情があまりにも素晴らしい。湖畔のあずま屋で,早めの昼食を摂ることにする。ジッとしていると湖面を渡って吹いてくる微風も寒く感じる。
 傍らに昭和天皇行幸記念碑が建っている。
                        (つづく)


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1 コメント

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Unknown (名無し)
2013-04-20 14:41:33
鹿対策に早く狼の導入を! 懸念がある人は日本オオカミ協会ホームページの"Q&A"や「森とシカtoオオカミⅡ」を参照
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